寝床に入ると娘はすぐにすり寄ってきた。「おっ?こらこら…」
「娘がお父さんに甘えてるだけだもん」そう言って腕や脚を絡ませてきた。
「おい…娘とはいえ年頃の女の子にそんなことされたら、
お父さんだって困るよ。こんなにおっきくなったんだから」「胸が?」「ばか、身長だよ」
「だってお父さん、さっきから私の胸見てるから」指摘されて赤くなり、言葉に詰まった
自分に助け舟を出すように「六年生の頃から急に大きくなっちゃった。
今生理前だから特に張ってる」と言いながら自分の乳房をマッサージするような仕草をした。
娘の口から「生理」という言葉がでたことに軽くショックを覚え、会わないうちに成長、発育
したことを実感した。その間も娘はグイグイ体を押し付けてくる。
娘としてというよりも何か違う感情があるようなネットリとした甘え方だ。
「…何かあったんじゃないのか?」娘は答えなかった。だがしばらくしてポツポツと語り出した。
娘が言うには、離婚後元妻、つまり母親は何人かの男と交際したが、
決まって男達は娘の方へ関心が移り、面倒になる前に母親とは別れてしまうというのだ。
またその男達は中年ばかりで、なんとなく自分に似たタイプだともいう。
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