『ホラ、ワンちゃんはちゃんと犬の恰好をする!』
私を膝まづかせ、笑っている。
「本当にするの?ねえ、止めようよぉ」
ペシッ!
「ヤンッ!?」
躊躇する私にお兄ちゃんがお尻を叩く。
『犬なんだから語尾にワンとつけ…、あっ、そうか何か足りないと思ったんだ』
ゴソゴソと鞄の中から何やら動物の尻尾みたいなのが付いたモノを取り出した。
「お兄ちゃん、もしかしてソレ…?」
物凄~く嫌な予感がする…。幾分か細いけど、あの形は…。
『ピンポ~ン』
あぁ…やっぱり…
お兄ちゃんはさっきまでのを再び前に、そして尻尾が付いたのを後ろへと挿入れ、スイッチを入れた。
「キャアッ!嫌ッ、だ…駄目ぇ…」
薄い肉壁を挟んで、二つのバイブが擦れ合う。
『そんなに嬉しいの?本当のワンちゃんみたいに尻尾を振って』
「そ…そんな訳無いでしょ!これはバイブが…あ…あふっ…ウン」
うずくまる私の鎖を引き、歩き出す。
『さ、行こうか?夏樹ちゃん。落としたらお仕置きだからね』
1本でも凶悪なのに、2本同時だなんて…。
暫く本当のワンちゃんみたいによつんばいで歩いていたけど、ずっと刺激され続けた為に、急にお腹が張ってきた。
「お…お兄ちゃん…」
『何?』
「あ…あのね…」
『だから何?』
「……ッコ」
『?…聞こえないよ』
「おトイレに行きたいって言ったの!もうお兄ちゃんの馬鹿!!」
辺りを見渡してもおトイレは無い。公園だったら有ったかもしれないのに…。
『ここですれば?』
「エ~ッ!?」
何で驚くんだ?と言いたげな顔で私を見ている。
「だってこのままする訳にはいかないでしょ?お兄ちゃんもいるのに…」
『僕は構わないけど?一度見てるし…』
…///
そうだった。私、一度見られちゃってたんだ。ぁぁ…駄目…もう限界…も…漏れ…ちゃう…。
「お…お兄ちゃん、お願い…これを抜いて、あっちに行って…早くぅ…」
脚の間でクネクネと動いている物体を指し、縋る様に頼み込む。
『抜けばいいんだな?』
私の後ろに回り込み、まだウィンウィンって動いているバイブをそのまま引き出そうとした。
「ハァ…あ…ィャ…駄目…」
『何だ?抜かないのか、どっちなんだ?』
どさくさに胸を揉みながら、何度もバイブを出し入れしてくる。絶対にワザとだ。
ピクピク…
太腿から付け根辺りが痙攣しだす。
だ…駄目…もう…
チロチロ…
シュピピ…
シャアアアーッ!!
「イヤーッ!」
駄目、止まらない!お兄ちゃんはニタニタ笑いながら覗き込んでいる。
「あ…ああ…ふわぁ…」
プルルッ…
ま…また見られちゃった。私がオシッコしてるとこ…。我慢してた分、いつもより勢い良く出ちゃったよぉ。こんな恥ずかしいの見たがるなんて、お兄ちゃんは絶対に変態だよぉ…。
出来るだけくっつかない様くらいに脚を閉じ、モジモジとお兄ちゃんを見る。
「…ティッシュ…ティッシュ頂戴…」
『…無いよ。さっき使ったから』
お兄ちゃんとHした時、全部使っちゃったんだ…どうしよう、このままじゃパンツも履けないよぉ。
『僕が拭おうか?』
言い終わると同時に、返事も聞かず私の片脚を肩に乗せた。
「え…え…ええっ!?」
どういう意味か解らず混乱している私のアソコに舌を這わせた。
「や…やだ、お兄ちゃん汚いよぉ」
『大丈夫!』
何が大丈夫なのか判らないけど、お兄ちゃんは赤ちゃんが出来る方の穴を舌先で抜き差しする様に舐めている。
「違…お兄ちゃん、そこ…違う…」
ニヤリと上目使いで私を見上げるている。
『じゃあココ?』
今度は痛い位に膨らみ始めたクリちゃんを転がし、弾く様に刺激し始めた。
「ち…違…違うの…」
本当はその間に有る小さな小さな穴の方。2回も私の恥ずかしいシーンを見てるから判ってるのに、また私を虐めて楽しんでいるんだぁ…。
『だってこれが男のチンチンと同じところだろ?
否定しようにも気持ち良くてとめどなく溢れ出る、私のHなお汁…。
ニヤニヤ笑いながら、私のお尻から生えている尻尾をスイッチをONにしたままクイックイッと引っ張る。
「ひゃ…や…あう…」
立っていられなくなり、お兄ちゃんの頭を抱える様にしがみ付く。
…なに?何かが私の下半身に集まってくる感じ…。
「いや…お兄ちゃ…退いて…で…出ちゃう、出ちゃうの…」
それを合図とばかりにクリちゃんを吸い上げ、歯を立てて甘噛みする。
「駄目ェーッ!!」
プシャーッ!!
あ…ああ、お兄ちゃんの顔にお潮噴いちゃった。
『夏樹ちゃん…君の水道は壊れてるみたいだね。ちょっと栓をしないといけないな』
「……え?」
私が組んでいる腕に頭を通したまま立ち上がり、両膝を抱えて挿入れてきた。
「ちょっ…お兄ちゃん、まだするのぉ?わ…私、壊れちゃう…壊れちゃうよぉ…ぁあん」
ファミレスで軽い朝食をとり、お家へと向かう主要道。外出理由のゲーム機は知人に頼んで既に入手済み。お兄ちゃんの手際の良さにはびっくりだよ。
「お兄ちゃんって…やっぱり頭良いんだ。いつも緻密な戦略を立てて、用意周到に準備して欲しい物は必ず入手しちゃうよね」
私もそのひとつなのかな…。
『ん…何?』
「…何も…」
心地良い疲労とスローテンポなBGMが誘うまどろみの中、私はある悪夢に怯えていた。いつかお兄ちゃんに恋人が出来て私を抱かなくなるんじゃないかと…。
-END-
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