その後、田中が焼酎の飲み過ぎで、ダウンしてしまったため報告会は終了とならざるを得なかった。いつの間にか、リーダーに踊り出た年少者の恭平が、今回の同好会の総括をした。私と吉川の無能ぶりに、そろそろ恭平も気がついたようだ。
「えーと。今日は田中さんの実績を詳細に聞くことが出来て、有意義な会となりました。実績第一号です。
しかしながら、幾つかの疑問点も残りました。
まず、ハイヒールと金縁眼鏡だけを身につけた全裸の友枝さんが、自宅迄どのようにして帰りついたのか?田中さんによると、乳房は微乳だけど。友枝さんのデルタ地帯は、剛毛に覆われているとのこと。
夜目にも目立ったんでは。ないでしょうか?」
さっき迄下半身をユラユラさせて、喋りまくっていた田中は、前のめりになり鼾をかき始めた。話ながら、ズボンの中で、しきりにぺニスを持て遊んでいたので。。右手は、中に入ったまま。。というのが、かなり情けない。
「二つ目は、田中さんが友枝さんの中にゴム無しで射精したのか?また何発出したのか?そして、三つ目は。今でも継続的に二人はセックスしてるのか?どうか?
最愛のお母さんを、よりによって変態男の田中さんに寝とられた健一さんの心中は、察するに余りあります。何せ汚いチンポが入ったわけですから。」
恭平が、私の顔を気の毒そうに見た。中々気配りも兼ね備えた好青年だ。
「いやいいんだ。こんなアブノーマルな会に加入してれば。いつかこんな日が来ると思ってたし。。母の使い古した○んこで、友人が興奮してくれれば、会の発展に繋がるわけで、いいと思うよ。。。そんなことより恭平!明日にでも、田中から今の三点についてヒアリングして、結果を俺と吉川にメールしてくれたまえ
!」
私は、冷静さを装いながら、まるで職場の上司然と指示を出した。
「はい!わかりました。えーと、それから。私の方から、企画が2つあります。宜しいですか?」
最近見直したのが、恭平のプラン・ドウ・チェックのビジネス的な展開だ。学生の分際で、誠に、秀逸である。所属しているバスケット部の運営を取り仕切っているし。。来年入社予定のIT関連企業においても、その才能を開花させることは間違いない。田中あたりの後塵を拝するよりも、もっと優良企業に就職出来たのではないか。
「プラン1は、健一さんに高木由美子の面接に、合格してもらって。必ず、セックス迄行き着いてください。面接の詳細は、後日メールします。
プラン2は、吉川さんと久美さんの交際について、中途半端になっていると聞いています。以前から仲介者が、健一さんらしいので、早速の推進をお願いします。いずれも、8営業日以内に完了させるよう、お願いします。」
「なんで8営業日なの?」不審げに吉川。
「あっすいません。金融業界や不動産業界のクーリングオフから来てて、深い意味はないんですが。ものごとを遂行するのに、〆切というかデッドエンドとして適当な時間だと思って。。
まあ。プランの進捗状況を見ながら、次々に手を打ったり、修正して行きましょう。お二人の先輩からも、新たな戦略・戦術を練ってほしいところです!」
恭平の目は、明らかに私と吉川の無能さを見透かしたかのように。馬鹿にした目だ。
「しかし、官能作家の高木由美子さんは、本当に俺にセックスさせてくれるのだろうか?」と私。
「まあ、面接に受からなければならないのですが。。受かるポイントは、高木由美子の小説に新しい息吹きをもたらす官能的な材料がが必要です。高木由美子は、創作をしながら。パンティの中で○んこを濡らしながら。エッチな物語を紡いでいるのです。」
恭平の甘言に私は、高木由美子の面接を早く受けたいと思った。
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