どうやら意識を失ったらしい、
目が覚めたときは、身体が京介の膝の上にあった。
京介は、八重を抱えるように腕の中に抱きしめていた。
違和感はまだ残っていたが、どうやらお尻のバイブは抜いてくれたようだった。
膝の上に抱えながら、京介は八重の頭を大事そうに撫でていた。
この子は、いつも頭を撫でたがる。
「気が付いた?・・。」
目が合うと、京介が優しく微笑んだ。
「ごめん・・・いっちゃった・・・」
「みたいだね・・・。」
優しい目で見つめながら、頭を撫でているだけだった。
穏やかな顔をしていた。
優しい京介は、いつも八重を大事にしてくれる。
この子のお嫁さんになる人は幸せだと思う。
「天気がいいから、温かいね」
子供をあやすように、膝の上に乗せた八重の身体を静かに揺すっていた。
自分もゆっくりと揺られながら、ずっと八重の頭を撫でている。
目はどこか遠くを眺めていた。
「何時くらい?・・・」
どれくらい気を失っていたんだろう・・・。
お日様はまだ高いところにあった。
でも、ずいぶん傾いたような気がする。
「もうすぐ3時になるところかな。」
腕時計を確かめずに言った。
八重が意識を失っている間に確かめたのかもしれない。
車の中で散々弄ばれたおかげで身体が敏感になっていた。
自分でもコントロールできないくらい気持ちよくなってしまい、挙げ句に堕ちてしまった。
京介に弄ばれると、いつもおかしくされる。
「寒くなった?」
遠くを見ていた目が、八重に落とされた。
少し風が強くなったような気がする。
熊笹のざわめきがうるさくなっていた。
「ううん、大丈夫よ・・・」
この子は、八重を弄ぶために生まれてきたのかもしれない。
そんなことを思った。
まだ京介は逝っていない。
「つづけられる?」
嫌だと言えないことを知ってるくせに・・・。
「うん・・・」
「じゃあ、つづきを始めようか」
「うん」
歳は、二十歳以上も離れている。
でも、自分がこの子の子供のように思えてしまうことが何度もある。
京介ほど八重を素直にさせる男はいない。
夫でさえ、だ。
八重は、立たされて裸にされた。
ブラとガーターストッキングは残したままだった。
一番恥ずかしいところを隠すものだけが奪われて何もない。
性毛はすっかり剃られて、上のほうにほんの少しだけ残っているだけだった。
そこだけ見たらほんとの子供のようである。
京介は、首輪に付いた金具に細い鎖を付けていった。
その鎖の端を京介に握られ、四つん這いになって、なんども同じ所をぐるぐる回った。
京介は裸にもなっていなかった。
自分は服を着たままで、八重だけを裸にしていた。
屈辱感なんてなかった。
京介が、鎖を握ってくれているのが嬉しくて仕方なかった。
喜んで、何度も同じ所を回った。
わざといやらしくお尻を振ったりもした。
このまま人前に出されてもいいとさえ思った。
散歩に飽きると、またお尻を虐めたくなったらしい。
京介もお尻は大好きだ。
さっきとは違うバイブが使われた。
コブだらけの30センチくらい長さのあるアナルバイブは、手許に伸びるほど太さも増す。
「母さん、これ好きだもんね。」
両手首に巻いた手枷は背中で繋げられ、毛布の上に胸を合わせて、お尻だけを高く持ち上げる恰好だった。
狙いを定めてゆっくりと入れてきた。
長いバイブは、容赦なくお腹の奥まで入ってくる。
すっかり疼くことを覚えたてアナルは、一粒入ってくるごとに八重を卑猥に呻かせた。
コブだらけだから、それだけたくさん声も出る。
別にこのバイブが特別好きなわけではなく、京介がずっと長いこと見つめてくれるから好きなだけだった。
たくさん声を出すから、京介は面白がる。
もっと喜ばせたくて、精一杯甘い声をあげて泣きつづけた。
ずっと見てもらいたくて折れるほどに背中を反らせつづけた。
しばらく遊んでくれて、八重はまた何度か逝ってしまった。
京介にはわかっていたようだけれど、お仕置きはしなかった。
抜いたあとに、チュッとお尻の穴にキスをしてくれた。
それだけで八重は、また逝った。
こんなセックスなんて夢見たこともない。
夫には、八重がこんなセックスで悦んでるなんて、きっと想像もできないに違いない。
相手は可愛い京介だった。
京介のためなら、なんだってできた。
目の前でおしっこをしたこともある。
ウンチが出てくるところを見つめられたりもした。
お尻の穴のしわが何本あるかも数えられた。
彼の前で恥ずかしがることなんて、もう何も残ってなかった。
まだ人間のつもりだから、羞恥心が消えてなくなることはないけれど、でも、拒む理由もない。
それだけ、京介に慣らされてしまったのかもしれない。
それからも京介に虐められつづけた。
お尻を激しく打たれて、ロウソクを垂らされた。
二本の指を激しく膣の中に出し入れされて、毛布の上にたくさん染みも作った。
またあの大きなバイブで虐められて、声が枯れるくらい泣き叫びながら、意識を遠のかせた。
青空に吸い込まれていく自分の声が、愛しくてならなかった。
「さてと・・、じゃあそろそろ母さんの中に出そうかな」
いいだけ虐めるのに飽きてから、京介はやっとジーパンを脱いだ。
きっとこの子もアパートに帰るまでは、どこにも立ち寄ることが出来ない。
前の部分にははっきりとわかるくらい大きな染みが拡がっていた。
下半身だけ裸になってから、ぼうっとしているだけの八重の膝を押し開いた。
八重は肩で息を継いでいた。
「いくよ・・」
「・・・・・」
声を出すことさえ辛くて、ぼんやり目を向けただけだった。
じっと、八重のそこだけを見つめて、京介がゆっくりと入ってくる。
「あ・・・」
全部沈めてから、覆い被さるように倒れてきた。
胸を合わせながら、首の後ろに手を入れて頭を抱えてくれる。
愛しむように頬ずりを繰り返し、何度も頬にチュッとキスをした。
これだけで、今までのすべてを許す気持ちになってしまう。
散々ひどいことをするけれど、八重の中で遊ぶときだけは優しい。
でも、これだって彼の策略だ。
楽しむようにゆっくりと動いていた。
「ああ・・・京ちゃん・・気持ちいいよ・・・気持ちいいよ・・・」
得も言われない心地よさがあった。
サイズは計ったようにぴったりで、奥まで届かせるとちょうど八重のどん詰まりに当たる。
こんなに気持ちよくしてくれるペニスを八重は他に知らない。
それが可愛い息子のペニスであるのだから、たまらなかった。
「すごいよ・・・もっと、して・・・もっと・・・」
いつまでもだらしなく濡れて止まらなかった。
「いやらしい母さんだなあ・・・」
これ見よがしに「母さん」と耳元で囁く。
「もっといやらしくして・・・お母さんをもっといやらしくして・・・」
言わせようとしているのは、わかっているけれど、どうしても自分から認めてしまう。
「いやらしい母さんには、たっぷりお仕置きしなきゃね。どんなお仕置きがいい?」
ゆっくりと動いたままだった。
八重の頭を抱えながら、その髪の毛を指の間に絡めて弄んでいた。
「赤ちゃん・・・」
目を閉じながら、眠るように答えた。
「赤ちゃん?自分の息子の赤ちゃんが欲しいの?やっぱり母さんは、どうしようもない変態だね・・」
声は優しい。
でも、言っていることは最悪だ。
罠だなんてことは、わかっている。
「ああ・・変態のお母さんに、京ちゃんの赤ちゃんをちょうだい・・お願い・・・」
わかっていても口にしてしまう。
望んでもいない言葉が、すらすらと口をついてでてしまう。
望んでいないなんて嘘だ・・・。
本当は願ってるのだ。
八重は、心のどこかで京介の子供を宿したいと願っている。
彼の子供を欲しがっている。
「仕方ないからあげるよ。変態の母さんに赤ちゃんをあげる。ちゃんとお礼を言うんだよ」
「あ、京ちゃん・・嬉しい・・・ありがとうございます・・。赤ちゃんをいただけて、ありがとうございます・・・」
「どこに欲しいか言うんだ。変態ならお尻でいいのかい?お尻で子供を産む?」
お尻はお尻で素敵だ。
でも、今はそこじゃ嫌だ。
そこでは彼の子供を身籠もれない。
「お尻じゃいや、あそこにちょうだい、お願いだからあそこにちょうだい・・」
こうして、いつも望んでしまうのだ・・・。
「あそこってどこ?このいやらしい唇か?」
京介は、八重の唇を指でなぞった。
「ちがう、あそこ・・あそこぉ・・・」
激しさなんか全然ない。
ゆっくりとゆっくりと動きつづけている。
たまらなかった。
「ちゃんと言うんだ。言わないならやらない」
不意に八重の中から京介が消えた。
「いや!いじわるしないで、お願い、いじわるしないで!・・・ああっ!」
せっぱ詰まった哀願には鬼気迫るものさえあった。
逞しいものはすぐに帰ってきて、二度と出ていくことを恐れるように八重は、はしたなく腰をくねらせた。
「ちゃんと言わないなら、今度こそほんとにやらないぞ。お尻にだすからね」
最後通牒がなされた。
ここで心から欲しがらなければ、彼は言ったことを実行する。
「いや、お尻はいや、あそこにちょうだい・・・あそこにちょうだい・・・」
これはゲームだ。
勝者なんか最初か決まっている。
意味がないこともわかっている。
でも、京介が喜んでくれる・・・。
精一杯情感を込めて哀願した。
「お母さんの・・いやらしいおマンコの中に出してください・・。お母さんの、おマンコの中に・・たくさん出してください・・・」
言ったときには、感極まって瞳に涙さえ滲んでいた。
悲しさなんか全然なかった。
お願いさえすれば、簡単に心から望んでいることをしてもらえる。
だから、悲しいはずなんかない。
「いやらしい奴だ・・・」
つぶやくように、囁いた。
指の間で弄んでいた髪が握られる。
優しく撫でてくれていた頭に、引っ張られるような痛みが走り、それまで、さざ波のようだった穏やかなリズムがたちまち暴風雨に変わって、京介の動きに激しさに増していく。
「ああっ!!!」
あっという間に八重の中で嵐となって暴れ狂った。
「はっ・・やるからな・・、ちゃんと俺の子供を孕むんだぞ・・・」
彼も息が荒くなっていた。
髪を鷲掴みにし、激しく腰を叩きつけながら、八重を睨んでいた。
「全部出してください!!!!!お母さんのおマンコの中に全部出してください!!!赤ちゃんを産みます!!!京ちゃんの赤ちゃんを産みます!!!」
声の限りに叫んでいた。
この子は、私を犯すために生まれてきた。
母親の私を犯して、赤ちゃんを産ませるために、産んであげたんだ。
心底そう思えてならなかった。
京介以外の子供ができなかったのは、きっと生まれてくるときに京介が何かをしたのに違いない。
八重を犯すのは自分だけでよかった。
だから、他の兄弟に取られないように、京介は八重を子供の出来ない身体にしてしまった。
でも、彼だけは八重に子供を作ることが出来る。
「逝くぞ!・・・ちゃんと孕むんだぞ!」
わけのわからない炎が頭の中で燃えさかっていた。
「はいっ!!」
苦しそうな顔をしながら、京介の逞しいものが一際大きく八重の中で膨らんでいく。
この子は、私に赤ちゃんをくれる。
可愛いこの子の赤ちゃんを、大事なこの子の赤ちゃんを、きっと私に授けてくれる。
「ああっ!!逝くぞ!!」
「あぁっっ!!きてっ!京ちゃんのをぜんぶちょうだいっ!!!赤ちゃんを作ってあげる!!京ちゃんの赤ちゃんを産んであげるっ!!!」
掴んでいた髪に力がこもり頭を揺さぶられる。
何も考えることが出来なかった。
乱暴に揺さぶったあと、京介は、ああっ!と大きなため息にも似た呻き声を上げて、大量の精液を八重の中に撃ち放った。
たまらなく温かいものを止め処もなく注ぎ込まれ、あっという間に膣から溢れていく。
いっぱい我慢したから、ものすごく濃いのに違いない。
それを証拠に、いつまでもびくびくと膣の中で跳ねていた。
ずっと、我慢してたものね・・・。
ぐったりとなって京介が、八重の胸の上に倒れ込んでくる。
二人で荒い呼吸をしばらく繰り返し、息が落ち着いてくると、荒々しさがすっかり消えた京介は、愛しむように八重の頬に唇を寄せてきた。
「気持ちよかった?・・」
何度もキスをしてくれて、ご褒美のように頭を撫でてくれる。
京介に抱いてもらって、気持ちよくないはずなんかない。
八重は心地よい余韻に浸るように、目を閉じていた。
肌に伝わる彼の温かい体温が、どうしよもなく愛しくてならない。
その愛しい人の子を身籠もった。
八重にはわかる。
この日八重は、自分の息子の種を宿した。
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