栞は浴室を出ると、程よく冷房のきいた部屋を抜け、ゆっくりとした足取りでベッドの中へ入っていく。ベッドに沈んだ栞の横にすべりこみ、描け布団をはがすと、栞はじっと横たわっている。胸もヴァギナも隠すとことなく、目を閉じてゆっくりとそこにいる。
僕は乳首に舌先を当てながら、栞のヴァギナへ指先を這わせる。ヴァギナの中の滑らかな粘膜が指先に吸い付く。薄氷を踏む思いで、栞の身体を抱き締める。薄い氷に包まれた栞の身体は、力を容れすぎるとパリっと割れてしまいそうな気がする。薄氷のような白い皮膚の下には青い静脈が張っている。
栞の癖で気づいたことがある。栞は嫌なことを聞いたり、本心ではないことを口にするとき、こめかみの辺りの皮膚がピクリと動く。
「69しようよ」
栞の皮膚は動かない。
「はい」
69の体勢になり、僕は栞の足を開きながら、クリトリスを指先で転がしてあげる。
「あっん、うっふ…ん…あっ」
栞のきれいなヴァギナに見いってしまう。彼女の陰唇の美しさはおそらく処女のモノの美しさに肩を並べるだろう。栞の感度は1度目よりも上がっているのか、反応は前よりも増して激しくなっている。甘い吐息を漏らしながら、栞の息づかいは大きくなり、白い2つの恥丘はゆっくりと息をしているように見える。
閉じた割れ目が徐々に開いていき、そこから立ち上る陰臭が濃くなってくる。割れ目を取り囲む女性器は石鹸の香を放つが、膣内からはやはり強いメスの芳香がする。
僕は中学時代を思い出していた。
***********
中学校の体育祭。僕は直子という女から、女を初めて知った。直子は憧れの女だった。夕方の誰もいない学校の放送室に呼ばれ、僕はズボンを脱がされ、直子にオチンチンを咥えられた。まだ、僕のオチンチンは皮を被っていた。
そして、僕はこのとき初めて女の性器を見た。
「ここにキスして」
ブルマを脱ぎ、白いパンティを脱ぎ、放送室の椅子に座る直子から、うろ覚えながら、そんなことを言われた気がする。僕は言われるがままに直子のアソコに顔を埋めた。直子のアソコがどういう形、どういう色だったかは全く覚えていない。ただ、強烈な臭いがしたのを覚えている。強烈な臭いに思わず唇を離す。僕はそれからクンニに対してトラウマになった。
*********
そこはまさしく中学生の女とは違う大人の臭いだった。僕は舌全体を使い、そこにある臭いをとってあげようと思った。 蒸れた臭いがまたもやムンムンと広がり、鼻をついてくる。ただ、サーモンピンクの肉壁がピクリと動き、その様はまさにヴァギナがぺニスの侵入を求めている感じがした。
1回目と同じように、ゆっくりと正常位で栞の中へ入っていく。栞の腰が跳ね上がり、栞は両足でぐっと僕の腰を締め付ける。
「あっん、あ、あ、うん」
栞のヴァギナの入口はやはり狭く、ぐっと押し込んだ後でふわっと解放されるような空間が広がる。栞のヴァギナの入口付近で肉棒を出し入れする。差し込むときはぐっと締め付けられ、そこを越えるとふっと肉棒が解放される。それでいて、常に膣内の粘膜が竿の左右に絡みつき、肉棒を奥へ奥へと誘うように動く
(やばい、気持ちいい、出そう)
僕は本能で腰を振るが、性器からの快感で全身が包まれ、早くも軽い息切れのようなものを感じる。身体を一滴の汗が流れる。僕はさらに腰を押し入れ、深く肉棒を挿入する。ここでまた入口ほどではないが緩やかな締まりを感じる。
この先はどうなってるのか?
さらにいれていくと、やはりふっと締め付けが緩くなる。僕はセックスしていることよりも、この栞のヴァギナの構造が気になって仕方なくなっていた。段々に押し寄せる蕩けるような感覚。肉棒への刺激はこれまで感じたことないのない快感に満たされる。
栞は名器だ。
あらためて、この言葉が思い付いた。
(続)
※元投稿はこちら >>