ベッド脇に立ち、平静を装い自然な振る舞いで姉を覗き込む。それまで足音を立てないようコソ泥みたいに近づいてきたのに、そんな姿を自分ながら滑稽に思う。それでも突然目を覚ました時の対処として体は他所を向けながら目だけで激しく姉の様子を伺った。
姉は胸の下辺りまで薄い毛布を掛けて仰向けに寝ていた。その姿は真面目な姉らしい礼儀正しい寝相だった。酔った時くらい乱れた寝相でもいいのに、真っ直ぐに身体を伸ばし両手をへそ辺りに置いて気持ちよさそうに大人しく寝ている。
部屋に入りそのままの格好で寝たと思っていたけど、姉はパジャマを着ていた。ちゃんと着替えているあたりも真面目な姉らしかった。改めて部屋を見てみると、勉強机の椅子に脱いだ服が掛けてある。これも綺麗に掛けてあった。もしかしたら姉はそんなに酔っていないんじゃ無いかと不安がよぎり、僕は身動き出来ずに目だけで椅子に掛けられた服とベッドで眠る姉を交互に確認する。頭の中では姉とSEXするのを決めているのに、引き返そうかと思う気持ちもチラチラと湧いてきていた。本当に引き返すつもりならばすぐに動けるはずなのに、僕の心には、大丈夫……大丈夫……という言葉が占めている。やる事しか頭になかった。
椅子の上に無造作に置かれていたのも僕を後押しした。椅子の上には淡いブルーのブラが畳まれずにあった。それだけが真面目な部屋の中で淫らに依れていた。几帳面な中にそれだけが女を主張して、妖しい色香を放っていた。それはまるで真面目な姉も男に抱かれて、淫らに乱れるのだと言っているようだった。
姉も女、他の女と同じ
濡れて、男を受け入れる
姉の姿が目に浮かぶ。真面目な顔で男のモノを手に握り動かす姿。自分のソコを指で掻き回され、半開きに口を開けてヨガル顔。物欲しそうに男のモノを頬張る口。自分のソコに突き刺さるモノに「もっと……」とねだる瞳。
姉を見ると少しばかり顔を横に向け、胸を上下に揺らし深い眠りについているように横たわっている。起きる気配は無かった。
僕は用心しながら顔を近づけ姉を観察する。意外と鼻筋が綺麗に通っていた。ポテッとした唇も可愛い。その横のホクロも色っぽい。姉が可愛く思えた。
僕は唾を飲み込み、震える指を姉のパジャマのボタンに伸ばしていった。
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