母を好きになると言う事が、凄く汚らわしい事の様に言われ、母思っての自
慰行為を強く責められる気がした・・全てが彼を追い込んだ。
「母さんに何が判るんだ・・母さんに僕の何が!」
怒り狂った様に、真一は寿美子に挑みかかった。
不幸な事に、その時家の中は二人きりだった。
真一の怒りは、そのまま母に対する欲望へと繋がった。
「真ちゃん、止めて・・ダメ・・そんな事ダメ・・。真ちゃん!」
寿美子が身に着けている服を乱暴に剥ぎ取ると、その肉体に向け、彼の欲望
が剥き出しとなった。
「止めなさい・・そんな事をしないで・・それはダメ・・、お願いだか
ら・・あぁぁ~。だめ!」
力では到底かなわない。
気づくと、全裸に剥かれた身体が、真一の手によって蹂躙されていた。
知識だけは十分に備わっていたらしく、こんな事までと思われる行為を彼は
行って来た。
強引に広げられた股間、剥き出しにされた秘部、その場所を彼に強引に愛撫
された。
決して、暴漢に襲われた訳ではない。
従って、寿美子の抵抗も、それなりのものでしか無かった。
「それだけはだめ・・お願いそれだけは・・・ダメ!」
寿美子の顔が引きつったのは、浩二が更に予想外な事を仕掛けて来た時だっ
た。
寿美子のショーツを足首から完全に引き抜くと、いきなりその行為に及ぼう
としたのだ。
「だ~め~! それだけは・・それだけは止めなさい!」
寿美子が焦って言えば言う程、効果は逆に働いた。
なお一層、真一はむきになり事を急いだ。
「お願い止めて・・、私達親子なんだから・・そんな事、しちゃいけないの
よ・・、だめ~~!」
真一は寿美子の言葉を無視して、その身体を押し開いた。
寿美子の入り口に、硬くなったそれが押し当てられた。
「しんいち・・いや・・いや~~~~!」
ペニスの先端が入口に突き刺さった。
更に、次の瞬間、自分の中にグサッと何かが押し込まれるのを感じた。
それが何であるかは・・寿美子には、十分判る事であった。
寿美子は混乱していた。
自分の身に何が起こったのか、それを自覚するまで多少の時間がかかった。
一呼吸置いただろうか、次の瞬間、二人がひとつになった事に驚愕した。
「ダメ・・真ちゃん・・抜いて・・抜きなさい・・お願い、こんなのだめ~
~!」
寿美子の言葉に反応する様に、真一は動いた。
焦るばかりの寿美子は、激しく動く真一を押さえようがなかった。
そのピッチは寿美子が思うよりも早い。
彼女がその口から抵抗する言葉を吐き出すそばから、彼は前後に腰を振り、
「あっ出る、出る・・・。」
寿美子は真一のその言葉を聞いて、慌てた。
「真ちゃん、ダメ・・中には出さないで・・外に・・お願い外に・・中はダ
メ・・だめよ!」
悲壮な叫びがその部屋中に響き渡り、寿美子の必死の動きがそれに加わっ
た。
だが、寿美子のその叫びは、無駄に終わった。
真一も、事の大きさに気がついてはいたのだが・・行動が一歩遅れた。
抜く前に、彼は寿美子の中に、大量にその息吹を放出していた。
<影法師>
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