「ゆっくりいれてください」
よく見ると、栞のヴァギナはとても綺麗だということに気づいた。さっきはクンニに気を取られて気づかなかったが、陰毛の下にはまるで白兎の背中のようなお饅頭状の2つの恥丘が見える。僅かに開いた開口部分からはピンクの肉壁が見える。小陰唇はあくまでもピンクでキレイな原型をそこに残しているようにみえる。開いた二枚貝のようにも見えるし、折り紙で折った舟のようにも見える。
これまで見てきた、経験たっぷりの女の膣口の形とは別物といってもいいほど、新鮮な違和感を感じる。例えて言えば、トロ箱の中の動かない魚に混じって、ピチピチとはねる魚を見たような感覚に近い。
(きれいだ)
思わずそう思った。まだ踏まれていない新雪を見るような感じだった。
(この女はきっといい女に化ける)
肉棒の先端がヴァギナの割れ目をとらえる。僕は肉棒を持ち、割れ目にあてがい、そっと縦線にそってなぞってあげる。
「あっ、」。栞は軽い吐息を漏らす。肉棒の先端が徐々に濡れていく。僕の我慢汁と栞の愛液が混じりあっているのだろう。栞は太腿に入れた力を徐々に抜いていくのが分かる。内腿に一条の線を引きながら愛液が流れていく。
僕は足をゆっくりとひらいてあげ、指で濡れ具合を確認する。指先にはグチョグチョという感覚が伝わってくる。肉棒の先端をゆっくりといれていく。赤く充血し、膨らんだカリの括れがスポッと入ると、そこで肉棒が締め付けられる。
「あっん、痛い…、うっん、ゆっくりしてください」眉間に皺を寄せながら、小さな声で「痛い」と栞は言う。
「栞ちゃん、もしかして…バージンじゃないよね」
「違います。だけど久しぶりなので…ごめんなさい。慣れてないんです」
「栞ちゃん、いちいち謝らなくていいって。」
「ごめんなさい」
「だから、謝らなくていいって」
*****
「うっ」という感覚が肉棒を通して僕に伝わる。そして、ゆっくりとさらに腰を沈めていく。
栞は僕の背中に指を立て、眉間に皺をよせながら、半開きの唇で静かに息をしている。まるで、声を出すのが恥ずかしいかのように、じっと声を出すのを堪えているようにも見える。肉棒の3分の1まで入れると、ふわっと締まりがなくなる。まるで、肉棒が異空間に迷い混んだ感覚になる。
僕はそこから一度、肉棒を抜いてみた。やはり、入り口辺りは肉棒をきつく締めてくる。奇妙な感覚に囚われながら、肉棒の出し入れをする。乳首に舌先を這わせ、乳首を甘く噛んであげる。栞の片足を肩にかけ、ソフトにピストンをしながら、陰毛の下に潜む肉芽を指先で擦ってあげる。
「あっん、あああ」
栞の口から喘ぎ声が漏れる。身体の感度を高めてあげながら、さらに腰を落としていく。入口では肉棒を締め付け、途中のふわっと抜ける感覚の次に、その奥でまた肉棒が締め付けられる。まるで、肉棒が複雑に変化する洞窟の中に迷い混んだような感覚。それでいて、常に膣内の粘膜が肉棒にまとわりついてくる。粘膜は肉棒から引っ付くと離れ、まるで生き物のような動きをする。
(こんな感覚…初めてだ。)
こんなはずはないのに…そう思いながら射精感が一気に高まる。
「あっ、だめだ。」
僕は少し大きな声で肉棒を抜く。ふと気づくと、栞が下から僕を見つめている。栞の手は僕の腕をぐっと握りながら、僕の目を不安気に見つめている。
「ごめんなさい。気持ちよくないですか?」
僕は栞をぐっと抱き締める。
「違うよ。逆だよ。栞の中って気持ちいいんだ。いきそうなんだ。」
僕は肉棒にコンドームを被せると、栞の足を大きく開き、その真ん中に一気に肉棒を差し込む。僕の腰と栞の腰がぶつかりあい、荒々しく腰をぶつける。栞は急に荒々しくなった僕のことに少し驚いたような顔をしながら、一瞬、微笑んだような気がした。
「あっ、あああ、Yさん、Yさん、いいです、あああ」
「うっ、ぐっ、いくっ」
ゴムをしているのに、僕はいつもの癖で肉棒を抜くと、栞のお腹の上でゴムの中に吐精した。こんなに早く射精するのは初めての経験だった。自分でも驚くのと同時に、栞は満足しているのかが頭の中を過る。
「栞ちゃん、気持ちよかった?」
「Yさん、気持ちよかったですよ。」
「もう一回、したいんだけど。いいかな?」
栞は僕の顔をじっと見つめながら呟く。
「今、頭の中が真っ白なんです。私を元に戻してください。そして、キスしてください。」
(続)
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