「母さん、ごめん、遅くなっちゃって。」
慌てた様子で、俊夫は声を大にして入って来た。
喜美子は心の動揺を隠し、そんな俊夫の言葉に応えた。
「もう、来てくれないのかと思っていたのよ。遅くなるならメールくれれば
いいのに。」
「そう思ったんだけど、そんな事より、少しでも急いだ方が良いと思ったか
ら・・。」
俊夫が息を荒げているのを見ると、どうやら大急ぎで駆け付けてくれたらし
い。
「仕事だったの?」
「帰る時に急に言われてね。」
「仕事ならしょうがないわね。」
喜美子が怒っていないと判ると、
「時間まだ有るかな?」
俊夫は母にそう訊ねた。
「何も連絡が無いから、多分昨日聞いた通りだと思うけど・・。」
俊夫は喜美子の話を聞き、少し考える様子を見せた後、
「用心するにこした事はないよね・・?」
俊夫のその言葉が、喜美子の密かに期待している事に対するものだと気づい
た。
喜美子はあの事を俊夫に話すか如何か迷った。
しかしまだそれが確認された訳ではない。
検査した後からでも遅くは無いし、その前から心配させるのも気の毒だと考
えた。
「何か有ったの?」
そんな喜美子の心中を読んだのか、俊夫が訊いて来た。
「えっ、何もないわよ、チョッと考え事をしていただけよ・・。」
「考え事って・・?」
「私達の事に決まっているでしょう、お父さんには悪いな・・てね。」
夫に対する後ろめたさを言う母の肩に手を廻し、
「それじゃ、僕の部屋で・・。」」
俊夫はそう喜美子に言った。
「あぁぁ~、たまんない・・、こんな気持ちさせるなんて・・・・本当に悪
い子・・。」
ベッドの上で、喜美子は俊夫の身体に馬乗りになっている。
喜美子の乳房が、その動きに合わせ上下に激しく弾んでいる。
俊夫はその乳房を手の中に掴み込むと、指先でグミの様な乳首を刺激した。
「あぁぁ~俊夫のが、奥まで入っている・・俊夫のが・・奥まで・・。」
喜美子が言うその光景が、俊夫の視界に捉えられている。
そそり立つ肉棒が、母喜美子の蜜壺を貫いている。
その肉棒の周囲を、ぬらぬらとしたヌメリが包み込んでいる。
「母さん・・。母さんのオ○ンコ・・凄く濡れているよ、グチョグチョと音
が聞こえるよ。」
それだけで喜美子の濡れ具合が判る。
「そんな事言わないで・・恥ずかしいから・・だって良いんだもの・・もう
変になりそう・・。」
喜美子のその言葉に、俊夫は身体の位置を入れ替え、狂った様に喜美子を激
しく突いた。
「アァァ~イィ~~、タマンナイ~~、アゥ~イィ~~、ダメ~、ダメ、イ
ッチャゥ~イクゥ~~!」
この瞬間、もはや俊夫にとって喜美子は母ではなかった。喜美子は完全に一
人の女であった。
俊夫と言う男性に対し、その肉体の全てを燃やし尽くす一人のメスがそこに
いた。
そんな母喜美子の身に、彼も予期せぬ事態が密かに進行している事を、彼は
まだ知らなかった。
<影法師>
※元投稿はこちら >>