平成の時代にもいろんな仮面の戦士が存在した。
自分のみ笑顔と太古の決着をつけんとする究極の闇に抗い、振るいたくもない拳を自分以外の笑顔を守るために振るい、戦い続けた仮面の戦士がいた。
創造主から人の運命と未来を取り戻すために戦士になろうとする男、戦士になってしまった男、戦士であろうとする男と共に戦った仮面の戦士がいた。
幾度となく繰り返され、魔物を使役する戦士達の戦いに自らの命を何度も捨ててまで止めようとした赤い龍の仮面の戦士がいた。
あらゆる夢を守るために一匹の狼を気取る仮面の戦士がいた。
世界と生物の死を体現した能力を持つ友の両方を救うために地球の意思と運命に抗い続ける仮面の戦士がいた。
人間を守るために清めの音と鍛え抜かれた身体で戦う鬼の仮面の戦士がいた。
目に見えぬほど超加速し、時間の間で戦う、天の道を行き、総てを司る太陽の神の名を持つ赤い甲虫の仮面の戦士がいた。
昔話の主人公の名を持つ魔人達とともに時の列車で時間を駆けりながら、人間達を守った最弱で最強の仮面の戦士がいた。
人間と魔族のハーフで、あらゆる魔族と共に人間を守るために同族と戦った吸血鬼の仮面の戦士がいた。
自分の世界という物語を持たず、あらゆる世界を渡り歩き、あらゆる世界の仮面の戦士になれる破壊者とも悪魔とも称された通りすがりの仮面の戦士がいた。
左右の名を持ち、二人で一人の探偵の仮面の戦士がいた。
どこまでも届く腕を求め続け、ただの物でしかなかった欲望の化身に最高の満足という得を与えた、あらゆる生物の王の力を持つ仮面の戦士がいた。
青春の中、多くの友人達と共に戦い、サジタリウスの矢のごとき男ともダチになったタイマンを張る仮面の戦士がいた。
指輪と希望の魔法使いにして魔法の竜の仮面の戦士がいた。
地球と人類を守るために、最高のライバルと戦い、試練の勝者にして神になった黄金の果実の仮面の戦士がいた。
市民を守るために喋るベルトとミニカー達を相棒にスーパービークルを駆け、仲間達と共に戦った刑事の仮面の戦士がいた。
もう一度生きるために死から甦り、偉人や英雄の魂、同じ時代に出会えた仲間達と共に戦った幽霊の仮面の戦士がいた。
自らも患者でありながらノーコンティニューで勝負と治療の攻略する医師にして天才ゲーマーの仮面の戦士がいた。
悪魔の科学者と称された顔と名前を変えられ、最初は戦い合った者達を仲間に、愛と平和のために戦い続け、新たな世界を創造した天才物理学者の仮面の戦士がいた。
最低最悪の魔王と称された自身が暗躍する時代から来た者達とぶつかり合い、最高最善の魔王を目指し、すべての仮面の戦士の歴史の力を使役する黄金の魔王になった後も戦い続ける刻の王者の名を持つ仮面の戦士がいた。
以上に述べた異形の存在、仮面の戦士らはいつでもないいつか、どこでもないどこかの『場所』で互いの信念を再びぶつけ合っていた。
何度も
何度も
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