それからしばらくは寝不足続きだった。
学校がしんどい。
「おはよう、太一くん・・・大丈夫?」
「美咲・・・おはよう・・・」
眠い、けど姉のためだ。
授業中意識が何度か飛ぶ。そのたび美咲が呼び戻してくれる。
「太一くん?大丈夫?」
「うん・・・平気」
何とか学校を終えて下校の時間。
美咲と二人で帰る。
「美咲、ごめん今日は用事があって・・・」
「あ、うん。いいよ!私はいつでもいいから」
時々、学校が終わってから美咲の家に寄ってはエッチする。
ここ最近は寝不足でしていないが・・・
「ごめんな、美咲・・」
「いいってば!それより太一くん・・・ちゃんと寝なきゃダメだよ!」
僕は苦笑する。
「あぁ、ごめんな」
「じゃあね!また明日!」
「うん!またな!」
手を振って別れる。
さて用事とゆうのはマリ姉が食事に誘ってきたので姉と僕でマリ姉のマンションに行く予定なのだが・・・家に帰ると姉がリビングでテレビを見ていた。
「おかえり、太一くん」
「ただいまぁ・・・」
ボフッとソファーに倒れこむ。
はぁ・・・寝不足とは辛いものだ。
「太一くん?」
姉は不思議そうに僕を見つめる。
「大丈夫?マリの家行けそう?」
「うん、大丈夫だよ。今着替えるから」
フラフラしながら二階に行く。
言えない・・・姉が隣に寝てるから寝れないなんて。ぱっぱと着替える。
携帯が鳴る・・・マリ姉からだ。
「もしもし」
「あっ、たっくん?今迎えやったからね。ゆーちんと一緒に乗ってきてー」
「りょうかーい・・・」
「何?元気無いね」
「まぁ、・・・ね」
「ウチ来てから話そう、じゃ!」
リビングに戻る。
姉はテレビを見ている。
姉の向かい側に座る。
「ねぇ、太一くん・・・」
「ん?何?」
「宇宙人っているのかな?」「へぇ?宇宙人?」
テレビはUFOの特集。
あぁ・・・
「うーん、いるかもしれないかなぁ」
「私もいると思う・・・でも怖いなぁ」
「ははっ、何で?」
「だって、寝てる間に連れ去られちゃうんだよ。怖いよぉ」
「大丈夫だよ!僕も隣で寝てるから止める。最悪一緒に連れ去られるから」
「そっか、太一くんが隣にいるんだよね・・・」
なぜか僕が恥ずかしくなった。
チャイムが鳴る。
迎えが来たようだ。
「い、行こ!」
僕は逃げるように車に向かう。
「あっ、太一くん待って」
すぐ近くのあきらかに高級で豪華なマンションにつく。
「ほぇーたかーい」
姉は入り口の前で見上げる迎えに来た男性に案内され部屋につく。
これで二度目の訪問。
「いらっしゃい!ゆーちん久しぶり!」
「マリ!」
姉はマリ姉に抱きつく。
「綺麗になったね、ゆーちんは」
「マリも綺麗だよぉ」
僕はボケーと眺める。
マリ姉は僕にウィンクした、部屋に入るとテーブルにはオードブルやステーキ。さすがに金持ちだ。
「わぁ、美味しそう!」
「ゆーちん、いっぱい食べてね!」
二人でソファーに座る。
向かい側にはマリ姉と・・・さっきの男性。
「あんた、もういいわよ」
「いえ、お嬢様が間違いをおこさぬようにと。お父様から指示されましたので」マリ姉はムッとする。
「私が間違いを起こすとでも?」
「はい」・・・即答。
「どっか隅にいなさい、笹木」
「はい」
笹木と呼ばれた男性は隅の方に立つ。
「さて!食べてね」
二人でいただきますと言って食べる。
さすがに高級なお肉、美味しい。
「ゆーちんは19歳だっけ?綺麗になったよねー」
「そ、そんな褒めないでよ、照れちゃう」
僕はもきゅもきゅと食べる。
自分の料理の参考にしたいくらいだ。美味い。
「ゆーちん彼氏は?」
「えっ、いないよ・・・」
マリ姉はびっくりしたようだ。
「えぇ!?いないの?もったいない・・・」
僕はコーラを飲もうとした・・・口にする前に手が止まる。
薬入ってないよな?
「マリ姉・・・」
「何?たっくん?」
「前みたいに飲み物を飲んだら素敵な状態にならないよねら?」
「えっ・・・もちろんよ!」笹木は聞きのがさなかったようだ。
「お嬢様・・・」
「ち、違うわよ!あれは違うわ!ただの興奮剤・・・」
「お嬢様!いい加減にその癖は治してもらいませんと!」「わかってるわよ・・・」
どうやら他の人にも薬を盛ったらしい。
それから色々話しているうち9時ごろになる。
マリ姉は酒で酔ったようだ、顔が赤い。
「ねぇーゆーちん。彼氏作りなよー」
「えっ、だって・・・」
「私なんてアメリカで12人の男掛け持ちで付き合ったのよー」
「ふぇ、凄い!」
「でしょー、でも今は欲しい人は・・・」
僕に向かってウィンクする「彼氏作って初キスしちゃいなよ!」
「やっ!私にはまだ早いよ!だって・・・チューしたら赤ちゃん出来ちゃうんでしょ?」
・・・・・え?
その場は一瞬静まりかえる「お姉ちゃん・・・そんな事はないよ。キスしても子供はできないから」
「そうよ、ゆーちん・・」
「ほぇ?そうなの?」
姉はぽけーっと考える。
「子供はね、せっ・・」
笹木が急に喋る。
「お嬢様、お時間です」
「何よーもう少し!」
「いけません!申し訳ないですがそろそろお帰り願えますか?明日の仕事に支障がでますので」
「ちょっ、笹木!」
「申し訳ありません」
僕は姉と顔を見合わせる。たしかにそろそろ時間だ。マリ姉に別れの挨拶をして家まで送られる。
もう10時。
お風呂に入って寝よう。
「美味しかったね。料理」
「うん!でも太一くんの料理の方が好きだよ」
「あ、ありがと」
照れるな・・・
「お風呂先に使っていい?」「いいよ、僕は後でいいから」
僕はテレビをつける。
この時間帯はつまらないなぁ。
ぼーっとしている間に父さんが帰ってきた。
「おかえり、父さん」
「おお、ただいま」
父さんは冷蔵庫からビールを取りだし椅子にすわる。一気に飲み干す。
「ぷっはー!うめぇ!」
「ビールって美味しいの?」「うーん、お前にはまだ早いなぁ」
「へぇ・・・?」
姉が風呂から上がり僕も風呂に入る。
服を脱ぐ・・・姉のパンツが目に入る。
いやいや・・ダメだろ。
ぱっと入ってぱっと上がる。
父さんはまだビールを飲んでいる。
「あんまり飲み過ぎないでよー」
「わかってるって。有希とはどうだ?」
「うん、まぁまぁかな?わりと喋れるし」
「そっか、安心した。おやすみ」
「うん・・・おやすみ」
二階に上がる。
部屋入ると姉がベッドに座っていた。
「まだ一人で寝れそうにない?」
姉の隣に座る 「うん・・ごめんね。」
「いいよ、まだ辛いよね」
昔みたいに仲良くなれるかな・・・
「あのね、太一くん・・」
「うん?何?」
「昔みたいに・・・たっくんって呼んでいい?」
「う、うん。もちろん。じゃあ僕もゆうって呼んでいい?」
「うん!」
姉はニッコリ笑った。
「寝よう、ゆう」
「うん、たっくん」
二人で布団を被る。
電気が消えると真っ暗。
二人の体はくっつく。
しばらくして。
「たっくん・・・おきてる?」
「うん、寝れない?」
「ううん、あのね・・・」
「・・・・ん?」
しばらくの間。
「あのね・・・たっくんがよかったらね・・・キス・・してみたい」
「えっ!」
姉の方を向く。
「キスしたら赤ちゃんができるって思ってて・・・怖かったんだけどね・・・で、でもたっくんが嫌なら別に・・・」
「初めてのキスが僕でいいの?」
「う、うん。大丈夫」
「いいよ・・・しよ」
姉は目を閉じる。
僕は顔を近づける。
吐息がかかるくらい。
やわらかい感触。
チュッ・・・
「これがキス・・・かぁ。たっくんありがと!」
「ゆう、僕・・・」
ギュッと姉を抱きよせる。「たっくん?」
「今日はこうして寝よう」
「うん・・・」
いつの間にか寝てしまったようだ。
心地よく眠れた。
朝、起きると腕の中に姉がいる。
まだ寝ている、可愛い寝顔だ。
体をくっ付けると気持ちいい。
朝なのでもちろんチンコは立っている。
固くなったチンコを押し付ける。
ちょうど姉の太ももの間に入る。
腰を動かす。
「はぁはぁ・・」
姉はまだ眠っている。
パジャマが擦れる。
「うーん、たっくん?」
「あっ・・!」
起きてしまった、まずい。「たっくん・・・何か固いのが当たってるよ?」
「あ、あの・・・」
嫌われる・・そう思った。「わっ!チンチン腫れてるの?大変!」
「ゆう、大丈夫・・・うっ」姉は何のためらいもなく触ってきた。
「大丈夫?固いよ?」
「ゆう、擦って・・・」
「うん・・こう?」
ゴシゴシと慣れない手つきで擦り始める。
気持ちいい。
「はぁっはぁ」
「たっくん?」
パジャマの上からでも十分気持ちいい。
「たっくん、もっと固くなってきたよ?大丈夫?冷やさないと」
何を思ったかパジャマの中に手をいれて直接チンコを触ってきた。
「熱い・・・大変」
「ゆう、お願い・・擦って」「う、うん」
ゴシゴシ。
「はぁはぁっ」
「たっくん、苦しいの?」
「ちが、きもちいいっ」
「気持ちいいの?」
「ああっ、もう!」
ギュッと姉を抱きよせ射精した。
「はぁっはぁっ」
「たっくん・・・お漏らししちゃった?濡れてるよ」姉は確めるようにチンコを触る。
「腫れ・・・引いたね」
パジャマから手を引き抜く姉。
「何コレ?白いおしっこ?」「・・・ゆう、手洗ってきなよ。僕パンツ変えるから・・・」
「うん、病院行かなくていい?」
「大丈夫、誰にも言わないでね」
「うん、わかった」
部屋を出ていく姉。
僕はパンツを変えながらひどい罪悪感に教われた。
どうしようもないくらいの罪悪感。
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