パチン…
電気のスイッチが切られる。
ガチャン、とドアの閉まる音がしたので、ホッとして顔を上げると…
「早希?」
近くで父の声がした。父は部屋に入ってきていたのだ。
「……!な、何!?」
「起きてたのか」
「…寝てたもん。お父さんが起こしたんでしょ」
「…さっきはごめんなぁ」
「…さっきって?」
わかってるのに聞いてしまう。
「…怒ってるのか?」
「…べつに」
怒ってるどころか、もっとして欲しいなんて、恥ずかしくて言えるわけがない。
「早希…父さんは…あの時からお前が女にしか見えないんだよ」
ギシッ…
父がベッドに腰掛け、布団の上から私の身体をさする。
「やっ…触らないで」
「本当にそう思ってるのか…?」
今はまずい。だってこの下は…
父の手が布団に潜り込み私の下半身に触れた。そこには何も身につけていないお尻。
「…や!」
違和感に気付いた父がバサッと布団をはぐ。
「…お前…丸出しじゃないか」
丸出し、という言葉に顔がかぁっと熱くなった。
「こんな格好で、何してたんだ?」
ぱちん、と軽くお尻を叩かれる。
「あっ!」
まさか叩かれるとは思っていなかったのでびっくりして父を見る。暗くてはっきりとは見えないが、目がぎらぎらしている。
「お父さ…」
「オナニーしてたんだろう。さっきの事考えてたんじゃないのか」
「そんな…こと…」
ぱちん。
「きゃっ!」
「物足りなかったんだろう?はっきり言ってみろ」
低く脅すような父の声に、恐くなって小さな声で「はい…」と頷いた。
「上も全部脱ぎなさい」
「え……」
「脱ぐんだ、早希」
威圧するような父の態度に、私は驚きを隠せない。人当たりが良くて、おちゃらけてて、変なギャグばっかり言ってるような父が…見たことのない顔で私を見下ろしている。
私は黙ってはだけたパジャマとキャミソールを脱いだ。その瞬間、パチンと電気がつけられる。
「!」
私は咄嗟に胸とアソコを隠した。
「なんで隠すんだ」
「だって…こんな明るいところで…」
「明るくなきゃ見えないだろう。立ってちゃんと見せなさい」
いつもと様子の違う父に逆らえなくて、それに従う。
「ねぇ…恥ずかしいよ……」
父は私の身体を無言で舐めるように見ている。顔がかなり近いため、鼻息が肌に当たりぞわぞわする…
ふーっ…と熱い息を乳首にかけられ思わず声が漏れた。触られていないのに足がガクガクしてくる。身体はどうしようもなく熱かった。
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