「ねえ~、あなた~ア~。」
床に入った処で、少し甘えた声で夫を誘いました。
「何だよ。」
「最近してくれないのね・・。長い間放ってらかしにしておいて、帰って来
ても無視なの?」
背中を向けている夫の背中を指先で突くと、そう言ってやりました。
「勘弁してくれよ、疲れているんだから・・。」
「浮気するわよ、そんな風なら、私、外に男造るわよ。」
「何馬鹿言っているんだよ、判ったよ、すればいいんだろう、すれ
ば・・。」
いやいや主人がその気になってくれた様なので、その気になってトイレから
戻ると、さっさと寝てしまっておりました。
浩二の処に忍び込む訳にも行かず、最後は主人の横でオナルだけでした。
やはり私には浩二の存在が不可欠でした。
翌朝主人を送り出した後、早速浩二を捕まえると、
「昨日の事は謝るわ、ごめん、母さんの言い方が悪かったわ、謝るか
ら・・。」
「何だよ、急に素直になって・・、夕べやったんじゃないのかよ?」
私がその問いかけに応えずにいると、彼はニヤッと笑い、
「来いよ、してやるよ。」
そう言って私の手を掴んだのでした。
グイッと引っ張られると、茶の間に連れ込まれました。
私の前に浩二が立ったままなので、私が彼のパジャマのズボンに手をかけ
て、引き下げました。その姿を見ると、すかさず口に咥えました。
「やっぱり母さんは俺じゃないとダメか、如何良く判っただろう?」
彼の勝ち誇った様な言葉を聞くのは癪でした。
少し涙目になりましたが、それでも私は浩二のペニスを、彼曰く、美味しそ
うに頂いておりました。
浩二を茶の間に待たせて、隣の部屋に蒲団を敷きました。
正直嬉しくて仕方ありません。
何となく笑みが浮かんでしまいます。
何しろ本当に、久しぶりな気がしておりました。
蒲団を延べると、その横に座り、服を脱ぎながら、
「浩二。」
そう彼を呼びました。
彼が部屋の入って来た時には、服を脱ぎ終えて、全裸となりました。
「何か前に戻ったみたいだな。」
主人が出張していた時の事を言っているのです。
そうあの時も、本当にこんな感じでした。
今思うと、とても懐かしくも思えます。
「あの時とは違うわ・・。今はこの家に3人で住んでいるのよ。」
蒲団の上で絡み合いながら、キスをしたり、舌をからめ合ったりしながら、
次第に本格的な行為に入って行きました。
浩二に舐められて、久しぶりに私のオ○ンコは泣いていました。
涙を一杯流して・・、それでも枯れないなんて・・、なんとまあ、すごい私
のオ○ンコ。
「お願いだから・・たまでいいから・・母さんにもコレ頂戴・・。私の身
体、浩二にあげたんだから・・。」
「言われなくって、そんな事は判っているよ、母さんが生意気だから・・、
ちょっと意地悪したんだよ。」
浩二の本心じゃない事は、私にだって判ります。
今付き合っている彼女が本命には違いないと思いますが、性処理用に、私を
そばに確保しておきたいのだと思います。
母親の事を、精液便所なんて酷い名で呼んでいる人もいると聞きますが、そ
れに近いかもしれませんね、私。
「あぅぅぅぅ~、又逝っちゃう~、いくぅ~、あぁぁ~又いくぅ~~!」
浩二の背中を抱きしめながら、激しく身体の痙攣を受け流しておりました。
一発済ませると、私を置いて、浩二は慌てて出掛けて行きました。
座敷の鏡台で乱れた髪を直し、脱ぎ散らかした下着を身に着けると、延べた
蒲団を押し入れに戻します。
そして、又いつもの一日が始まります。
<影法師>
終わり
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