そこに電話がかかってきた。固定電話だ。
「お目覚めかい?ヒロミちゃん(笑)私は、昨晩男性の君を抱いた者だ。失礼名前を告げてなかったね湘南大学の馬野だ。工学部の准教授をやってる。君の望みをかなえてあげたわけだが、どんな気分だい?」
「興奮してる。これからが楽しみ。ありがとう。」
「男が欲しいんだろ?(笑)」
「も、もちろん。」
「僕も君を今すぐ抱きたいよ。しかし面白いことを思いついたんだ。このままさらに12年前にタイムスリップしてみないかい?」
「今が1996年だから、1984年?このままってヒロミは12歳のまま?少女ヌード真っただ中の1986年に12歳のヒロミが?」
「さすが勘がいいね。ただし少しだけチューニングしてヒロミは10歳。4年生、思春期の始まりでまだ処女。私がそんなヒロミをスカウトして10歳のヒロミのヌード写真集を出す。そこから20歳以上離れた2人に恋が始まる、ってわけさ。」
「面白そう!」
「じゃ、君の記憶はいったん消去させてもらうよ。花も恥じらう10歳の少女になってもらうためにね。テーブルの上に錠剤を置いておいたから飲んでくれ。」
俺は言われるがままに薬を飲み、そのまま倒れこむようにベッドに戻った。
そしてずいぶん長く寝込んだようだが目が覚め、胸もぺったんこの愛くるしい少女ヒロミになっていることを確認すると次の瞬間自分が男だったことや馬野と出会ったことなど夢の世界のようにぼんやりとしか思い出せなくなっていた。
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