アーの膣内に射精した満足感に浸る中、先ほどのアーの言葉が蘇ってきました。
――中にはアタシの赤ちゃんになった子もいたかもしれないのに・・・・
実際にアーが妊娠しても当然な行為を繰り返している訳ですが、どうしても最悪の事態・・アーが僕の子供を身篭った姿を思い描く事ができません。
もちろん僕が姉のアーを妊娠させたなんて事になったらどんな騒ぎになるか。想像でしかありませんが、頭では分かっているつもりです。
そして避妊の必要性も。
実を言えば、夏休み終盤にコンドームを買ってきて、その後何回か使った事はありました。
でも生での挿入の快感を知ってしまった身には、ゴム皮膜を通しての感触は鈍くて気持ち良くありません。
しかしそれ以上に、一回使ったら終わりという、あのコンドームの使い捨て感覚が非常に勿体無く思えてしまうんです。
現実的にはそれ程頻繁にセックスできる訳ではないので、僕とアーでお金を出し合えば、中学生の小遣いでも使い続ける事はできるんですが、どうしても勿体無く感じてしまいます。
それはアーも同じ様で、一度など、
「これ、洗ったらまた使えないかな?」
なんて言った程です。
(アーにしつこく言われて実際に洗ってみたのですが、途中で自分がすごく情けない事してるんじゃないかって気がしてきて止めてしまいました。)
それ以来、残りのコンドームは机の一番下の引き出しの奥に突っ込んで冬眠状態。
そうなると必然的に避妊は外出しで・・ってなる訳ですが、アーとのセックスは最初の何回かを中出しで始めてしまったので、感覚的に中出しがデフォルトになってしまったと言うか。よほど意識してないと、気が付いた時には中出ししてしまっていた・・なんて事の繰り返しです。
そしてその度にアーの説教タイムが始まります。
でも最近気が付いたんですが、中出しした時のアーのお説教って、いつものような迫力が無い気がするんです。
もしかしたら、中出しに対しては本気で怒ってない?
そんな気がしていました。
「・・ねぇ、ター・・・気持ち良かった?」
アーの体の上で放心していた僕は、耳元で囁く声で我に返りました。
「あ?・・ああ・・・うん・・・・最高に気持ち良かったよ・・・」
「うん・・・ターの・・すごいいっぱい・・アタシの中に来たもん・・・・・あれで気持ち良くないわけないよねぇ・・・・」
アーの口調が突然変わります。
しかも僕の背中に手を、そして腰には脚を回して。まるで僕を逃がさないようにしているみたいに。
「まーた、アタシの中に出しちゃって~」
すらりとした手脚で僕をしっかりと捕まえて。
「・・・赤ちゃんできちゃったら、いったいどうするつもり?」
僕は萎えかけたチ○ポを抜く事もできず、ただ素直に謝るだけ。
「ごめん!・・・アーん中、すごく気持ちいいからさ・・・夢中になっちゃって、抜くの忘れちゃうんだよ・・」
「まぁた、そう言って~・・・」
「・・・それに・・アーも避妊の事なにも言わなかったから・・・今日は大丈夫なのかな~って・・」
「・・・アタシが悪いって言うのー?」
「いやいや!・・・そういう訳じゃなくて・・・・・アーって・・中出ししても本気で怒んねぇし・・・・・・・ホントはあんま嫌じゃねぇんじゃねぇか?・・中出しされんの・・・」
突然押し黙るアー。
やっぱり図星だったみたいです。
「・・・おい」
「・・・・・別に・・・・・嫌いじゃないけど・・・」
「あ!・・・ホントは結構好きなんだろう!」
「・・・・・・・・」
アーは顔を赤くして黙秘状態。
「・・・中出しされっと、女も気持ちいいのか?」
「・・・・・違うわよ」
「・・・・・」
「・・中に出されると・・・お腹の奥で、温かいのが・・ジワーッて広がる感じがして・・・・・ターがアタシん中で逝ってるのが分かるって言うか・・・・なんかゾクゾクゥッて震えがくるのよ・・」
「・・へぇ・・・分かるもんなんだ・・・」
アーが恥ずかしそうに頷きます。
「でもアーも中出しん時、そんなん感じてくれてたって・・なんか嬉しいな・・」
「・・・だからって、中に出していい訳じゃないんだからね!」
「・・・・・分かってるよ」
アーが僕を離してくれないので、半萎えのチ○ポはまだマ○コに収まったまま。
「・・おい、もう離してくれよ」
「だーめ、まだこのままでいるの・・」
「でも、重いだろ?」
「ターの重さを感じていたいの!・・もう、いいから黙って抱き締めて・・」
「はいはい・・」
セックスの後、そのままアーと抱き合っている。
とても穏やかで満ち足りた気分です。
家の外からの音以外には、アーの静かな息遣いが聞こえるだけ。
しばらくするとアーが遠慮がちに声をかけてきました。
「・・・・ねぇ、ター」
「なに?」
「・・・あのね・・・・・ターは、アタシとこんな風になって・・・・・あの・・・・・・後悔とか・・してない?」
「はあ?」
「いや!あの!・・・・・ターは優しいし、いっぱい愛してくれるし・・・だけど、アタシはなんにもしてあげられなくて・・・・それに・・みんなにも秘密にしてなきゃならないし・・・・・・その・・・アタシなんかでいいのかな・・・って・・・」
「全然!」
「え?」
「後悔なんて全然してないよ!・・・つか、今は俺がずーっとなりたかった状態だぞ・・・嬉しくってみんなに言い触らしたいくらいだよ」
「・・・でも・・やっぱり・・秘密にしてなきゃならないし・・・」
「そんなの覚悟の上だろ!」
「・・・・・本当に?・・・嫌になったりしない?」
「なんねーよ!・・・・お前、普段は自信満々のくせに、俺との事になると途端に自信なさ気になんのな・・・つーかさ、そんなん聞いてくるってことは、お前が後悔してんじゃねーのか?」
「違うよ!・・アタシだって幸せで・・・嬉しくて・・・・・・でも・・時々少し怖くなる・・・」
「・・なにが?」
「・・・・・アタシと・・ターは・・姉弟で・・・ホントはこんな事しちゃいけないのに・・・・でも・・ターとエッチすると・・・気持ち良くて・・すごい幸せで・・・・・ううん・・好きになること自体おかしいのかもしれなくて・・・だけど・・好きって言われたり・・キスされたりするだけで、なにも考えられないくらいボーッてすることあって・・・・ホントはいけないのに・・・・・・時々・・アタシはとっくの昔に頭がおかしくなっちゃってて・・ズーッと夢見てるんじゃないかって・・怖くて・・・泣きたくなることある・・・・・」
「・・・・・・」
「・・・これも・・夢じゃないよね?・・・・ターがアタシのこと好きって言ってくれたのも・・ホントだよね?」
「・・・・アホ」
思わず僕はアーを強く抱き締めていました。
「アーがおかしくなってんなら、俺なんかは完全なキ●ガイだな・・」
僕に縋るように抱き付いているアーの頭を撫で、優しく頬擦り。
「・・・ホントだよ・・・・俺がアーを好きなのも・・キスも、こうしてエッチしてるのも」
「・・・・・うん・・」
「・・・・ごめんな」
「え?」
「アーが・・そんな不安がってたって気付いてやれなくて」
「ううん・・もう平気・・・・ターがホントって言ってくれたから・・・もう怖くない」
アーを見ると、目尻に涙は残っていましたが、吸い込まれそうなくらいに透き通った笑顔で笑いかけてくれました。
「ねえ・・キスして・・・」
「ああ」
気持ちを確かめ合うような、濃厚で激しいキス。
そしてキスだけじゃ収まらず、お互いの顔をペロペロと舐め合います。
忽ちアーのマ○コに嵌ったままのチ○ポがムクムクと力を漲らせてきました。
「あ!・・・ターのがぁ・・」
「分かるか?」
「うん・・分かるよぉ・・・・・あっ・・はあぁぁん・・」
ゆっくりとですが腰をローリングさせると、すかさずアーが反応します。
「ああぁ・・・堪んねえ・・アーん中・・」
「・・ターがぁ・・ターのがぁ・・・アタシん中ぁ・・・かき回してるぅ!・・・」
「・・・アーのこと・・食べちゃいたいくらい愛してるよ・・・」
「・・食べてぇ!・・・いいよぉ!・・・食べてぇ!・・・・もっとぉ!・・もっとぉ!・・・愛してぇぇ!・・」
「あぁ・・・・アーん中・・ヌルヌルで・・チ○ポが・・溶けちゃいそうだ」
アーの愛液と、たぶん僕が先ほど中に出した精液のカクテルがクチュクチュと音を立てています。
「・・ター!・・・ター!・・・愛してる!・・愛してるよぉ!・・・アタシのこと・・離さないでぇ!」
「ああ・・ああ!・・・・ずっと・・一緒だよ!・・・一生・・離さないよ!」
「・・ホント?・・・ホントォ!?」
「ホントだよ!・・・アー・・・・大人になったら・・結婚しよう!」
「・・え!?」
「・・法律じゃ・・・結婚できないけど・・・そんなの・・構わない・・・・2人で・・・結婚式・・あげよう!・・・・そして・・・2人で・・暮らそう!」
「いいの!?・・・ホントに・・いいのぉ!?・・・・・嬉しい!・・・嬉しいよぉ!!」
アーの声はもう泣き声です。
ポロポロと涙を流し、嬉しそうに泣いているアー。
そんなアーを見ていると、僕の方まで幸せで泣きたくなります。
「ああ!・・・もう!・・死んじゃう!・・・アタシ!・・死んじゃうぅぅぅぅっっ!!」
感極まったように叫んでいたアーが、全身を硬直させプルプルプルと震え出しました。
真っ白な喉を仰け反らせ、声にならない声を上げています。
「ーーーー!!!!!」
初めて見るアーの姿に、思わず腰の動きも止まります。
「はぁっ・・・はあっ・・・はぁっ・・・はぁっ・・・」
「・・おい、お前・・・今の・・逝ったのか?・・」
僕の体にしがみ付き、荒い息を繰り返すアー。
僕は一旦チ○ポを抜き出し、アーをベッドで楽にさせました。
しばらくして呼吸が落ち着いた頃、やっとアーが目を開きました。
「・・・ター」
「大丈夫か?」
「うん・・・・なに?今の・・・頭ん中が・・真っ白になっちゃって・・・」
「たぶん、逝ったんだよ・・」
「・・・逝ったの?」
「ああ・・・セックスで逝ったの初めてだな・・」
僕はアーの隣に横になり、アーを抱き寄せました。
「・・・なんか、凄かった・・・訳分かんなくなって・・・どっか行っちゃった・・・」
アーの声はまだ夢の中にいるみたいです。
「・・・そっか・・・・アタシ・・逝っちゃったんだ・・」
腕枕をしてやると、目を細めて体を擦り寄せてきました。
「アタシ・・・ターに逝かせられちゃったんだね」
「あ~・・うん・・・まぁな・・・」
まったく邪気のない目で真っ直ぐ見詰めてくるアーに、少しドギマギしてしまいます。
「・・あ・・・でもターはまだ逝ってないよね・・」
「あ?あぁ・・・まぁ今日はもう2回出してるし・・・アーが一休みしてからでいいよ・・・」
「ありがとう・・・ごめんね・・」
「いいって・・・でも、一休みしたらまた始めるぞ」
「・・うん」
1発目はアーの口に出して飲ませ、2発目はたっぷりと膣内射精。
3発目は途中でしたが、アーをセックスで初めて逝かせることができました。
そして今は2人とも真っ裸のまま、アーに腕枕をしてベッドの上で寄り添い寝そべっている。
信じられないような幸運に目眩すらしてきます。
体を擦り寄せるアーの体温がとても心地良く、満ち足りた気分のまま今にも眠ってしまいそう。
気が付くと、いつの間にかアーが可愛い寝息を立てていました。
だいぶ長い一休みになりそうです。
『まぁ、まだまだ時間はあるし・・』
時計を見ると、まだお昼にもなっていません。
昼寝には少し早すぎる気もしますが、大好きなアーと裸でお昼寝するのも乙なものでしょう。
僕は肩口に置かれていたアーの手をそっと握って目を閉じました。
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