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「・・・だから・・・もっと見たいんだ」
「私の?」
「う・・・うん」
「あの・・・あれ?」
「うん」
「・・・・・・で・・・どうすんの?」佐織は何が何だか分からなかった。
「どうすんのって・・・だから・・・その・・・オカズに・・・」
「・・・」佐織は胸が熱くなり顔が紅潮し「っえ~~~~~~~~!」と本気で驚いた。
「ちょっとまって圭介!私、あんたのお母さんだよ?」
「ぅ・・・うん」
「あんた今、何言ってるか分かってるの?」
「・・・」
「ダメだよーそんなの・・・ダメダメ~そんなの変じゃん!変態だよそんなの!」
「変態でもいいんだよ!もっと見たいんだっ!」
「ちょっとまってよ!だいたい、そんなの恥ずかしいし、どこの世界に母親のそんなの
見てオナニーする人がいるのぉ?」
「ここにいるんだよ!」
「・・・」
「・・・」
沈黙が続いた。
佐織は耐え切れず冷蔵庫から缶ビールを取り出し一気にあおった。
「ふぅ~~、だいたいあんた、こんなオバサン見て興奮するのぉ?」
「俺だってこの前までは全くそんな気無かったよ、アレ見てからだよ・・・
こうなったのも母さんのせいだ!」
「・・・」佐織は呆れ顔から困り顔に変わっていく。
「アレ見てから、ずぅ~と母さんのこと考えてるんだ・・・
いつも見てるエロ本やネットを見てもダメなんだ・・・
熟女のサイトとか行って、母さんに似た人探しちゃうんだ・・・
眼を閉じてこの前見たあの母さんを思い出すとモロ興奮して・・・」
「・・・」佐織は二本目の缶ビールを開け食卓の椅子に腰掛けた。
「それに昨日、由香とやってても途中で萎えちゃって・・・」
「・・・そ、そんな」
佐織は高校一年の圭介が、彼女とそんな関係になっている事にも少し驚いたが、
自分のせいで萎えたと聞いて戸惑わずにいられなかった。そして少し可愛そうに思えた。
「それで逝けないでいる時、母さんを想像したら即効で硬くなって・・・」
「・・・」
「・・・」
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