その日は、父の仕事納めの日であり、私が帰ってきたこともあったので焼肉パーティーとなった。
私が母にビールを飲んでもいいか聞くと、少しだけならね、と許しをもらえた。美味しいお肉にお酒が進み話も弾む。
お腹がいっぱいになると、私は片付けを母に任せてお風呂に入った。久しぶりの広いバスタブで疲れをとる。気持ち良くてついうとうとしてしまった。頭がぼうっとする。
お酒を飲んだ後に長湯したのがいけなかったみたいだ。
(やば…のぼせたかも……)
ふらふらしながらお風呂場を出てなんとか着替えを身につける。
「おかーさん…水っ…」
リビングに戻るとそこには父しかいない。私の様子に気が付いて父が駆け寄ってくる。
「どうした?のぼせたのか?」
「うん…そうみたい…気持ち悪い」
「馬鹿、長く入ってるからだ。少し横になりなさい。水飲むか?」
「…ん」
ふらふらな私を父が軽く支えてくれる。
ソファーに横になって、持ってきてもらった水を飲んだ。が、不安定な体勢のせいで水が胸元までこぼれてしまった。暑くてキャミソール一枚で出てきてしまったため、乳首が見事に透けてしまう。タオルで拭こうとしてくれた父の手が止まった…私はとたんに恥ずかしくなる。でも頭はぼうっとするし起き上がれないのでそのまま横になっていたら、父の手がゆっくり伸びてきた。丁寧に胸元にタオルを押し当ててくれる。
…その時、父の小指が私の乳首を掠めた。
「……っ!」
意識していた私は突然の事に反応してしまう。
「す、すまん、わざとじゃない」
「う、うん…」
一度触られた乳首は一気に敏感になって、意識するだけで自然と固くなってくるのがわかった。
父がそこを凝視している。
「や…見ないでよ…」
「………」
「見ないでってば…もう大丈夫だから、向こう行って…」
「……何言ってるんだ…こんなに立たせて…触って欲しそうじゃないか……」
「え…?……っきゃぁ!」
父の指が乳首をきゅっとつまんだかと思うと、爪の先で引っかくように優しく擦ってきた。
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