田中の自宅は、郊外の住宅地にある一戸建てだ。直樹のように頻繁に、行き来してたわけではなく、訪れたのは初めてだ。玄関には、洋風のドアの作りやバラが植えられたりして、心なしか微かにアメリカ風の匂いがする。カーペンターズが好きな田中のママのセンスだろうか。田中が、出迎えてくれた。「やあやあ、生徒になってくれて、有り難う。このところ、経営が苦しいんで助かるよ。」と田中が満面の笑みだ。
田中と一言二言話してたら、ママが出てきた。「孝司の母で洋子です。どうぞ、お入りになって。」うわっこの人が、田中のママか。一目で色ぽっい!と思った。全身ボディコンというか、ピンクのピタッとしたシャツに、ヒップの線を強調した白の超ミニ。首と腕のプラチナの飾りものが、ハリウッド風だ。おまけに、胸元から、たわわな乳房が溢れんばかりだ。腰のくびれも、凄い。セミロングのヘアと通った鼻筋がマッチしていて、久美さん程ではないが、美形の部類だ。田中が、酒が入ると「ママの○ん○舐めたい」とか、「ママとオメコしたい」とか、戯れ言を抜かしていたのが、良くわかる。
玄関の右側の部屋が、ピアノ教室になっていた。グランドピアノとエレクトーン、ドラムセットとエレキギター。それに、VOXのアンプと一通り置いてあった。田中のものも含まれているのだろう。「健一、久しぶりに、セッションやらないか?防音してるから平気。。」と田中。「いいけど、突然だね。何やるの?」と、若干戸惑う。「ママが出来るのは、おばちゃんだからビートルズかな。」「あら、おばちゃんは余計でしょ。じゃあ、ロングアンド・ワインディング・ロードやろうか。」田中がドラムセットに座った。私がギター、洋子さんがピアノ。田中の合図で、始まった。洋子さんの、静かで張りのある歌声とピアノが室内に響き渡った。時折、田中が慣れた感じで、ハモる。日常的に、親子で演奏してるのだろう。私も、間奏で、ギターのアドリブを頑張った。そして最後は、三人で見事にハモり捲った。
「いやあ、いいねぇ。音楽には、心が洗われる。」田中が、感無量でバチを置いた。田中のおかげで、洋子さんと、すっかり打ち溶けてしまった。洋子さんも、楽しくて堪らないという感じだ。「健一さん、譜面もないのに、ギターお上手!」と洋子さんが褒めてくれたので。嬉しくなった。
「じゃあ、俺はこれから用事で外出するから。ママ、健一を宜しく!」田中は、そそくさと出て行ってしまった。「どうぞ、こちらへ。一応、教室の説明を。」洋子さんとピアノの横の小さなソファーで向き合った。ワープロで作ったパンフで、洋子さんが説明を始めたが。一向に頭に入らない。というのは。。胸元からは、はちきれそうな乳房の谷間、超ミニの奥からは、モリマンの白っぽいパンティがチラチラではなく、常時視界に入って来る。私は、不謹慎にも、洋子さんの裸やグロテスクな○まん○の具まで、妄想していた。
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