出迎えるのがめんどくさいので三人まとめと乗せてく事にした
といっても俺のコペン二人乗り
飯田の車に金山と大野が乗って俺が先導していく事に
結愛に連絡せねばな
といっても運転中は違法だ
交差点で車を止めた時にさっと電話した
「もしもし、結愛」
「あー・・ゴソゴソ・・何?」
「今から帰るよ」
「え!?あー・・分かった」
「今運転中だから切るぞ」
「あ、うん!」
なんかゴソゴソしてたな
何してるんだか・・
さて、ついた
三人ともアパートを見上げている
「綺麗っすねー」
「まぁな・・酒持ったかー?」
「ういっす!」
飯田がレジ袋をぶらぶらさせる
途中でスーパーに寄ってきた
酒とつまみと女がなけりゃ男は酔えねぇ!
なんて言ったら結愛に睨まれるな
階段を上がって我が家
あえてチャイムを鳴らす
「はぁーい」
結愛の声だ
ガチャ
ドアが開いた
「ただいま、ゆ・・め?」
「あは♪また着ちゃった」
盆踊りの時着てたゴスロリ浴衣着てる
あぁ・・かわいい
これ着てる時ヤりたい
「おとうさーん、顔面崩壊する前にご紹介して」
「あ、うん・・げふん、うちの娘」
「はじめまして、結愛といいます」
三人とも見とれている
そうだろう・・そうだろう
かわいいだろ?
だって俺のむ・・
「どうぞ、汚いですがお上がりください」
結愛が三人を招き入れた
俺は玄関で突っ立ったまま
「お父さん、かかしみたいに突っ立ってないで入ってよ」
「お前が俺の娘で幸せだよ」
「もう・・バカ」
結愛が顔を赤らめた
俺のかばんをひったくる
「お疲れさま、お父さん」
にっこり笑った
きゅーん・・しねる、今ならきゅーん死できるぞ
居間にはパスタやらハンバーグやらリゾットやらなんやらかんやら・・ごちそうがたくさん
「結愛ちゃんが作ったんすか?」
「あ、はい♪」
大野が娘に積極的だ
・・・・俺は拳をにぎりしめる
触んじゃねーぞ、大野
適当に座らせる
結愛は俺の隣に座った
「では・・かんぱーい!」
宴が始まった
雑談しながら食べたり飲んだり
結愛はジンジャエールを飲んでいる
「お父さん、お酌する?」
「おう、ついでくれ」
結愛がお酌をしてくれた
いいなぁ、酒が五倍くらいうまく感じた
金山が結愛に絡んできた
まぁ、気にしなくていいや
どうせ恋バナとかだろう
「結愛ちゃん彼氏いるでしょ?」
「え、えと・・」
やっぱ気になる
俺たちの関係がバレるような事があってはいけない
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