その夜、出来たら息子と話がしたかった。
妹と話し合った事を、彼にも是非知っておいて欲しかった。
夜寝る前、一緒に寝ている夫に知られない様に、息子の部屋へ行くのは到底
無理な話。
彼と二人だけで話し合える時間は、夫の帰る前にしか有りません。
夕方彼が学校から戻ると、私は何を置いても、直ぐに彼の部屋に向かいまし
た。
「何? これから宿題やらないと・・。」
私の顔を見るなり、彼がそんな事を言いだしました。
「そんな意地悪言わないの、用が有るから来たのに・・。」
椅子に腰かけたまま、私の方に身体を向けて来ました。
「今日昼間、真理子と話をしたわ。」
前置き無しに、本題から切り出しました。
「そうなんだ、嘘じゃなかったでしょう?」
「真理子には文句言っておいたけど、何であんな事言ったのよ。」
「あんな事って・・、ああ、させてって事?」
「そうよ、我慢出来なかったの?」
「あの日、叔母さん、胸の谷間がはっきり見える服着てさ、俺まだモヤモヤし
ていたし、叔母さん見ていたらたまんなくなっちゃって・・。あの叔母さん
なら、ヒョッとしてやらせくれるんじゃないかと思った・・。」
彼の言葉を聞いて、私も半分納得出来る気もしました。
確かに、普段から女のフェロモンを周囲にばら撒いているタイプで、意識し
てやっている所もあるのです。
彼を誘惑する気が有ったかどうかは別ですが、その網に見事に彼が引っ掛か
った訳です。
「お願いだから、もう真理子には近づかないで。真理子にはご主人がいるんだ
から、彼方がしている事は真理子の家庭を壊しかねないのよ。いいわね。」
叱る訳にも行かず、事実を認め、今後の事を戒めるしか無かった。
「でも、母さんにだって・・。」
やはり彼はあの事を言いたいのでしょう。
「私が悪いの? 彼方の要求を断ったから?」
「・・・・・・」
私の問いに、黙ったままでしたが、如何やら図星の様です。
私は考えてしまいました。
この事態をどう乗り切ったらいいのか・・、母として女として。
「若いから無理も無いけど・・、私、困っちゃうな~。」
「ごめん!」
申し訳なさそうに謝る姿は、やけに素直でした。
「今は如何なの? 家ではしない約束だけど、お父さんの帰る時間まで、まだ
少しあるから・・。」
私の言葉で、彼の瞳が輝きました。
「本当に?」
「今日は特別よ、いつもじゃないから・・いいわね。」
椅子に腰かけている彼のズボンのジッパーを下ろし、ズボン毎引き下げまし
た。
話をしただけなのに、下げたズボンの下は早くも勃起状態。
「もうこんなにしちゃって・・、こんな事ばかり考えていちゃダメだから
ね。」
そう言ったものの、目の前でブリーフを押し上げているペニス、先端のその
形がクッキリと浮かび上がっている。
早く見たかった。
ブリーフにかけた手が、もどかしく感じる。
ブリーフから解放されたそれは、勢いよく跳ねると、2~3度上下に揺れ
た。
目が釘付けになり、知らずに唾を飲み込む私。
正直、入れたくなりました。
こんな硬いものを押し込まれて、何度も突かれたら、絶対変になる。
でも、その誘惑は私を捉えて離しませんでした。
何時の間にか、私の目は自然と部屋の時計へ向き、後何分と時間を確認して
おりました。
家の中で初めて彼と一体となりました。
向かい合う様にして、彼の膝の上に跨りました。
息子の硬直したペニスが、私の中に突き刺さっております。
その前の段階で、私はショーツを脱いで、机の上に座らされ、剥き出しにな
った股間を前に突き出すと、そこに本格的な愛撫をしてきました。
「ダ・・ダ・・メ~、そんなことしちゃ・・ぁ~」
まさかここまでして来るとは思いませんでした。
何と言っても、何時夫が戻るかしれない、家の中です。
いくらそれまでに時間が有るとは言え、あまりに大胆過ぎる。
でも、拒む事は出来ませんでした。
そして、初めて我が家での交尾、
「あはぁ~~~、あぁぁ~~。」
彼にしがみついていました。
腰が勝手に動いてしまいます。
「ここまではダメだって・・家の中なんだから・・。」
「母さんだって、腰が動いているよ。」
息子が私にそう言います。
「だって、勝手に動いちゃうんだもの~。」
本当に気持ち良過ぎます。情けないけど・・このまま死んでも良い。
「お願い・・逝かせて、健ちゃん・・お願いだから、お母さんを逝かせて
~。」
私は必死のお願いを彼に頼みました。
これ以上時間をかける訳にはいかなかったからです。
夫の戻る時間が、刻一刻と迫っていたのでした。
<影法師>
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