セイヴァーはダンデライナーを取り出して跨ると、さっそくギャオスに向かう。最初は光弾で攻撃したが、すぐに戦い方を変えた。
ダンデライナーに立ち上がると左手にセイヴァーアロー、右手にブラッド大橙丸を持った。それに襲いかかる2体のギャオス。
しかし、セイヴァーは冷静だった。両手に持つ武器に赤いエネルギーを纏わせると三日月状のエネルギー刃にして2体のギャオスを真っ二つにした。
ザクロとブラッドオレンジの断面を思わせる三日月状の刃はギャオスを斬ったあと、爆発して瞬く間に灰にした。
私もシルフィーの姿でダンデライナーに乗りながらセイヴァーの援護を行う。数体のギャオスがまだいるのだ。
そこにさきほど私を神社に落ちた赤黒い15mの翼を持つ大型ギャオスがやってきた。
「私に任せろ」 セイヴァーはそういうとそのギャオスを誘導した。
セイヴァーはブラッド大橙丸を赤い光の粒子にするとセイヴァーアローを構えた。形状はアーチェリーの弓だが、放つ矢はエネルギーの矢だ。
セイヴァーが放った無数の赤い矢がギャオスをイラつかせるが、それが男の狙いだった。ダンデライナーに乗ったセイヴァーは一気に突っ込んでいく。
ドライバーの小さい刀・カッティングブレードを一回倒す。
『ザクロスカッシュ!ブラッドオレンジスカッシュ!』の音声と共に二つの赤いエネルギーをセイヴァーアローの刀身部に纏わせる。
セイヴァーアローは巨大な刃となる。
「はあぁぁぁ!!」という叫びと共にセイヴァーは黒い魔弓で直接、ギャオスを寸断した。直後に大爆発を起こす。
私も残った個体すべてを片付けた。ひとまず、私達は勝利を収めたのだ。
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