彼女と会った場所は村の近くにあった塾だった。その塾は母さんの勧めで通い始めた場所でもあった。
その塾の年長者にして年下の子供達の先生も兼ねるかほさんは村についていろいろ教えてくれた。
彼女と初めて会った時のことは今でもはっきり覚えている。あの時の季節は夏だった。
女子中学生らしく夏服のセーラー服で13歳ながら大人びた雰囲気があった。
髪は黒髪で少し長いセミロング、幼さがある可愛い顔、淡いオレンジ色の瞳・・
一目見て俺は好きになった。もちろん、この「好き」は特別な「好き」という意味だ。
身体つきのほうは成長途中ということもあったが、胸のほうは俺が通っている小学校や塾の女子達よりも大きかった。
それは見た俺は心も体も熱くなった。
それから3年間、塾での勉強はもちろん、田舎の村で俺を含めた子供達とかほさんは遊び、はしゃぎ続けた。
夏にはかくれんぼ、川遊び、花火、秋には秋祭り、冬には正月と初詣とどれも大切な思い出だ。
彼女が高校生になると成長途中における美しさに磨きがかかった。
彼女の高校はこの田舎からかなり離れた都会にあり、季節ごとに会う回数は減ったが、俺達との交流はやめなかった。
それからさらに3年。かほさんは19歳の女子大生になった。20歳目前ということもあって幼さが残る顔を除けば、身体つきは大人の女性そのものだ。
※元投稿はこちら >>