一息ついて、俺はアリスをベッドの上に寝かせて、かろうじて身体に纏わり付く服を剥ぎ取りにかかった。
「・・・・・・ふえ?」
「今日がイヴだからかな・・・・・・興奮が止まらない」
俺はまたアリスのおっぱいに手を伸ばして、柔らかさを楽しむように揉みはじめる。
「他のカップルが楽しんでるときにさ、俺ら双子は兄妹なのにこんなことして、しかもお互いにノリノリだし・・・・・・」
「んやっ!?」
おま○こに指を挿入れると、愛液と精液が指にドロドロと絡まってくる。
「アリスはお兄ちゃんを誘惑して、家族に内緒でセックスだもんな・・・・・・きっと凜以外は、俺らがこんなことしてるなんて、思いもしないんだろうね?」
「う、うぅ・・・・・・」
俺がそういう度に、アリスはどんどん顔が真っ赤になっていく。
「ホントにお前は、飛び抜けてエッチだよな」
「やあっ・・・・・・言わないでぇ」
アリスは恥ずかしそうに顔を背ける。俺がゆっくり挿入しようと動くと、アリスは恥ずかしがってるくせに、それに合わせて腰の位置などをわずかに調整してくる。
「それじゃ、もっかいいくよ?」
「う、うん・・・・・・」
挿入するとヌルリとした感覚で、すぐに愛液も膣内の肉が絡み付いてくる。なのにすぐに奥深くに届く。
「あ、あぁっ!? また、奥に・・・・・・届くっ♪♪」
「うぐぅ・・・・・・さっきよりも浅くないか?」
アリスはビクッビクッと身体を震わせて、甘ったるい声をあげていく。
「ユ、ユウの・・・・・・んあっ、太、くて、硬いぃ~♪♪」
「くっ・・・・・・アリスの膣内が熱くて締め上げてるから、でしょ?」
「んっ、んやっ・・・・・・あんっ♪ そ、そんなこと・・・・・・にゃぃぃ~♪」
正常位で動いている間、俺はアリスの耳元でずっと恥ずかしいことを言っていた。それを聞く度にアリスは顔を赤くして、そっぽを向いて恥ずかしがっていた。
「イッたばかりなのに、あとからあとから汁を溢れさせて、俺を誘惑してしやがって」
「ゆ、誘惑なんて・・・・・・」
「じゃ、何でこんなに締め上げてるの?」
グリグリとこすりあげるように、ち○こをねじ込む。
「あぁっ!?」
「知ってるんだよ・・・・・・さっきから、突かれる度にイキまくってんだろ?」
「そ、それは・・・・・・」
俺はまた腰の動きを再開する。
「動く度にぎゅうぎゅう締め上げてるのがよく分かんの・・・・・・隠してるつもりだったのか?」
「あぁ・・・・・・その、えと」
「連続でイッてるくせに・・・・・・」
腰をアリスに叩き付けるよう、一気に動かしていく。
「まだイキ足りないのかよっ!?」
「あぅんっ、ひゃぁっ!!? は、激し・・・・・・ダメ、ダメェ!!」
アリスに構わず、俺は腰を何度も何度も叩き付けていた。
ゆっくりと引き抜き、もう抜けるというところまで腰を引いて、一気に奥深くまで貫いた。
「やぁんっ!!?」
グチュグチュと愛液が飛び散って、俺のお腹にもアリスのお腹にもベタベタとついてしまっていた。
「あ、あぁ・・・・・・ユウのが、きちゃ・・・・・・きちゃうよぉっ!!」
アリスの締め上げが一段と強くなってきた。
急に俺もゾクゾクと背中に快感が走り抜けて、射精欲が突然 湧き出てきた。
「射精すからな・・・・・・全部、奥に射精すからね」
「うんっ、うんっ・・・・・・!!」
俺は細かく腰を振り、押し付けるように子宮の入り口にち○この先を当て、射精した。
もうお互いに声にならない声で、ビクビクと感じまくっていた。
俺は息も出来ないくらいの絶頂感で、一瞬だが意識が遠くなってしまっていた。
ふとアリスの方を見ると、口をパクパクと動かしていた。
「アリス・・・・・・大丈夫?」
「・・・・・・かはっ・・・・・・だ、だい、じょぶ・・・・・・息が、ちょっと出来なく、なって」
はぁはぁと息を切らしているアリスが落ち着くまで、俺は頭を撫でてやっていた。
お互いに落ち着くと、興奮で火照った身体は少しだけ冷えてしまっていた。
俺らは布団をかぶって寄り添いあうように話を始めた。
「今日は、いつもよりずっと意地悪だったよ・・・・・・最後なんて強姦みたいだったし」
「それに興奮して、燃え上がったのは誰?」
ケンカみたいになってはいたが、顔は笑っていた。少なくとも、悪い気にはなってないようだった。
(よし・・・・・・今だな)
俺はそう思ってベッドから這い出ると、カバンの中から包装紙に包まれた小さな箱を取り出す。
「あの・・・・・・アリス?」
「ん、なぁに?」
「その、えと・・・・・・別に高いもんじゃないし、ブランド物ってわけでもないんだけど・・・・・・」
「?」
「給料三ヶ月分ってわけでもないけど・・・・・・やっぱり、きちんとしたものをあげたくって・・・・・・」
「え・・・・・・?」
俺は包装紙に包まれた箱を、アリスにすっと、おそらくは無愛想に手渡していた。
「これ・・・・・・やるよ」
「これって・・・・・・え?」
「だ、だから・・・・・・プレゼントだよ、クリスマスプレゼント・・・・・・!」
「ユウが・・・・・・あたしに?」
「それ以外に何があるんだよ・・・・・・」
顔が熱くなるのが分かった。恥ずかしくってアリスの顔が見れなくなった。
「・・・・・・と」
「え?」
顔を背けて気をそらしていたのと、声が小さかったせいもあって、俺はアリスが言った事が聞き取れなかった。
「・・・・・・ありがとぉ・・・・・・すっごく、すっごく嬉しい・・・・・・っ」
アリスはぽろぽろと涙を流していた。愛おしそうに小さな箱を胸に抱いて。
「お、おい・・・・・・泣くなよ!」
「だ、だって・・・・・・すっごいうれしくって・・・・・・そう思ったら急に・・・・・・っ」
もう自分の涙が止まらないのだろう。ぽろぽろと涙が流れるままになっていた。
「そっか・・・・・・俺も嬉しいよ。そこまで喜んでくれるなんて、思ってなかったからさ」
急に俺はアリスが愛おしくなって、キュッと抱きしめていた。
その時、抱きしめた女のコは、もう俺の知っていた【妹】ではなく、ただただ愛する【女性】だった。
「あの、ね・・・・・・アタシもあるんだよ」
ふとアリスが俺に抱きしめられたままでしゃべり出した。
「ん、何があるの?」
「だ、だから・・・・・・プレゼント」
「なに? アリスは俺に何をくれるの?」
正直、今のこの状況で十分 幸せだからいらないよと思っていた。だがせっかくアリスが勇気を振り絞っているのだから、邪魔はしないように俺はただ聞いていた。
「その・・・・・・アタシ」
「・・・・・・はい?」
「だ、だから、プレゼントは・・・・・・アタシ、自身・・・・・・」
「・・・・・・ゴメン、意味が分かんねぇ」
いきなり、プレゼントはアタシと言われても、こっちとしては戸惑う以外のリアクションが取れない。それを言ってしまうなら、既に俺はアリスと関係を持ってしまっているし・・・・・・
などと俺が頭を抱えていると、ずいっと目の前に錠剤の入ったパックが出て来た。見ると、アリスが手に持って、俺に見せ付けるようにしていた。
「・・・・・・これ、何の薬なの?」
「・・・・・・ピルよ」
「へ!?」
「だから、ピルよ! 避妊薬!! もう妊娠しないように薬を飲んでたの!!」
「何で・・・・・・あんなに嫌がってたのに」
「ユウにいろいろと心配かけたくなかったから・・・・・・」
アリスは顔をまた真っ赤にしていた。俺もそんなアリスを見て、ドキドキとしていた。
「それにこうすればユウと、その・・・・・・いっぱいエッチ出来るし」
俺は悶え死にそうなくらい心が震えるのを感じた。これは夢なんじゃないかと疑った。
でも俺の目の前には、顔を赤くしてじっと俺を見つめているアリスの姿があった。
「ユウのせいだからね・・・・・・ユウのせいで、アタシ、変わっちゃったんだから・・・・・・責任、最後まで取ってよね?」
アリスはそう言って甘える子供のように抱き着いてきた。
「・・・・・・バカ。責任取るのはお前だろ・・・・・・俺をここまで変えたのはどこのどいつだよ」
「そうだけど・・・・・・ユウだって、アタシを変えちゃったじゃない。だから、おあいこよ」
「おあいこ・・・・・・か?」
「そうよ・・・・・・」
俺はその後、二人の気が遠くなるまでセックスをした。
この日は二人して燃え上がった。
きっと忘れられない思い出になるだろう。
例え、この関係が終わって、お互いがお互いの道を行くことになっても、この記憶と想いはきっと消えずに残るだろう。
根拠は全く無いが、そう想える。
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