すぐに調子に乗ってしまう私はパパ活アプリで第2のヒロさんを探しはじめました。パパ活のコツを得た私は数人と並行して肉体関係を持ち、お小遣いを得る生活にはまっていきました。ヒロさんに開発された体は誰とセックスしても絶頂するようになり、心の渇きを夢中で潤すように幾人かの中年紳士に抱かれる日々を過ごしました。しかし一方でヒロさんはそれを見透かすように私と会う日を減らすようになり、あれだけ毎日していたラインもあまり来なくなっていきました。私はヒロさんの事はとても好きでしたが、私の前からいなくなったとしてもやっていけるような気になり始めていた時に事件がおきました。生理が予定日を過ぎても来ないのです。まさかまさかと思いながらも、(ヒロさん以外は)避妊具をつけない曖昧な避妊でセックスを繰り返していたので日々不安が大きくなっていくばかりでした。予定日を1週間過ぎても来なかった時にたまらず薬局で検査薬を買い、検査してみると、しっかりと妊娠を示す赤い線が浮かびあがり、私は目の前が真っ黒になりました。正直、誰の子かわからない不安と自己嫌悪で卒倒しそうになりながらも、スマホで中絶してくれる病院を探して、誰にも相談することなく、手術台に上がり処置をしてもらいました。手術はあっという間に終わり、少し病院で休んだ後、帰宅して2~3日安静にしてました。夫には体調が悪いとごまかしましたが全く気付く様子がなかったです。しかし私の心は罪悪感と自己嫌悪でいっぱいになり、横になっていると自然と何度も涙が溢れてきました。そして追い打ちをかけるように私と肉体関係のあったパパ達は妊娠していた事を告げると、蜘蛛の子を散らすように一斉に音信不通になっていきました。そんな時に誰でも良いから話したいと思いヒロさんに久しぶりにラインしてみると何も言っていないのに、
もしかして妊娠したんじゃない?
とすでにばれていました。ヒロさんは私の生理周期を完全に把握していて、私はお手当が欲しいタイミングと生理のタイミングを計算してヒロさんに会いたいと連絡していたのだけど、今回は周期を過ぎても連絡できなかったので、私に何かあったのではないかと思っていたようです。加えて以前から私の行いに気付いていて危なっかしいと察していたようですぐに気付いたみたいです。ヒロさんは私の行いをわかっていながら放置した事に責任を感じ、お見舞金として中絶費用を負担してくれました。そのうえに私の最後の経過診察の時に病院まできてくれてそっと抱きしめて、
辛かったね
と優しく寄り添ってくれました。ヒロさんに女の悦びを導いてもらったにもかかわらず蔑ろにして調子に乗っていた自分を反省して、泣きながら心の中でたくさん謝りました。もちろん赤ちゃんにもたくさん謝りました。それ以降、私はヒロさんだけにしか会わなくなりました。もちろんセックスは当面にする気持ちにならなかったですが、今まで行かなかった公園デートや添い寝をしてヒロさんとの時間を楽しむようになりました。ヒロさんはセックスがなくても今まで通りのお手当をくれましたし、私がその気になったらでいいよと言ってくれました。中絶から3カ月が過ぎると私の気持ちもかなり落ち着いてきて、少し性欲も顔を覗かせるようになりました。そんな時にヒロさんと添い寝をしていたら、とてもヒロさんが欲しい気持ちになり、自らお願いするように求めるとヒロさんは今までの支配されるようなセックスではなく、本当に優しく丁寧に抱いてくれて心地よい絶頂まで導いてくれました。私はもうこの人にずっとついていくと心に決めた瞬間でした。しかしヒロさんの恐い部分が何なのか、わかったのはこの後の話です。この時にはヒロさんによる私の調教は既にはじまっていたのかも知れないです。
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