「はぁっ、あぁあぁっ……」
(2-3)
「なつ…き……?」
驚いた俺は意図せず、ぼそりと妹の名を呼んでしまった。はっとして手で口を塞ぐ。
しかしその声で夏姫が、こっちへ気付いて振り向くことはなかった。どうやら、画面の中の世界に没頭してしまっているようだった。後ろから見ていても、夏姫が興味津々、その画面を凝視しているのがわかる。その両脚が、ふしだらに開かれているのも分かる。肩の動きで、片手が己の秘所をまさぐっているのが分かる。
……妹はもう疑いの余地なく、俺の目の前でオナニーをしているのだった。あの、いつだって無邪気な笑顔を見せていた夏姫が今、淫らな行為に没頭しているのだ……あまり、信じられなかった。しかし現実にも妹は独り、自分で作り出した快感に身を委ね、ヨガっている。
「はぁ……、い、あぁ……」
ちなみに画面の中では、まだ凌辱が続けられていた。抵抗するあみ。サトシは彼女を従順な性奴とするため、本人の意志とは正反対に淫らな汁を垂れ流し続ける密壺へと、媚薬を塗り込める。そして意地の悪い笑みを浮かべて、あみの充血しきった突起の廻りだけを、執拗になぞり出すのだ。『触れて欲しければねだってみろ』、と。
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