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近親相姦 官能小説

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14
投稿者:コウジ
翌日、加奈子のことが気になって仕方がなく、ずっと陰鬱な気分で過ごした僕
の身体のほうまで変調をきたし、午後あたりから寒気とだるさを感じるようにな
り、仕事から帰る頃ぐらいから、ひどい悪寒に襲われてしまったのです。
 もうクリスマスが来週だという日で、その日は初冬の割りに暖かい一日のよう
でしたが、僕は全身に震えるような悪寒と喉の奥あたりに痛みを抱えて帰宅した
のでした。
 帰宅前くらいに由美からメールがあり、今夜も生徒の苛め問題で教職員会議が
あり帰宅が遅くなるということでした。
 家には義母一人でした。
 ダイニングにふらつくような足取りで入った僕の青冷めた顔を見るなり、
 「まぁ、どうしたの?」
 と義母は驚きの表情を露わにして、僕を見つめてきました。
 「風邪かも知れない。…ひどく寒気して」
 オーバーにでなくテーブルの前の椅子に倒れこむように座ると、義母がすぐに
駆け寄ってきて、額に手を当ててきました。
 「ひどい熱だわ…大丈夫だったの?」
 由美がいないということもあってか、義母はその後甲斐甲斐しく動き、体温計
を出してくれたり、薬箱から熱冷まし用のシーツを取り出し、僕の額に貼ってく
れたりしました。
 体温計で熱を計ると三十八度三分の高熱でした。
 「お夕飯は?…お粥でも作るわね」
 「あまり食欲ないけど…軽く食べて寝るよ」
 「風邪薬も飲まないと駄目よ。インフルエンザかしら?…今から病院に行きま
し?ょうか?」
 「いいよ、薬飲んで一晩寝たら大丈夫」
 義母は本心から心配げな表情を一杯にして、まるで本当の母親のような気遣い
を見せていました。
 義母が手早く作ってくれた温かいお粥を啜るように食べて、売薬の風邪薬を飲
んで、僕が二階へ上がろうとして椅子から立った時、
 「ごめんなさいね…私のせいで」
 と彼女のか細い声が背中に聞こえてきました。
 「えっ?」
 と僕が思わず聞き返すと、
 「私のことで、あなたに余計な心配かけたりして」
 義母の眼鏡の奥の目が、今にも泣きそうなくらいになっていました。
 「馬鹿だなぁ、そんなこと気にしなくていいよ。愛するお義母さんの…いや亜
紀子のためなら…僕らは家族じゃないか」
 と僕が精一杯の笑顔で言葉を返すと、流し台の前に立っていた義母が、急に駆
け出すように近づいてきて、僕に体当たりするようにして抱きついてきたのです。
 「ほんとに、ごめんなさい」
 僕の背中に手を回し、顔を胸のあたりに埋めながら、義母は啜り泣くような声
でまた詫びの言葉をいってきました。
 「たかが風邪じゃないか。それに亜紀子のせいなんかじゃない。このところ仕
事の関係で外に出たり入ったりしてたから。大丈夫だよ、亜紀子」
 そういって義母の細い肩を優しく抱き締めてやると、彼女は俯けていた顔を上
げて、僕と目を合わせてきました。
 哀しげな表情のままの色白の顔の真ん中で、つんとかたちよく尖った鼻の下に
濡れ光っているような赤い唇が見えました。
 その唇が欲しくて僕は顔を俯けようとした時、自分が風邪を引いていることに
はたと気づき、
 「駄目だね、亜紀子に風邪をうつしてしまう」
 といって慌てて彼女から顔を逸らしました。
 「あなたの風邪を私にうつして…」
 義母は思い詰めたような真剣な眼差しを僕に向けながら、眼鏡の奥の涙を滲ま
せた目を静かに閉じたのでした。
 「亜紀子…」
 僕は堪らず義母の唇に唇を重ねにいきました。
 義母の舌が口の中で、僕の舌に激しく絡んできていました。
 二人はそのまま強く抱き合い、唇を長く重ね合いました。
 僕の背中に回っていた義母の細い両腕に、思わぬ力が込められているのがわか
りました。
 ようやく僕のほうから身体を離した時、義母の顔にかすかに不服げな表情が見
れたので、
 「由美の帰り、九時頃になるっていってたよね?…それまで亜紀子の室で休みた
いな」
 と僕は甘えるような声で、義母の耳元に囁きました。
 「まぁっ…」
 と義母は少し驚いたような声を出しましたが、
 「そんなことして…大丈夫なの?」
 とそういって、白い顔を仄かに赤らめていました。
 「亜紀子の匂いのする布団で休みたい」
 「お室の暖房、あなたが帰ってくるまで入れてたけど…ほんとにいいの?」
 僕の身体を気遣いながらも、長く一緒に過ごせるのが何か嬉しいような、幾分明
るい表情を見せて、
 「お布団敷いてこないと…」
 そういっていそいそと僕から離れて寝室のほうに向かいました。
 まるで少女のような足取りで寝室に向かう義母の後姿を見て、風邪にやられてい
た僕の心の中に、やるせないいとおしさが湧き出ていました。
 椅子に座って待っていると、小走り気味に義母が戻ってきて、
 「はい、これに着替えて。今朝洗ったパジャマよ」
 といって僕の前に、きちんと畳まれたパジャマを差し出してきました。
 普段でも割りとものぐさな僕は、椅子から立った場所でスーツの上下を脱ぎ、ネ
クタイとYシャツを椅子の背にかけると、義母はまるで僕の妻であるかのように、
丁寧にスーツをハンガーにかけたり、Yシャツや靴下を片付けてくれたりするのでし
た。
 パジャマに着替えて義母の寝室に入ると、エアコンが強スイッチにでもしてある
のか、少し大きな音を出して熱風を送り込んできていました。
 室の中央に淡いクリーム色の布団が綺麗に敷かれていたので、僕はすぐにその中
に潜り込み身を横たえました。
 上布団を頭まで被り込むと、義母の妙に懐かしいような女の甘い匂いが忽ち僕の
鼻腔をつき、自分が今熱のあることや身体のだるさが、まるで特効薬でも飲んだか
のように薄れていく感じがしました。
 「洗い物済ませたらすぐに行くから、おとなしく寝てて」
 義母は僕にそういって、先に行って休むように促していたのです。
 布団の中の義母の仄甘い女の匂いが、八度三分も熱のある僕の体内をまた違う意
味で熱くしていましたが、本当にそれまでった身体のだるさが、何か清涼剤でも飲
んだかのように薄らいだような気持ちになっていました。
 僕は温かい布団の中で、中々目を閉じる気にならず、またしても不埒な想像ばか
りを頭の中で思い巡らせていました。
 やがて襖戸が静かに開く音がして、義母が入ってきた気配がありました。
 上布団から子供のように顔だけ出して義母を見ると、水の入った洗面器を両手で
持って、小脇に何枚かのタオルを挟んで近づいてきていました。
 僕と目が合うと、少し恥ずかしげな顔で、
 「具合はどう?」
 と心配そうに聞いてきました。
 「うん、亜紀子の匂い嗅いだら、少し楽になってきた」
 と僕が正直な気持ちをいうと、
 「まぁっ…」
 と口を丸く開けながら、頬を赤く染めていました。
 義母は襟の大きな白のブラウスに厚手の毛糸で編んだ濃紺のざっくりとしたカーディガ
ンに紺地に薄く幾何学模様の入ったフレアスカートという清楚な姿でした。
 それまで風邪の熱のせいでか気づかずにいた義母の服装を間近に見ると、僕は風邪の最
中でありながら愚かにも、また邪淫な欲望が沸々と湧き上がってきていて、優しく清楚な
彼女を辱めたいという思いに駆られていたのです。
 義母は僕の顔の近くに正座してきて、横に置いた洗面器の水に浸したタオルを絞
りながら、
 「明日は必ず病院に行きましょうね…」
 といいながら、額に貼っていた熱冷まし用のシーツを剥がして、冷たいタオルを
優しく当て置いてくれたのです。
 「うん…」
 と子供のように素直に僕は応えてから、
 「亜紀子に…お願いがある」
 と僕は言葉を続けました。
 「何…?」
 と義母は顔をやや僕のほうに俯けるようにして聞き返してきました。
 「亜紀子の…おめこが見たい」
 と短く僕がそういうと、
 「まぁっ…な、何てことをっ」
 と俯けていた上体を起こし、これ以上ないくらいに顔を赤く染めて驚きの表情を
露わにしていました。
 「ここで下のものを全部脱いで…亜紀子のおめこを見せて欲しい」
 下から義母の赤く染まった顔を見上げながら、僕は思い詰めたような表情になっ
ていいました」
 「あ、あなた…び、病気なのに」
 「見たいっ…今ここで」
 「そ、そんな…」
 「お願いが駄目なら…命令しようか?」
 「そんなっ…熱もあるのに…無理したら」
 「いう通りにしてっ」
 「ああっ…は、はい」
 赤く染まりきった上品な顔の義母は、僕の唐突な卑猥な要求に、これ以上ないく
らいの困惑と羞恥に激しく揺れ動いているのがわかりました。
 まるでスローモーションのようなゆっくりとした動きで義母は、その場におずお
ずと立ち上がりました。
 立ち上がってからもしばらく躊躇いの仕草を見せていた義母でしたが、やがて自
らの手でスカートのホックを外し取りにいきました。
 スカートが足元に落ちると、肌色のパンティストッキングと薄水色のガードルが
僕の目の斜め上に現れ出ました。
 「浩二さん…そんなに見られると…は、恥ずかしいわ」
 義母の蚊の鳴くような小さな声が聞こえてきました。
 「まだ、見えてないよ」
 僕はわざと冷徹そうな声で義母を促しました。
 ほんのかすかな抗いの仕草なのか、義母はガードルから順に一つずつ下半身を覆
っている布地を外し取っていきました。
 パンティストッキングを脱ぐと、真っ白な肌色をした義母の細い両足と、まるで
上の服装に合わしたかのような紺地のショーツが小さく現れ出ました。
 義母の手でショーツが足元から抜かれ、剥き出しになった股間の付け根の漆黒の
茂みが肌の色の白さと強烈なコントラストなって、僕の目飛び込んできました。
 「ああっ…は、恥ずかしいわ…浩二さん」
 白い太腿を強く窄め、両手で漆黒の茂みを隠すようにして、眼鏡の奥の目を固く
閉じたままで、寝ている僕のすぐ前で立ち竦む義母に、
 「亜紀子、そのまま僕の顔の上に跨いで座って」
 とさらなる次の動作を求めたのでした。
 「そ、そんなっ…い、いやっ…ほんとに恥ずかしいっ」
 「目の前近くで亜紀子のおめこを見たいんだ」
 「あ、あなたは…病気なのに…ど、どうしてそんな」
 「早く、亜紀子っ」
 「ああ…浩二さんっ…ひ、ひどい人」
 「僕の舌で…亜紀子を味わいたい。早くしてっ」
 義母は横にあった洗面器を遠くに除けてから、僕の顔の真上に跨るように立ち、ゆ
っくりとした動作で、膝を折って身を沈ませてきました。
 黒かっただけの義母の股間の茂みの繊毛が、僕の顔の真上で一本ずつ鮮明に見え、
彼女の臀部の小さな穴の細かな皺までがはっきりと見てとれるくらいまでに近づいて
いました。
 繊毛の中の少し濃い肌色をした肉襞が少し割れて、その中のピンク色をした柔肉が
やや濡れたような感じで、ひくひくと蠢いているのが垣間見えました。
 「もっと下ろして、亜紀子」
 下からの僕の声にびくんと臀部を小さく震わせて、義母は恥ずかしい箇所を僕の顔
に押しつけてきました。
 女特有の何か籠もったような匂いがくんと僕の鼻をつき、舌を上に伸ばすと、義母
の濡れそぼった柔肉をべろりと舐め取っていました。
 「ああっ…」
 一際高い喘ぎの声を上げて、義母の臀部が激しく揺れ動きました。
 僕は両手で義母の腰を支えるようにして、その部分への舌の動きをさらに続けました。
 「ああっ…だ、だめっ…浩二さん。…そ、そんなに激しくすると」
 丁度和式の便器に屈むような姿勢で、義母は女の一番敏感な箇所へ、僕の舌の強引な
愛撫を受けているのでした。
 割れた肉襞の上部にある、最も敏感な箇所である小さな突起物にまで僕の舌は這いず
り回りました。
 義母は僕の顔の上に屈み込ませた姿勢を、もう自分では支えきれないくらいに危うげ
に上体を揺れ動かせていて、彼女の細い腰を支え持っている僕の両腕にもかなりの負担
がかかってきていました。
 同時に義母は赤く上気した顔を激しくうち震わせながら、喘ぎが悶えかわからない声
を間断なく洩らし続けていました。
 「ああ…こ、浩二さん…ほ、ほんとにだめっ。…こ、こんな恥ずかしい」
 「恥ずかしい恰好をして…亜紀子、どこを舐めてもらってるんだ?」
 「い、いやっ…いえないっ…ああっ」
 「いわないと、こうしていつまでも舐めてるよ」
 「そ、そんな…恥ずかしくて…死にそう」
 「さぁ、いって…亜紀子のどこ?」
 「ああ…あ、亜紀子の…お、おめこを」
 「おめこをどうしてもらってるの?」
 「こ、浩二さんに…な、舐めてもらってます」
 「気持ちいいの?」
 「そ、そんなことまで…ああ」
 「いうんだっ」
 「ああっ…は、はい…き、気持ちいいです…ああ」
 義母はもうほとんど自分の力だけでは屈んではいられないほど気持ちが昂まってしま
っているようで、僕の唾液と彼女自身から図らずも漏れ出た粘い液でしとどに濡れたそ
の部分を僕の顔に落とし込むようになっていました。
 そして決して意識的にではないようですが、僕の舌の卑猥な動きに呼応するかのよう
に、深く沈め落とした臀部を妖しく前後に揺り動かせてきていたのです。
 「ああっ…こ、浩二さんっ…も、もうっ」
 間断なく上げ続けていた義母の声が一段と高まり、自らの絶頂到達を告げるかのよう
に身体の動きを早めてきたかと思うと、そのまま上体を後ろに仰向けに倒れ込ませてい
きました。
 僕の身体の上に義母は下半身を丸出しにした姿勢で、仰向けに倒れたまま動かなくな
っていました。
 僕の顔のすぐ前に、力なく開かれた義母の両足の付け根の漆黒の茂みの中央部分が割
れて、しとどに濡れそぼったピンク色の柔肉が、そこで呼吸しているかのように
小さく揺れ動いているのが見えました。
 布団の上で僕の身体に載るように、下半身を丸出しにして意識を喪失した義母の身体
が両手をだらりと拡げて、しばらくの間横たわっていました。
 数分後、義母の剥き出しになった下腹部の茂みに、指を指し入れ悪戯な行為を続けて
いた僕の指に反応するかのように、
 「うっ…ううん」
 と彼女の声が洩れ聞こえました。
 自分の無様な姿態に気づいたのか、義母は慌てて上体を起こしてきて、
 「ご、ごめんなさい…私」
 「自分だけ逝ったりして、亜紀子はずるいよ」
 「そ、そんな…あ、あなたが…恥ずかしいことするから」
 「随分感じてたようだね…」
 「し、知りません…そんな」
 「僕も逝かせてよ…亜紀子の口で」
 「だめよっ…そんな無理しちゃあ」
 「亜紀子が口で愛してくれたらいい。そうしたら僕も休める」
 「そんな…」
 すでに布団の横に足を揃えて正座の姿勢をとっていた義母の顔に、戸惑いと困惑の表
情が滲み出ていました。
 僕が自分の手で上布団を跳ね除けると、
 「だめっ…だめだわ、また身体が冷えて風邪が悪くなるわ」
 「暖房よく効いてて暑いくらいだよ。早く僕を休ませたかったら、亜紀子が早くして
くれないと」
 「そんな…」
 そういって困惑の表情をしたまま、それでも義母は静かに腰を上げ、僕の下半身のほ
うに身体を移してきていました。
 布団の上で僕が両足を拡げた間に座り込み、上体を前傾姿勢にして、義母はおずおず
と手を動かせて、僕のパジャマの下を脱がせてきました。
 トランクスの布地が小さなテントのように三角に尖っていました。
 義母の眼鏡の奥の目がそれを見て、少し驚いたような表情になっていました。
 「早く亜紀子の唇が欲しいっていってるよ」
 僕冗談めいた言葉を催促ととったのか、義母の手がトランクスのゴムにかかり、ゆっ
くりと下げ下ろしてきていました。
 八度三分もの熱を出しながらも、僕のものは自分でもわかるくらいに固くそそり立っ
たいました。
 義母の柔らかい手が、すでに固く屹立しきった僕のものの根元にそっと添え当てられ
ました。
 続いて義母の唇の感触を僕のものの先端は察知しました。
 やがて義母の小さな口の中に、静かに僕のものは埋没していきました。
 首を上げて下を覗き見ると、目を閉じたままの義母の小さな顔が僕のものを呑み込み、
吸い込むような表情になっているのが見えました。
 おそらく四年前のあの青木との、半年ほどの情交の時にでも教えられたのか、義母は
僕を少しでも悦ばそうという一心からか、片方の手を僕の睾丸あたりに添えてきて優し
く撫で回してきたり、時折、自分の口から僕のものを抜いて、精一杯に出し伸ばした舌
で、屹立の根元部分から先端に向けてを丁寧に舐め尽してきたりしてました。
 これも多分、青木仕込みなのか、長く丹念に舐める行為を続けた後で口から離して、
片方の指を丸めて僕のものをいとおしむように包み握り、慣れぬ手つきながら一生懸命
に擦ってきたりしている義母は、正しく一心不乱な表情になっていました。
 義母のショーツカットの前髪が、額に浮かび出た汗にも幾筋もつれ、へばりついてい
るのが見えました。
 「ああっ…亜紀子っ」
 堪えに堪えていた限界の極点が、僕を一気に襲ってきていました。
 脳裏に義母のいつの日のことかわからない、熱い愉悦に浸りきった官能的な顔が浮か
んできていました。
 青木の撮った義母の緊縛写真がスライドのように、頭の中を繰り返し流れていました。
 「ううっ…あ、亜紀子っ」
 それが僕の断末魔の叫びでした。
 義母の口の中にどくっ、どくっと迸りが幾度も放出されるのがわかりました。
 叫びに近い声を上げて果て終えた僕も、半ば気絶に近い状態のようになり、しばらく
は身動き一つできませんでした。
 ふっと我に返ると、仰向けに寝た僕の上に上布団がかけられていて、驚いたことにそ
の僕の真横に、キャミソール姿の義母が添い寝してきていたのでした。
 「亜紀子…」
 「目が覚めた?…しばらく意識失くしたようにしてたから、心配したのよ」
 と眼鏡を外した義母がその目に、かすかな笑みのようなものを浮かべて、僕の胸に顔
を埋めるようにして寄り添ってきていました。
 「ほんとに、風邪うつっちゃうよ」
 「あなたの風邪ならうつりたい…そして早くあなたが元気になってくれたらいい」
 純真で一途な若い少女のような言葉を、義母はそれこそ少女のような真剣な眼差しを
して、僕にすがりつきながら熱く呟くのでした…。


       続く
 
 
 

※元投稿はこちら >>
15/08/30 21:43 (pn4NyKLq)
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