関原の肉棒が抜き取られた瞬間、熱いものが膣内を流れた。初江は思わず小さく息を呑み、両腿を震わせる。
足元には、薄く湿った舗道と、どこからともなく漂う排水の匂い。
「連絡先、交換しときましょ」
関原は、汗ばむ額を拭いながらスマホを差し出してきた。初江は戸惑いも見せず、それを受け取ると、自身の番号を入力する。
名前欄には、ただ「初江」とだけ打った。
「また、呼ぶから」
耳元で囁かれ、初江はコクリと頷く。今さら拒む理由など、どこにもなかった。
二人は、それぞれ反対方向へ歩き出す。
初江はスカートを必死に直し、ショーツを慌ててずり上げるが、蜜壺から溢れる精と蜜は止まらず、ショーツのクロッチを濡らし、粘り気のある熱い感触が臀部に絡みついた。
──私、犯されて帰る女になったんだ……
その事実に、羞恥と興奮が絡み合い、胸の奥で熱く疼いた。通りを歩く度に、蜜と精が混じった粘液が腿を伝い、ショーツの奥で生暖かく揺れる。その感覚がたまらなく卑猥で、背徳的で、初江の理性をさらに壊してゆく。
家までの道のり、すれ違う人々が、皆こちらを見ているような錯覚に囚われる。
自分がどんなにみっともない状態なのか。
それを知られる恐怖と、知られたらと思う興奮。
──ああ、私、またしたい……
関原に、あの肉棒を突っ込まれたい……奥まで……
自宅の玄関を開けると、すぐさまトイレに駆け込み、ショーツを下げると、トロリと粘った液体が腿を這う。鏡の中の自分は、頬を火照らせ、唇を濡らし、淫蕩の気配に満ちていた。
その夜、深夜一時を回った頃。
ふとスマホが鳴る。
【窓際、裸で立って】
差出人は関原だった。初江は胸が跳ね上がる。
躊躇いも恐怖も、すでにどこかへ消えていた。
──見られたい、また……
初江はゆっくりと衣服を脱ぎ捨て、部屋のカーテンを開ける。
窓の向こう、薄暗い夜の街並み。向かいの部屋の窓辺に関原姿が見え、こちらを向いて立っているのが解った。
裸身を晒し、ゆっくりと両腿を開く。すでに濡れ始めた蜜壺に、指を這わせる。粘り気の残る精が混じり、蜜壺はくちゅりと淫猥な音を立てた。
「……っ、あ……ん……」
誰もいない部屋に、淫らな声が漏れる。片手で胸の乳房を揉みしだき、もう片方の指先で蜜壺をかき回す。
窓の向こう、関原に見られているという状況が、興奮をさらに煽った。
──私、もう普通の女には戻れない……
やがて、達する。腰を跳ね上げ、体をくの字に折り、口元を押さえて嗚咽のような喘ぎ声を漏らす。
その瞬間、再びスマホの画面が点滅した。
【いい子だ。またすぐ会おう。次はもっとえげつないことさせるから】
初江はその文字を見て、ふっと唇を歪めた。胸の奥が熱く、とろけるような悦びに満たされる。
──まだ、欲しい……まだ……
そう呟きながら、指は再び淫蜜に濡れた蜜壺を求め、夜の奥へと沈んでいった。
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