家に戻ると、玄関前にラーメン丼が置かれてあった。
「ごめんね、真ちゃん遅くなって。出前取ったの?」
真一の姿を見て、その様子が気になった。
「真ちゃん、怒っているよね。」
テレビの画面から顔を外そうとしない真一に向かって、そう言った。
「怒っていないよ。」
返事と態度が一致していない。
「うそ、怒っている・・、真ちゃん怒っているもん。」
真一の横に座ると、彼の身体にもたれ掛かった。
「断れなかったんだから・・、仕方なかったの、帰るつもりだったのよ。」
「そうなんだ・・ならそれでいいでしょう。」
そう言いながらも、真一は顔を向けてこない。
「もう・・真ちゃんたら・・、そうだ! オ○ンコしよう、ねっ、真ちゃ
ん・・オ○ンコ。」
寿美子は、寺田からの話など、とても言える状況では無いと思えた。
先ずは、真一の機嫌を取り戻さなければ・・、その事だけで、寿美子の頭の
中は一杯になった。
それには、これが最良の方法だった。
真一を尻目に、寿美子は準備を始めた。
彼のすぐ後ろに、蒲団を敷くと、早くも服を脱いだ。
「真ちゃん、母さん欲しい・・真ちゃんが欲しいな。」
蒲団の上に、寿美子は身体を横たえた。
「真ちゃん、ホラ・・見て・・母さんのオ○ンコ・・、真ちゃんが欲しいっ
て。」
寿美子は両足を広げると、その股間を真一の方に向けた。
「真ちゃん、ネエ、母さん一人でするの?」
寿美子のその様子に,真一の方が根負けした様だ。
「もう母さんは・・、その手はずるいぞ。」
真一の顔に笑みが戻った。
「真ちゃん・・早く・・はやくしよう・・。」
寿美子は一先ずは、何とか出来たと思った。
しかし、問題はその先だと感じていた。
<影法師>
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