第一章…姉のお下がりのために
私は生まれて6歳まで殆ど男の子が着る服を着ることはありませんでした。
その理由は省かせて頂きます。
男の子なのに母と伯母は私に無理やり姉のお下がりのスカートを初めて下着もお下がりでした。最初は嫌で嫌でたまりませんでした。幼稚園の男の子から「男のクセに女の子の服を着るのだよ。このゆうこ」とよくからかわれ、イジメられていました。最初は嫌でたまりませんでした。6歳になってから漸く男の子の服を着る事が出来るようになった。嬉しい気持ちでした。
小学5年生になり、ある日いきなり同じ組の女の子サクラちゃん(仮名)から「裕次くん。よくみると石川秀美に似ているね。」と言われ、私はその時複雑な気持ちでした。そのサクラちゃんの一言により他の女の子や上級生の男の子からも「やっぱり石川秀美に似ている。」と言われるようになりました。この事がきっかけにより、急に女の子の服が着たくなりました。私は母に「僕学校で石川秀美に似ていると言われた。だからお姉ちゃんのお下がりの服が着たい。」と言ったら、母は「学校や外へ出掛ける時は女の子の服を着る事は許さない。ただし家の中ではいいよっ。」と言われ、私は家の中だけでも女の子に変身することは大変嬉しかった。それから毎週土曜日に私は女の子に変身し、「ゆうこ」として過ごす事にした。
当時月刊アイドル雑誌「明星」や「近代映画」で石川秀美のほかその他アイドルのレオタード姿や水着のグラビアを見てレオタードが着たいと思った。母と伯母は当時ジャズダンスを習っており、レオタードは計10着ほど持っており借りて着たくなったので、母に石川秀美のレオタード姿のグラビアを見せながら「僕石川秀美に似ていると言われているし、石川秀美が着ているこれ(レオタード)が着たい。」と言い、母は「ダメ!」と言われてしまった。とても残念だった。中学一年生になってレオタードを着る願いが叶うことになった。ある日曜日に母・伯母・姉2人はジャズダンス教室の仲間と遊びに行き、私1人が留守番する事になり、夜になり母がジャズダンスで着ている半袖でピンクの光沢でツルツル感のあるレオタードをダンスから出しているときに母たちが帰ってきた。残念ながら母のレオタードを着ることは出来なかったが、私への母たちからのおみやげはなんと、それは…
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