半袖だった事もあり、焦る気持ちとヤバいという気持ちとは裏腹に姉の左腕をパジャマから抜き取る動作は、拍子抜けなくらい簡単だった。
だからなんだろうか、姉の左腕を腰の上にそっと置いたつもりが、バサリと向こう側に落ちた。起きてしまうかと心臓が張り裂けそうな気持ちで姉の顔を見たが、その手で頬を何度かポリポリと掻いただけで、起きる気配は無く変わらず眠ってくれていて助かった。
姉は右腕だけを袖に通した形で僕に背中を向け、横になっている。インナーは着てなかった。裸の背中に薄く残るブラの痕がとても厭らしい。
ベッドに手と膝をつけ、横になっている姉の前面を覗き込む。スプリングが軋む、小さな音が気になる。姉の体も僅かに動く。眼を覚まされたらどうしようと考えながら、慎重に慎重に、姉の胸を覗く為に体を伸ばしていった。
大丈夫……大丈夫……
起きる訳がない……
大丈夫……大丈夫……
右手を手前につき、左手を向こうの壁につく。無理な体勢だったけど、姉の前面を見る事が出来る。僕は体をずらし、顔を動かし姉の胸を覗きこんだ。横になっているせいで姉の胸はお椀のような丸い膨らみでは無く、伸びて下に垂れた餅のようだった。
丸くツンとした胸を想像していた僕には予想外だったけど、逆にそれが妙に生々しく、とても厭らしく思えた。見せる為の飾られた胸では無く、女として生まれた身体の変化、男を喜ばす為の膨らみ、男に揉まれる為だけにある膨らんだ胸。
とてもスケベで卑猥に見えた。姉の胸が、姉自信が、早く触って早く揉んで早く乳首を弄って、と主張しているようだった。
僕は目を凝らし姉の胸を凝視する。CかDぐらいある胸の大部分が見えているのに、いくら見る角度を変えても肝心の姉の乳首は腕が邪魔して見えない。
チラリと姉の顔に目をやり寝ている事を確認してから、僕は壁についていた手を離し、姉の乳首を見る為に、邪魔な腕を退かそうと姉の腕を掴んだ。そろり、そろりと動かしていく。すぐに姉の乳首が顔を出す。もっと、ちゃんと、じっくり観る為に姉の腕を背中まで持っていく。姉の顔と乳首と腕を確認しながら動かしていく。
大丈夫……大丈夫……
起きない……気づかない……
その時、突然姉が寝返りをうった。大きく寝息をたて仰向けになる。その時に確かに目を開け僕を見た。僕を見て目を閉じ、またイビキをたて始めた。
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