結愛がソファーに座りながらエアガンで大きなテディベアを撃っている
テディベアの頭にはお父さん二号と書いてある
「結愛、どういうプレイだ?」
「・・・・」
俺をにらんでいる
エアガンをこちらに向けた
「結愛?」
「・・・私なんか魅力的じゃないもんね・・もっと大人な人のがいいんだよね?もう私はいらないんだよね?」
結愛は大粒の涙をこぼしている
なんなんだ?一体
「結愛、お前は世界一かわいいよ」
「うっさいしね!」
「結愛・・」
「近寄らないで!」
泣いている結愛をぎゅっと抱き締めた
「どうしたんだ?言ってくれよ」
「お父さん・・浮気したでしょ?」
涙目でマジ睨みされた
かわぇぇえ(*´∀`*)
ん・・?浮気?
「俺が浮気するはずがない」
「うそつき!金山さんと居酒屋入ったくせに!」
あー・・見てたのか
どうすっかな
「結愛、金山はレズビアンだから俺に興味ないよ」
「なに?そのレーズン・・ビアン?」
「結愛がよく読む漫画にある言葉で言うなら百合だ」
「お・・」
結愛はきょとんとした
「俺は相談されただけだよ」
「う・・」
「居酒屋で浮気とか考えすぎだよ」
「む・・」
「結愛、嫉妬してくれて嬉しいぞ」
「うゅ・・」
結愛が俺の胸に顔をうずめる
「むしろ金山は結愛が好きだと 性的な意味で」
「うっ!?」
結愛がびくっとした
性的な意味は嘘だが
「まぁ冗談だが・・結愛のコスプレ写真撮らせてとお願いされたぞ?」
「・・・やる」
「だよな、嫌だよな・・あ?」
「コスプレ・・してみたい」
「まじか・・」
「うん・・」
まだ涙目だ・・俺の腕の中でもじもじしている
「お父さん、ごめんなさい・・浮気するはずないよね、お父さんが・・」
「結愛のパンツに浮気するかもな」
じとーっと睨まれる
(*´Д`)ハァハァ
「変態・・」
「それより熊さんに謝りなさい」
お父さん二号と名付けられたテディベアを指差す
結愛はテディベアを抱き締めた
「ごめんね・・」
あぁぁ・・かわいい
十七歳の女子高生が人形に謝るか?普通?
なんと健気な・・かわいい!かわいいぞ!
「お父さん、ご飯つくってなかったの・・」
「怒ってたから?」
「うん・・ごめんなさい」
テディベア・・もとい、お父さん二号を抱き締めながら涙目で俺を見ている
「晩御飯は結愛でいいよ」
「う・・」
「ほら、しよう?」
「うんっ」
夕ご飯は後回し
今は結愛を愛でたい
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