『夏樹…夏樹…』
お兄ちゃんに揺り動かされ、目が覚めると、そこはコンビニの駐車場だった。
『悪いけどジュースと食べ物を買ってきてくれないか?』
「う…うん…」
まだ少しボヤ~っとする状態で車外に一歩踏み出して違和感に気付く。まだアレが入ったままだ。
「あ…あのう…もしかして、このままなんて…」
『そう…』
ノーブラ、ノーパンな上に、アソコにはバイブがぁ…。
「え~!?そんなのヤダよぉ…」
『文句言わずに早く行く!』
パシッ!
「キャンッ」
スカートを捲くる様にお尻を叩く。
「エ~ン…」
車の中でニコニコ笑いながら、リモコンをかざし、手を振ってる~
「お兄ちゃんのバカァ!」
押す!お兄ちゃんは絶対にリモコンのスイッチを押しちゃう。とにかく少しでも早く済まさないと…。
幸い深夜にもかかわらず、店内には女の店員さんただ一人。こんな状態だとバレない様に自然に…自然にと意識すればする程、不自然な動きになってしまう。
「いらっしゃいませ」
ドキドキ…
スカートを微妙に気にしながら、お兄ちゃんが好きなレモン果汁と惣菜パン…いつ押されるか判らない気もそぞろな状態でレジに向かう。
ドキドキドキ…
「こちら温めますか?」
マニュアル通りの営業スマイル。
「あ…ハ…ハイ…」
し…しまったぁ…思わず頼んじゃった。
「721円になります」
お兄ちゃんはわざわざ私に5千円持たせている。しかも指定した商品ではお釣りが細かくなってしまう。
!?
チャリンチャリン…
お釣りを受けとろうとした瞬間スイッチが入り、思わずこぼしてしまう。
「す…すいません」
慌てて拾い集めるその間もバイブは私を攻め続けている。
レンジが止まるまでの1分間がこんなにも永いとは思わなかった。気を抜けば抜け落ちてしまいそうになるバイブ。脚をギュッと閉じると更に敏感な部分に押し付ける事になり、より凶悪に私を攻めたてる。
「ぁ…ぁぅぅ…」
「あの…顔色がお悪いみたいですが…」
「だ…大丈夫で…す」
「有難う御座いました」
フラフラと覚束ない足取りで店を出る。
『お、サンキュー』
何事も無かったかの様に笑っている。
「お兄ちゃん!!」
ギュ~ッ
『痛てて…』
重いっきりお兄ちゃんの左手を抓ってやった。当然よね?本当に恥ずかしかったんだから。
それから暫く湾岸沿いを走っていたんだけど、AT車だからその間も私の中のバイブのスイッチを入れたり、クニクニと動かしたり悪戯をして、私がイク寸前に止めるという繰り返し。もう気が変になっちゃいそう。
「お兄ちゃん、もう駄目…私…私ぃ…」
我慢出来ずに思わずお兄ちゃんの腕に縋り付く。
『仕方ないなぁ…』
倉庫が建ち並ぶ一角に車を停め、路地奥に連れ込まれる。
本当は公園てかの方が良かったんだけど、最近は物騒だし、ここなら人気は少ないから。
「早く…早く、お兄ちゃん…」
お兄ちゃんに抱き付き、脚にアソコの辺りを擦り付けける様におねだりしてしまう。
『そんなにして欲しいなら、ちゃんと【お願い】してよ』
【お願い】の意味はすぐに理解できた。腰を下ろし、お兄ちゃんのズボンのファスナーに手をかけ、【もう一人のお兄ちゃん】を取りだし、キスをする。私の唇は男の人の…お兄ちゃんの精液の味を知っている。ファーストキスもまだなのに…。髪を掴まれ、鼻を摘まれて無理矢理くわえさせられたあの時…、喉奥まで押し込まれ、大量の精子を全部飲み下すまで解放してもらえなかった。あれ程嫌だったのに、お兄ちゃんのペニスが今は愛おしくて仕方が無い。射精の寸前にピクピクと動くのが可愛く思う。
2~3度スリスリすると手の中でムクムクと大きくなっていく。
唇で包み込み、舌で全体を、ピンポイントをと絡ませる。優しく袋をマッサージしながら頭を振ると更にHなお汁がジワ~っと溢れ出した。
「あふっ」
そんな私の変化に気付いたお兄ちゃんがバイブのスイッチを入れる。ウィンウィンとうねる度に私のお尻も動いてしまい、お兄ちゃんへの愛撫が疎かになってしまう。
「お…お兄ちゃぁ~ん…」
堪らず立ち上がり、スカートの裾をたくし上げる。月明かりに照らし出された恥ずかしい場所がテラテラと煌めいている。
お兄ちゃんは無言で私の片脚を抱え上げ、バイブを抜き取ると、一気に突き上げた。
「フワァァ…」
散々焦らされてたのでイッちゃった。
それからいろんな恰好で何度もイカされた後、お兄ちゃんもフィニッシュを迎えた。お兄ちゃんのが膣内に拡がっていくのと同じ様に幸福感が身体全体に伝わっていく。
『……夏樹』
「え…」
ゆっくりとお兄ちゃんの顔が近づいて来て、私に唇を重ねる。
!?
私のファーストキス…。お兄ちゃんとの初めてのキス。それはほんのりレモンの味がした。
あ…さっきのジュース…。初めてのキスはレモンの味がするなんて聞いた事があったけど、お兄ちゃんってば気を使ってくれたのかな?
あ~あ、これで私の【初めて】はみんなお兄ちゃんに奪われちゃったなぁ。
これって私はお兄ちゃんの【モノ】になったって事なのかな?
アハハ…変なの。何だか心が擽ったい…。
さっきHしてた路地の向かいにあったバス停のベンチに座り、お兄ちゃんの肩にもたれながら幸せの余韻に浸っていた。
雲の上を歩いている様なフワフワ感。ニッコリと笑うお兄ちゃんが耳元に囁いた。
『ちょっと散歩しようか…』
「……ウン」
月明かりの下、海辺でお散歩なんて、ちょっとロマンティック…なんて思ったんだけど…。
甘かった…今までのパターンを考えたら普通にお散歩する訳無いのに…。
「お…お兄ちゃん…」
頭にネコ耳、首にはワンちゃん用の首輪。ニーソックス以外は身につけていないあられも無い姿でお兄ちゃんの前に立たされている。
「エ~ン、ヤダヤダ絶対にヤダァ。恥ずかしいよぉ…」
いくら人気が無いからって、裸なんて…。
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