しばらくして娘は落ち着いて寿司を食べ始めた
俺も頼んだ物が来たのでつまむ
「おいしいか?」
「うん・・・」
「・・・」
離婚したらこの子を引き取らないと・・もし親権を取られたら妻の体罰が酷くなった時助けてあげられない
「最近、お母さんに叩かれたりしてないか?」
「ん・・」
娘の体が強張った
俺にすり寄ってきた
「ダイジョブ・・昔よりかはマシ」
さっさと離婚すべきなんだ
分かっている
妻はもう俺など金づるにしか思っていない
俺は娘と二人で暮らせば幸せなんだ
分かっている・・でも家庭を壊したくない
俺のどうでもいい想いのせいで踏ん切りがつかない
すりっ
娘が股間に触れた
「ここで・・して?」
「結愛・・」
「お父さんとしたい・・」
「結愛、ダメだよ・・」
「なんでよ?」
娘がまた泣きそうな顔になる
俺は抱き締めて頭を撫でた
「監視カメラがある」
「・・・え?」
娘はキョロキョロして監視カメラを探した
「見当たらないけど・・」
「俺の友達が言ってんだがな・・個室には必ず見えない場所にひとつつけるらしい・・裏事情だよ」
もちろん嘘だ
いくら個室とはいえこんな所でしたらすぐバレる
「分かった・・我慢する」
「よしよし、いい子だ」
頭をナデナデする
娘は俺の胸に顔をうずめる
「じゃあさ・・トイレの個室でしよ?」
「おいおい、結愛・・」
「じょーだん・・バカ」
ちょっと微笑んで俺を見上げる
かわいい・・俺が守らねば
真剣に離婚を考えるべきだな
妻とはもうどうにもならない
いくら俺が好きでも・・どうにもならない
「ほれ、食べて帰るぞ」
「えー?まだデートしたい」
「あいあい・・分かったから食べなさい」
「えへ・・」
勘定を払ってから外に出た
さて、今日は娘にとことん付き合うか
「お父さん、海に行こ!海!」
「あいあい、海ですか・・・え?海?」
「うんっ!」
「海開きまだだろ?」
「うん」
「水着は?」
「無いよ」
「ぜんら・・」
「バカ・・眺めるだけ」
娘につねられる
娘の水着姿を見てみたいが・・まぁ仕方ないか
車に乗って海に向かう
今からだとだいぶかかるな
「私の水着姿見たい?」
「うん、写真にとりたい」
「ま、もう少したったらもう一度行こうよ」
「ふむ、夏休みに入ってからか・・二人きりで海辺できゃっきゃしてその後に二人きりで岩場でする訳か」
「・・・エロ親父」
「悪いが海で岩場はけっこう人気スポットだぞ?別の意味で」
娘がジト目で俺を睨む
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