家庭の事情もあって俺は兄と義姉によって育てられた。義姉はわけあって俺達に養女としてやってきた従姉だった。
従姉でもある義姉は兄と一つ下だった。
兄は多少厳格だが、一般的な性格で時に厳しく、時に優しかった。義姉も似たような性格でやや内向的だった。
いつからだったか、兄は父、義姉は母代わりを務めてくれた。俺は母代わりの義姉と寝るようになった。
俺自身は義姉とは二つ違いだった。
俺と兄、義姉はそれなりに大きい和室のある家に住んでいた。
ある日のことだった。
夜中に義姉が俺といる部屋からいなくなることがあった。
義姉は兄のいる和室に行っていた。
その和室は襖を隔てた隣にあった。兄の寝室も兼ねたそこから義姉の呻き声が聞こえてきた。
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