俊夫は母と二人きりになりたかった。
父の存在はそれをさせてくれない。
親子3人での食事、父の酒の相手と、俊夫の気持とは裏腹に時間ばかりが過
ぎて行った。
此処に来たのは、母と話をする為だ。それが出来ない辛さを感じながらも、
ひたすらその機会を待つ俊夫であった。
父親はスッカリ酔いがまわり、二人の前で潰れていた。
俊夫はその父親の前で、喜美子の手を取った。
「何で来たか判るよね?」
喜美子は手を握られたまま、ジッと俊夫を見つめていたが、
彼のその言葉に、黙って頷いた。
彼の手に力が入り、喜美子を引き寄せようとしている。
喜美子はその行為に、首を横に振る。
だが、それは決して本心では無い。
むしろ、今すぐにでもその胸の中に飛び込んで行きたい心境であった。
「ダメ・・いけないのよ。判って。」
小さく喜美子は呟くが、その言葉に力は無かった。
心とは別に、その身体は俊夫の力に引き寄せられた。
何と、酔いつぶれている父親の目の前で、喜美子の唇を奪った。
その瞬間、喜美子の抑えていた感情が、一気に解放された。
その唇に応える様に、その腕が俊夫の首にまわされた。
「母さん!」
「ああ、俊夫」
激しく唇を貪りあう二人であった。
そして、手を取り合ってその場を立ちあがる二人、
二人は、手を取りあったまま、父親の前から姿を消した。
二人が向かったのは、俊夫の部屋であった。
部屋に入った二人は、その身体を縛りつけていた思いから一気に解放され、
強く抱き合った。
「母さん・・逢いたかった。」
「私も、もう逢えないと思っていた。」
もう一度唇を合わせた所で、俊夫が服を脱ぐ。
それに誘われる様にして、喜美子もその場で身に着けている服を脱いで行っ
た。
ベッドで全裸のまま抱き合う二人、
喜美子の乳房を両手に掴み、その乳房を口に含み吸い上げる。
その行為に、身体を反らせて歓呼の声をあげる喜美子。
「あぁぁ・・もっと・・もっとして・・。」
喜美子の抑えていた感情がその反動で、更に一層強まっていた。
俊夫の愛撫に、全身が性感帯の様に反応し、震わせた。
俊夫が喜美子の蜜壺に愛撫を与える前から、その場所は愛液で溢れていた。
俊夫の肉茎が、溢れた愛液をなお溢れさせる。
ネットリと俊夫の肉茎にまとわりつく様にして、二人の交わる部分の動きを
滑らかにさせる。
「あ~~~ぁ、あぁぁぁぁ~~、いぃぃ~~~ぃ~!」
俊夫のピストンがズンズンと打ちつけられる。
喜美子は、俊夫の下で、艶めかしい視線で彼を見つめている。
大きく広げた股間に、俊夫の肉茎が何度も出入りする光景もシッカリと捉え
ていた。
「お父さんを寝かせて来ないと・・手伝ってくれる?」
ベッド脇で服を身につけながら、喜美子は俊夫に向かって協力を求めた。
俊夫は下着の上にパジャマを羽織ると、服を着た喜美子と一緒に和室へと戻
った。
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