「お久しぶりです。健一さん。」久美さんが、例によって品の良い挨拶をした。にこやかで、上品なスマイルはやはり同世代の母親達の中では、群を抜いている。
久美さんに、無理を言って昼休みに喫茶店で会ってもらった。旦那さが、ついに単身赴任から、戻って来たので、忙しくなったのだ。
「こちらこそ。ご無沙汰してます。。。相変わらず、素敵ですね久美さん。」私も、久美さんとお付き合いさせて頂いてから、すっかり洗練された青年に成長した気がする。
暫く、会わないうちに、ショートヘアがセミロングになって、別人のようだ。久美さんは、常に、新鮮さを保っている不思議な女性だ。少し暖かくなって来たので、胸元がV地型に開いたグリーンのセーターと白のミニスカートは、センスが良すぎる。胸元には、真珠のネックレスが輝いていた。
「実は、今日は吉川からの伝言なんです。久美さんとお付き合いしたいらしいんです。僕に、取り持ってほしいと。。。」やや、ドキドキしながら、単刀直入に。久美さんの反応を待った。「そうね。イケメンだけどお。。。貴方しだいだわね。健一さんが、大好きだし。」あくまでも、ニコヤカな笑みを崩さず、久美さん。
周囲に人がいないことを確認しながら、「有難うございます。僕達変態ペアなんで言っちゃいますけど。こないだの続きで、吉川を入れてゲームをしませんか?吉川の、久美さんへの憧れは凄いですから。。久美さんも萌えますよ!」我ながら、説得力がある。「わーん、こないだの続きって言ったら、あの路線の話ね。いやだあ、変態ママだね。。」久美さんは、ピーンと来すぎて笑いだした。「吉川さんのこと、気にはなっていたのよ。私の胸と顔とスカートの中を一時間以上いやらしい目で見てたんだから。」と久美さん。「いやですか?吉川のこと。結構、持てるんですよ。」久美さんに、吉川を売り込むのも、変な話だと思いながら。 熱をふるう。殆どOKだと思った。弁。
「いいわよ。貴方が、喜んでくれるなら。でも、時間が取れるのは来週の水曜日の夜だけ。旦那が出張でいない時。」と久美さん。イタズラっぽくウィンクした。
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