--第2話--
大樹と恵里菜の父は、母である弘子が36歳のときに交通事故でこの世を去った
小さな会社に務めていたため貯えが残せる生活ではなかったが、交通事故であったことから加害者側の保険会社からそれなりの補償があったため、事故後にはじめた母のパートだけでも生活に支障はなかった
弘子は夫を心底愛していた
生前は、ほぼ毎日のように夫に求められ、弘子も喜んで抱かれていた
時には弘子が自ら夫を求め、子供たちに聞こえないよう声を殺しつつ、シーツを掻き毟りながら身体を硬直させていた
弘子は夫の死後も夫への愛を忘れることなどなかったが、元来、依存体質であるとともに、この数年は夫により開発され熟されていた身体が満たされていなかったため、夫には申し訳ないと思いつつも男を欲し、子供たちの留守を見計らっては、赤い肉裂に自らの指をすべりこませていた
1年ほど前のある土曜の午前中、弘子は子供たちが出かけるとともに寝室に向かい、いつものように自らを慰めうようとしたが、その日は生理前だったせいか無性に男が欲しくなり、つい、ポストに入っていたティッシュに記載された出会い系サイトに登録していた
夫や子供たちへの罪悪感を感じつつも、弘子の身体は抱かれるかもしれない、いや、抱かれたいという期待に興奮していた
数分後、続々と各地の男からのメールがサイト内のメールボックス貯まった
ほとんどは「割り切り」「大人の交際」と記載され、セックスのみを目的としたもので好都合ではあったが、弘子はその中から写真を添付していた感じのいい男に目が止まった
年は弘子より13才も若かったが、文面も柔らかで好感が持て、何より「40才くらいの女性と真剣な交際をはじめたい」という文章に惹かれた
居住地が近からず、遠からずといった距離であったことも弘子が自ら定めた条件に適合していた
ピンポーン
「弘子?」
弘子がアパートの呼び鈴を鳴らすと、玄関ドアの前で待っていたかのようにすぐに男が出てきた
「彰宏・・・会いたかった・・・」
弘子はドアも閉めずに、男の首に腕を回し抱きついた
男は弘子の腰に手を回し、ゆっくりと部屋の中に招き入れ玄関ドアを閉め、弘子の唇に吸い付いた
「弘子・・・1週間待てなかった・・・」
「んむぅ・・わたしも・・・」
二人は口を開き、舌をねっとりと絡ませながら、これから行う行為で交換しあう、はじめの体液を互いの体のなかに染み渡らせていった
二人は出会い系サイトで知り合ったその日に惹かれあい、次の日も会うことを約束し別れ、次の日はお互いほとんど言葉を交わさないままホテルに入り、何度も何度も愛し合った
弘子は久しぶりの男の侵入に幾度となく甲高い声をあげて痙攣し、彰宏の背中に爪痕を残した
弘子は行為と行為の間の彰宏の囁きに恋し、彰宏もまた弘子の大人の優しさに愛を感じた
次に会ったとき、彰宏は「順番がちがうかもしれないけど」と前置きをした上で、弘子に交際を申し込み、弘子は嬉しそうな顔で快諾した
しかし、弘子は二人の子供がいることを隠し、独身であると嘘をついていた
「弘子・・・もう我慢ができないよ・・・」
「わたしも・・・んん・・・でも・・先にシャワーを浴びさせて・・」
「いいよ、シャワーなんて・・弘子を・・味わいたい・・」
「やん・・・汚れてるもの・・・」
「いいんだよ・・・弘子に汚れてるところなんか・・ないよ・・」
彰宏は玄関の脇にある台所にもたれかけるように弘子を立たせ、弘子の前で跪き、長いワイン色のプリーツスカートを捲って頭を入れていった
「あ、いやん・・・あきひろ・・・」
彰宏は弘子の膝に舌を這わせ、太腿に唾液の痕をつけながらゆっくりと登っていった
太腿の付け根にたどりつくとおもむろにショーツの先に鼻をつけ、すーっと弘子から漏れ出る濃い匂いを鼻の中に充満させた
弘子はおそらくこのような展開になるであろうと推し、また、それを望んでいたため、彰宏が好む何の装飾もない漆黒のショーツに軽く大人の香りのフレグランスをふりかけて履いてきていた
弘子の匂いは甘く、少しだけ酸を感じさせ、特有の刺激臭と交わって両足の接合部周辺にこもっており、彰宏を甘美な世界へと誘っていく
彰宏は弘子の尻のほうに両手を伸ばし、大きく指を広げて尻肉を掴み、自分の顔に埋めるよう、弘子のそこを引き寄せ、ショーツの上から、その奥にある柔らかい肉を舐め上げていく
弘子はビクっと身体を震わせ、途端にショーツの内側からも甘い液体が滲み出たせた
「ああっ・・んっ・・んっ・・ああっ」
「ああっ・・浩子も感じてるんだね・・・」
「んんっ・・・あっ・・そう・・あっああんっ・・」
「弘子の味がする・・ああ・・おいしい・・おいしいよ」
彰宏は口を大きく広げ、そこに吸い付き、弘子の出す濃密な粘液を啜った
ジュルジュルという艶かしい音が静かなキッチンに鳴り響いていた
弘子はスカートの上から彰宏の頭を掴み、自分の股間をさらに彰宏の顔になすりつけた
「いやっ・・んああっ・・ああっんっ・・あっ・・あああん・・・あき・ひろぉ・・んっ」
彰宏はショーツの横の布地に手をかけ、足首までおろし手を離すと、床にピチャリと濡れたショーツが落ちる音が聞こえた
スカートの中には更に生々しい匂いが湧きたち、その匂いに興奮した彰宏は、弘子の恥毛をかき分け、口をすぼめて淫豆を吸った
「んんなあぁあああっ・・」
何度も何度も吸収と緩和を繰り返していると、弘子の淫豆は少しずつ膨らみ、サナギが羽化するように、包んでいた皮から抜け出てきたため、彰宏はそこに舌の先を這わせ、口の中でコロコロと転がしていった
「んんっむむぅうん・・・んんあああああっ・・んあっ、んあぁっ・・ああああんっああああ・・きっ・・ああ・・・きもちん・・んなぁ・・いいい・・・あ・・ああきひろんあああああっ・・ほっ・・ほしいいっ・・あきひろのぉお・・んあっ・・ほしいい・・あああっ」
彰宏はスカートをまくり上げるように、そのまま立ち上がった
弘子は彰宏の顔が自分の顔に近づくと、待ちきれないように彰宏の両頬を持って、自ら舌を出しながら顔を近づけ、弘子の愛液まみれになった彰宏の唇を舐めた
彰宏も負けじと弘子の顔全体を舐めまわした
「ああっ・・ひろ・・弘子・・愛してる・・・ああっ・・」
「ああんっ・・あきひ・・ろぉ・・あいし・・あああ・・てるぅ・・・」
二人は互いに、互いの体中を撫で回しながら愛を確かめ合っていた
彰宏は弘子の膝に片腕を入れ、もう一方の腕を背中に回し、弘子を抱き上げた
「あっ・・っきゃあ・・」
「ベッドに行こうか、弘子・・」
弘子は恥ずかしそうに俯き、彰宏の胸に顔を埋めた
彰宏は各部屋に続く戸を足で開けながら歩き、寝室まで着くと、弘子に口づけし、そのままゆっくりとベッドに弘子を降ろし、横たわらせたた
弘子はベッドに薫る彰宏の男の匂いに体を熱くさせる
「ああん・・シワになっちゃう・・」
「そうだね・・じゃあ・・弘子の身体を見せて・・」
弘子は彰宏の瞳を見つめがら、ベッドの上で着ている服を脱ぎ、彰宏もそれを見ながら着ているものを脱ぐ
彰宏のほうが先に全裸になり、ショーツを既に脱がされている弘子は、ショーツと同じ漆黒のブラだけの姿になっていた
弘子の白い肌に映える黒い下着は彰宏の興奮をさらに掻き立て、彰宏は弘子の上に覆いかぶさった
彰宏は弘子の両手を掴み、弘子の腕の自由を奪った上で、首筋や耳の裏に舌をなぞると、弘子が家を出る前に首筋にふりかけた香水が電車の中で汗ばんだ肌と交わり濃密な女の匂いを醸し出していた
彰宏は弘子の脚の脇に膝を立てていたが、彰宏の股間にあるものは既に漲り硬直していたため、弘子は自分の身体にその熱さを感じた
「んふうぅう・・ん・・彰宏の・・大きくなってる・・」
「弘子の・・・弘子の身体のせいだ・・・」
「んんっ・・うれしい・・・こんなおばちゃんで・・ほんとにいいの・・・」
「弘子がいいんだ・・弘子が・・・」
「・・うれしい・・彰宏・・愛してる・・愛してる・・」
彰宏は屹立したそれの先を、開ききって内側からじっとりと透明な液体を染み出させている弘子のそこに押し当て、表面をなぞるように、また、茎全体に液体を馴染ませるように前後させた
弘子は敏感になっているヒダが押しのけられ、更に敏感になっている淫豆が擦れるたびに嬌声をあげた
「あああっん・・ああんっ・・ああああんっ・・んんあああっ・・あきひろぉ・・あああっ・・ガマンできないよぉ・・んんあああっ・・」
「ああっ・・ああっ・・ひろこ・・いいかい・・このままで・・ああっ」
「んんっ・・きてっ・・はやくきてっ・・そのままっ・・ほしい・・はやく欲しいよぉ・・・」
彰宏は体重を載せ、弘子を貫いた
弘子の秘肉の中は入口のところまで滑らかな液体で溢れていたため、彰宏が入り込むことにより溢れかえって、ムチュチュチュっという奇妙な音を出し、弘子の尻の下を濡らした
部屋の中が一気に濃く淫靡な空気で包まれる
「ああああぁあぁああぁっ! いいっ、いいっ! ああんあぁああっ! きっ、きもちいぃいっ!」
「はぁっ・・はぁっ・・ひろこの・・ああっ・・あふれてるっ・・・」
「んあああっ・・んああぁっ! んっ・・んっ・・いっ・・んぅあああっ!」
弘子は興奮すると美しい顔に似合わず、高く大きな声をあげ、声とともに下品な言葉を発することにより、自らを更なる高みに昇らせていく
「ああっ・・あああっ・・きもち、きもいいっ! あきひろのっ・・あきひろのおちんちん、きもちいいよぉ・・・んああっ! んぬぅああっ! もっと、もっと突いてっ・・んんっ・・んんっ! おねがぁいいっ・・ああっ! もっとぉ・・もっとぉっ・・おまあぁ・・おまんこをぉっ・・責めてっ! んんあああっ!」
「はぁっ・・はあっ・・いいのっ? ひろこもいいのっ?」
「いいっ・・ああっ・・いいっ・・いいっ・・うんっ・・いいよぉ・・」
彰宏は繋がったまま弘子を起き上がらせ、弘子の背中のうっすらとある肉を掴み、弘子をだき寄せ舌を絡ませた
弘子も彰宏の首に腕を絡め、彰宏が出す唾液を一滴も零さないように啜った
彰宏は唾液の交換をしながら、弘子から小さな漆黒のブラジャーをはずして、片方の手のひらで弘子の小さな乳房を押さえ、指の間で乳首を挟みながらベッドのスプリングの反動を利用して、奥へ奥へと入り込むように、弘子を突き上げた
「んぬああっ・・すごっ・・すごっ・・ああっ! いいっ、いいいっ! ああっ、んああっ・・いっちゃう、いっちゃうっ! あきひろっ・・あきひろっ!」
「はあっ・・うんっ・・はあっ・・はあっ! このまま、このまま出していい? ひろこの中に出していい?」
「うんっ・・ああっ・・うんっ・・だ、だしてっ・・ああああっ・・あき、あきひろのいっぱい出してっ!」
彰宏は更に力強く弘子を上に上に、腰の力だけで空に飛ばすような勢いて突き上げた
「いいっ・・いいっ・・ああぃああっ・・いいいっ・・い、い、い、いくっっ・・いくっっ・・い、いっ・・・・・・いひいいっぃぃぃいぃっんあああああああっっっっ!」
「んっ・・んっ・・んっ・・んっはっ・・はっ・・はっ・・ああっ・・んんんああああぁっ!」
弘子の膣内に彰宏の精液がドクドクドクドクと流れ込んでいき、それに押し出された弘子の蜜液が彰宏の肉茎と弘子の秘肉の間からブチュブチュとあふれ出てきた
二人は互いに抱きしめあったまま、はぁはぁと酸素を取り込んでいた
弘子はブラなど必要がないくらい小さな乳房を彰宏に押しつけ、交互に躍動する心臓の音に酔いしれていた
「すごい・・すごい気持ちよかったよ・・ひろこ・・」
「あ・・あきひろ・・・・・・愛してる・・・もう、あきひろがすべてなの・・・おねがい、捨てないで・・」
「俺も・・弘子を愛してる・・・ずっと一緒だ・・」
「ほんと? ほんとにこんなおばちゃんでいいの?」
「ああ・・弘子・・結婚しよう・・」
弘子は彰宏に強く抱きつき胸に顔を押し付ける
「うれしい・・うん・・あきひろ・・わたし、何でもする・・あきひろのためなら何でも・・」
「ほんと? 何でも?」
「うん・・結婚したら、毎日・・・何でも・・・」
「弘子・・」
弘子の言葉に様々なことを思い浮かべた彰宏は、再び股間を熱くさせていった
「ふふっ・・あきひろ・・また・・私の中で硬くなってる・・」
「うん・・これから弘子にどんなことをしてもらおうか考えてた・・」
「ほんと? どんなことでもするわ・・彰宏のしたいことぜーんぶ・・」
「じゃあ、今度は・・ここを剃ってもらおうかな・・・」
「ええぇ? ほんとにぃ?」
「だめ? 弘子をもっと見たいんだ・・」
「ううん・・・それじゃあ今度は、ここをツルツルにしてくる・・」
「約束だよ」
「うん・・・ああっ・・・」
彰宏は、弘子の乳首に吸い付きながら弘子に約束させ、弘子の目の届かないところで、片側の口角を微かに上げ、その顔にうっすらと笑みを浮かべていた
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