「あっ・・・はぁ・・」
「うっ・・・んっ・・たっくん・・」
ギシギシと軋むベット・・マンコとチンコが擦れる。布団がモコモコと動く。
「はぁはぁ、ゆう・・」
「たっくん・・イク・・あっ!」
ビクンビクン 擦り付けるだけじゃ物足りない・・・・
入れたい・・・・
「たっくん?・・・」
「入れたい・・・」
「何を?」
ハッとする。
いけない・・・・
「何でもないよ・・」
朝からエッチな事をする・・・姉弟で・・おかしいよ・・・
「たっくんは出さなくていいの?」
「うん・・・いいや」
布団に顔を埋める。
「たっくん・・・あのね」
「うん?」
「彼氏・・・できそうなの」「えっ!?」
姉の顔を見ると真っ赤だ。「えっとね、バイト先の人に・・付き合わない?って言われてね」
「そっか・・・良かった!」姉は恥ずかしそうに笑う。「うん・・ありがとう!」
いつもどうり学校に行く。彼氏か・・・良かったな。クラスに入り席に座る。
美咲はまだ来ていないようだ。
男子の姉紹介して攻撃はまだ止まらない 「太一ちゃん、お姉さまのメアド教えて!」
「・・・いやだ!」
軽くあしらう。
「おはよう・・」
「あっ、美咲!」
何だか元気がないな・・・「美咲?どうした?風邪?」「う、ううん。大丈夫だよ」「そっか・・・」
大分冷え込んできたな。
そろそろ雪が降ってもおかしくない。
放課後に用事ができたので学校に残る事になった。
「美咲はどうする?帰る?」「ううん。待ってる!」
「大丈夫?・・あっ、そうだ!」
コートを肩にかけてあげる「太一くん・・・」
「体冷えないようにしててね」
「うん・・・」
ニコッと笑うがどこか悲しげ。
「・・・?行ってくるね」
用事とは委員会。
めんどくさいなぁ。
2時間ほどで終わる。
「美咲、お待たせ!帰ろ!」
「うん!」
すっかり暗くなっていた。手を繋いで歩く。
「たい焼き買ってこうか!」スーパーの前にたい焼きのお店がある。
財布を取り出す美咲。
「いいよ、僕が払うから」
「あっ、うん・・ありがとう」
あったかくて甘い・・・
歩きながら食べる。
「太一くん・・・あのね」
「うん?なぁに?」
「私・・・引っ越す事になった・・」
「・・・え!いつ!?」
「今日・・・」
いきなりすぎる・・・
「み、美咲・・・友達には行ったの?」
「うん・・・」
しばらくの沈黙。
「どこに引っ越すの?たまに会いに・・」
「ごめん・・言えないの」
「へ?・・・」
「ごめんね・・・ごめんね・・・太一くん・・」
抱きつかれる。
僕も抱き締める。
「いいよ・・美咲・・」
「太一くん、ごめんね・・・別れよう」
「・・・・・・・」
言葉が出ない。
遠距離恋愛は辛いと聞くし・・・
「美咲、家まで送るよ・・」「うん・・・」
とっても寒いけど雪は降らない。
手を繋いだまま並んで歩く黙ったまま・・言葉はない足音だけしか聞こえない。美咲の家の前に車が止まっていた。
「太一くん・・ここまででいい」
美咲の両親が待っていたようだ。
美咲の顔を見つめる。
「美咲・・・・」
キスしようとするが・・・頬に手が触れる。
冷たい冷えきった手。
「ごめん・・ごめんね」
美咲は逃げるように車まで走った。
車に乗る前に僕の方を振り返った。
静かに手を振った。
遠くなっていく車。
僕はどうしようもない気持ちになる。
帰りたくない・・・・
白い息はすぐに消える。
トボトボ歩く。
街に行って・・・・みるかな・・・
繁華街を歩いてみる。
頭には何も浮かばない。
「はぁ・・・・」
いきなりすぎて・・・
失恋は初めてじゃないけどつらいな。
ため息しか出ない。
しばらく街を歩いてみたけど・・・・つまらない。
「ん?・・・ゆう?」
姉が少し離れた所にいた。ニコニコ笑っている。
声をかけようとしたけど・・・・
男の人・・・彼氏?
凄いカッコいい人。
手を繋いでいる・・・
何で?何でこんな気持ちになるの?
おかしいよ・・・彼氏ができたから喜んであげなきゃ・・・
なのに・・・何で?
胸が痛い・・・・
止まっていた足が動き出す姉とは反対方向に。
見たくない・・・
さまようように街を歩く。何時間歩いたか分からない気付いたら知らない場所。帰り道も分からない。
「はっ・・・はぁ」
雪がふりはじめた。
冷たい冷たい雪。
体も冷えきった。
心も冷たいよ・・・
「おーい、たっくん?」
車の窓からマリ姉が顔を出していた。
「やっぱ、たっくんだ!何してるの?」
言葉が出ない・・・
雪はさらに強く降る。
「うっ・・・・」
涙が溢れてきた。
「うっ、ぐすっ・・」
マリ姉が車から出てきた。「ちょっ、たっくん?」
涙が出るし・・・クラクラするし・・・
泣きじゃくる僕を抱き締めるマリ姉。
「どうした?車に乗って帰ろう・・・」
「うん・・・」
マリ姉のマンションの駐車場で車が止まる
グラグラして動けない。
「たっくん?・・・凄い熱じゃん!」
「あ・・ぅ・・ごめん」
「おんぶしてあげっから・・背中乗りな」
「う・・ん・・」
おんぶしてもらいエレベーターに乗る。
マリ姉の部屋に入る。
ソファーに寝かされる。
「待ってて、たっくんの家に連絡するから」
マリ姉の腕を掴んでひき止める。
「いい、帰りたく・・ない」「たっくん・・?」
「お願い・・・」
マリ姉は困った顔をしてから携帯をとじる。
僕をベッドまで運んで毛布をかけてくれる。
隣に寄り添ってくれる 「どうした?たっくん?」
「彼女と・・・別れたの」
マリ姉はクスッと笑った。「なぁーんだ。たっくんはやっぱりコドモだなぁ。それで落ち込んでたんか」
「あと・・ね・・」
「うん?」 僕の頭を優しく撫でてくれる。
「ゆうの・・彼氏・・見た・・」
「ふーん・・・」
「大切な・・物・・取られた気持ちになった・・・胸が痛くてくるしいよ」
「・・・・んー」
「胸が苦しくて見ていられなくなった・・・」
僕の頬に手を触れる。
「それはね・・・ゆーちんの事、好きって事だよ」
「えっ・・・」
そんなはずない。
実の姉を好きになるなんてありえない。
「ありえないと思うかもしれないけどさ、結構いるよそうゆう人」
「そぉ・・なの?」
マリ姉は僕の顔を見つめる「でもね・・・」
ゆっくりと抱き締められる「そんなの幸せになれないよ・・・私も見てきたから分かる。だから・・私にしなよ・・」
「えっ・・・?」
「私と付き合いなよ・・・たっくんを泣かせるような事しない・・絶対にしない・・・」
「マリ姉・・・」
痛いくらい強く抱き締められる。
「私・・たっくんの事好きだよ・・・結婚したい・・昔から言ってたでしょ?だから・・・私の事、彼女にして・・お願い・・」
ゆっくりとマリ姉を抱き締める。
「うん・・そうする」
クスッと笑うマリ姉。
とっても美人だ。
なんで僕なんか好きなんだろう?
「さ、ゆっくり寝なよ。私がそばにいるからさ」
「うん・・・」
ぎゅっとマリ姉にしがみつく。
ゆっくりと目を閉じた。
目が覚めると頭が痛くてクラクラする。
「おはよ、調子はどう?」
ニコニコしながらココアを運んできたマリ姉。
「あたま・・痛い・・」
こめかみをさする。
ズキズキする。
「そっか、家には連絡したけどさ・・・」
「うん・・・ありがと」
ココアをすする。
「あちっ!」
「ははっ、焦らないでね」
マリ姉はコップを僕から奪ってココアを一口ふくんで「んっ・・!」
口移し・・・・
「はぁ・・甘い・・」
「たっくんのトロンとした顔もまた可愛いな!」
「もぉ・・マリ姉ってば!」マリ姉は微笑んで僕をゆっくり寝かせる。
「さ、寝てな。お父さんが後で来るらしいから」
「うん・・マリ姉は仕事は?」
「あー、パソコンでできるから大丈夫だよ。お腹すいたら言いなよ」
「・・・うん」
「あー、しっかし・・・・たっくんの熱でうなされて苦しそうな顔ははぁはぁしたなぁー我慢するの大変だったよー」
「ま、マリ姉!」
「ははっ、かわいーな」
この人はホントに・・・
しばらくして父さんがやってきた・・・泣きながら。「太一!心配したんだぞー!父さんは・・・もう心配で心配で・・うぁーん」
泣きながら抱きつかれる。「と、父さん。痛いよ!」
「ははっ、たっくんのパパさんは相変わらずだねー」マリ姉はクスクス笑った。「太一?あの美人さんとはどうゆう関係なんだ?」
父さんが僕の肩を掴んでグラグラ揺らす。
「あーあー、父さん揺らさないで・・」
マリ姉は自信満々に答えた「たっくんの彼女・・いや、結婚相手です!」
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