槌槌
洗面台の縁に座らせたままパーカーを脱がせTシャツを捲りあげるとK子は両腕を首に回しキスを求めて来た。お互いの舌を激しく絡ませ唾液を溢れさせる。K子は唇を離すと熱を帯びた吐息に乗せて言葉を発した。
槌
「可愛いブラが無いの。それもオッパイが大きいコンプレックスなの」
槌
K子のブラは素っ気ないデザインの白いブラで、今までに見た全てのブラで最大のカップを持っていると感じた。
槌
「何カップなの?」
槌
「Hカップ、本当に可愛いデザインが無いの」
槌
「ブラより中味が大事だから」
全然フォローになっていないと感じたが、K子はクスッと笑ってくれた。
槌
「シャワー浴びようか?」
槌
「シャワーを浴びる前に抱き締めて」
槌
洗面台の下に用意されている藤で編んだ大きなバスケットを引き出すとK子のパーカー、Tシャツ、ブラを投げ込んだ。ポロシャツを脱ぐとK子がジーンズごとボクサーパンツを脱がせようとしたがボクサーパンツが亀頭に引っ掛かって少しだけ手こずっていた。
槌
「ああヒロくんパンツに染みがついてる」
槌
ボクサーパンツを完全に脱がせて藤のバスケットに入れるとしゃがみこんで染みの原因を舌先で舐めてくれた。
「K子のパンツの染みもチェックしなきゃ」
「いやん、恥ずかしいから見ないで。いっぱいキスしてくれたから凄いことになってるよ」
槌
「約束したよね? 恥ずかしいことも、欲望も何もかも晒けだすって」
槌
チノクロスのモスグリーンのスカートを脱いだK子のショーツは想像を超えた染みを残していた。ラベンダー色がバーガンディチェリーのように色を変えていた。
槌
下着を脱がせてしまうより、びしょ濡れの下着を晒す方がK子にとっては羞恥心を掻き立てられるのだろう、たちまち頬を赤らめたそばかすが印象的だった。バーガンディチェリーの染みの中心を指先でなぞるとK子は甘い吐息を漏らし立っているのが辛いのか両手を肩に乗せしがみついて来た。
「K子、おしっこ漏らしちゃったみたいだよ。こんなに濡らしてくれて嬉しいよ」
槌
「だってぇキスをいっぱいしてくれたし、抱き締めてくれたから」
槌
「ベッド行こう、K子。あっバスタオル用意して、ラブホじゃないから」
ふたつあるベッドの窓側の方にバスタオルを敷くとK子を寝かせた。横に寝るとK子のブラのフロントホックを外した。ブラによる拘束を解かれた乳房はまるで自らの意思を持った生物のようだと感じるくらいプルプルと揺れていた。仰向けに寝るK子の上半身を上下左右のみならず360度全方向に広がるようだった。
先端で息吹く乳首は少し大きめの乳輪によって押し出されるように少し上向きに突起していた。K子の首筋から耳にかけて唇を這わせると、押し殺していた喘ぎ声は堰を切ったように大きくなった。音大で声楽を専攻し、今また声楽家を目指しドイツに留学するK子の喘ぎ声は透明感のある良く通るものだった。K子の部屋に並ぶ両隣の部屋に聴こえてしまうことを心配するほどだった。
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