そんなことがあり、私のそのことに関する興味はますます高まる一方であったが、そうこうするう
ちに新築の家も完成し、遂に親とは同じ部屋で寝られなくなってしまった。でも都合のいいことに
親は都会風の部屋が独立した作りにしたかったが建築屋が田舎じゃ行事には大広間が絶対必要とい
うのでやはりふすまで仕切られた作りになり、父母は八畳に私は隣の座敷に寝ることになった。
もうひとつ都合のいいことにその頃のテレビは足がついてる回転台に乗って居るものなのでその部
分だけふすまを少し開けておかないといけないのであった。
そのころには父母の夜のあれこれを考えるだけで私の股ぐらにぶら下がっているいるものはビンビ
ンになり、床に入ると毎晩のようにドロドロした精液で下着や敷布を汚すようになった。
母は多少はきにしていた私がいなくなったせいか、前より積極的になったようで、低い父の声は聞
き取りにくくなったが、母の声はかえってよく響くようになった。それどころか、私が寝たのを確
認すると「ねえ、あんた、やる?」って父母の部屋の電気が煌煌と点いているのに父に聞くのであ
る。声だけはする、隙間もある、だが、傍らで聞いていたときとはやはり違うのでやはり不満が
募った。何よりもさかっている父母の姿をこの目で見たい。そんな無理な願望が叶う日が来た。
夏になると建具屋がよしず戸を持ってきた。平たく云うと夏日差しを避けるため軒先にたてるアレ
をふすまにしたヤツである。よしずは暗いところから明るいところはよく透けて見えるけどその反
対は全然見えない。父母が点けてやれば丸見え、常夜灯でも見えてしまう。父母から私は見えない
六月下旬の蒸し暑い風のない夜だった。「あんたもう寝ましょう」と母のさそいの声、父は「あ
あ」と生返事を返す。今晩はナシかな?と思っていると父は母の床に来る。横向きに抱き合
い、、、お互いに前をまさぐり、以下次回へ
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