そして、元号が平成という時代に変わってもそれぞれの世界が異なる仮面の戦士達の戦いは繰り返された。
殺戮を神聖な儀式とする邪悪なる戦闘民族がいた。
人間を見下し、ただの人間であろうとし続けることを望む神の御使いごとき正体不明としか言えない敵達がいた。
幻のごとき存在から脱するために鏡の世界から出現する魔物やそれを使役して殺し合う者達がいた。
冥界から甦えり、灰色の彫刻や石膏像のごとき姿を持つ新人類がいた。
おのれの種のために戦い合う不死なる者達がいた。
土塊より生じる魑魅魍魎がいた。
人間に擬態するあらゆる蟲のごとき宇宙生命体がいた。
歴史改変を目論む元人間の魔人達がいた。
ステンドグラスのような身体を持つ吸血鬼のごとき魔族がいた。
地球の記憶を薬物のように使用する者達がいた。
あらゆる欲望の化身がいた。
宇宙のエナジーを享けた者達がいた。
絶望より生じ、あらゆる伝説や神話の怪物の名を持つ幻魔がいた。
異界の果実を食物とする怪生物がいた。
煩悩の数だけ存在する108体の機械生命体がいた。
人間の思念から生まれる幽霊のごとき者達がいた。
人間に感染するゲームキャラクターのごとき姿を持つ電脳の疫病がいた。
星を狩る血の種族という肩書きを持つ地球外生命体と禁断の箱から生じたエレメントによって怪物にされた者達がいた。
歴代の仮面の戦士と歴史の力を宿し、すべての時間や世界を問答無用で変えてしまえる異形の仮面の戦士達がいた。
いずれも強大で強者ぞろいだった。
令和という元号に時代は変わり、その時代に暗躍する存在もいるが、キリがないため、ここでは一応省略させてもらう。
※元投稿はこちら >>