続きです!!
これより話は急展開しますが、お楽しみに~!!
その⑤~このノートを使って会社を支配し、バラ色の人生を送るなら、俺と契約を結べ!!~
「さて、みんな帰った事だし、俺も帰るか!!」
今日も定時の17時が来た。
みんなを帰宅させ、俺は最後に戸締りをしていつも帰っている。
全てのパソコンの電源をオフにし、電気を切って職場を出ようとした瞬間、事件は起きた。
「あれ?さっき電源切ったハズなのになぁ・・・。なんだ、この画面の中に吸い込まれるような渦模様は!?」
俺は不思議に思った。
「あら?御主人様、まだいられたのですか?」
「あぁ・・・。全ての電気を消して、パソコンも切ったハズなんだけど、俺のデスクの所のパソコンだけ、なぜかヘンな画面が出てるんだよ!!」
「えっと・・・、どれどれ!?」
その次の瞬間・・・。
“ピカッ・・・!!”
まるで雷に打たれたかのように、まばゆい光が現場を包み込んだ。
光と言っても明るくはない。まるで、暗闇の中に吸い込まれそうな感じの光だ。
心配そうにパソコンの画面を見つめる奴隷である彩音の動きも、その周囲の動きもピタリと止まってしまっている。
「いったいどうなってるんだ?もしかして、たった2日でノートを使いすぎたせいで起こったアクシデントか?」
とも思ったがあり得ない。
当部署の就業規則の変換はこのノートを使って行われているのだ。
「ふっふっふ・・・。だいぶこのアイテムの使い方に慣れてきたようだな・・・」
「アンタは、誰だ?」
誰かが俺に、話しかけてきた。
「私はマ○ー、あの宇宙犯罪組織と言ってもいいだろう・・・」
「何を言ってるのか、さっぱりだ!?でも、パソコンの中に・・・!?」
まさかとは思ったが、あのマ○ーが俺のパソコンの中に居座り込み、そこから俺に話しかけてくるではないか!
いったいなんだ?このパラレルワールド的な現象は!?この世界には、ヒーローやヒロインもいないハズだぞ!?
「くっくっく(笑)まだ分からないようだな。私は時空転換装置を使い、この世界に君臨した。そして、世界を支配するのだ~」
「いったい何を言っている?早く俺のパソコンから出て行け!!」
「いいのか?私が出て行けば、お前がこの2日で書き換えた就業規則変換の効果は即座に失われ、お前自身も死ぬことになるのだぞ?」
「なら、言わせてもらおう。このノートだけど、不自然に道端に落ちてるわけないよな?」
「世界の支配のコマに使うため、私がわざと、落としたのだ・・・。それを知らずにまんまと拾ったお前は、自分の会社を支配しようと色々と企んでいるようではないか?」
話を聞くと、宇宙犯罪組織の連中は別次元の世界にいる話だが、宇宙○事たちとの戦いの末、彼らを仕留めるべく、時空転換装置を作動させたのだと言う。
しかし、手下がヘンなミスをして、俺が今持っている不思議なノートだけを、俺のいる世界に落としてしまったらしい。
そして、今後もノートを使い続けるのならば、マ○ーの一員となり、俺の住んでいる会社だけではなく、全てを支配しろと言ってきた。
「俺、男には興味ないんですけど・・・」
「もちろん知っている。だから、女という女を支配してやるのだ。お前の会社を大きく育てたいのだろう?だったら、俺と契約を結べ~!!」
「な・・・、なんだ・・・、急に頭痛が・・・」
しばらくすると、さっきの出来事は何事もなく収まった。
しかしなんだ?俺の頭の中に、今までなかったハズの記憶が流れ込んでくる。
「こ・・・、これは・・・」
マ○ーが持つ記憶だ。
知らない間に俺は契約を結んでしまったようだ。
そして、ヒロイン達の記憶が次々と流れ込んでくる。
「どうだ?いい記憶を持っているだろう?まず手始めにヤツを支配して欲しい!!」
「なんだ、お前、どこから?」
「お前のカラダの中だ。そうする事でお前の力はより一層引き出せるようになっているハズだ・・・」
「あ・・・、あの子は確か・・・!?」
昔、映画で見た事があった。
そぅ、2代目のギ○バンの相棒、シ○リーだ。
彼女が今、パソコンノ中に埋め込まれた監視カメラの映像に映し出されている。
これもマ○ーの力か?
彼女は、大ピンチに陥ったギ○バンに成り代わり、1人、マ○ーを追い詰めるべくこの世界に時空転送してきたらしい。
性格には、彼女の持つ変身機能、レーザービジョンを使って鳥となり、マ○ーにバレないよう時空転換装置の中に入り込んだみたいなのだ。
その彼女が必死に、俺のいる会社の方へと向かってくる。
「もぅ!!ここどこ?何で本部と急につながらなくなったの?しかも、さっきまで使えたレーザービジョンも使えないし・・・」
ここはお前のいる世界じゃない。
だから、変身機能が使えなくて当たり前だ。
別の世界の地球なんだから。
俺の心はいつの間にかこのヒロインを犯すべく、深い闇のそこへと入り込んでしまっていた。
『シ○リーはまっすぐ当社に向かってやって来る』
『シ○リーは当社の中に入ったら最後、自分の力では出られなくなる』
『シ○リーは俺との会話をする度に、宇宙○事の相棒としての記憶をだんだん忘れていく』
以上の3項目、いっかんして普通の内容に見えるが、ちょっと違う。
俺との会話の度に本来の宇宙○事の相棒としての記憶を忘れていく設定にしたのは、めんどうな事にならないようにするためだ。
後で、新しい記憶を植え付け、当社の一員になってもらえばいい。
「あそこだわ・・・。あそこのビルから特殊な電波が出てる・・・」
「シ○リーめ、何も知らないバカなヤツだ・・・。これから奴隷になると言うのにの・・・・・・」
「おいおっさん!!俺が楽しんでるんだから、勝手に口出しするなよ?」
「そのぐらいは分かっている。だいたいなんだ!?一般人のくせにこのマ○ー様に向かってその口のきき方は・・・!!」
まったく、宇宙の支配者ときたら、全くやかましいものだ。
「よし、着いた!?・・・えっ・・・?」
シ○リーはこの世界の地球に来てようやくこのオフィスが入るビルにたどり着いた。
そこでシ○リーは混乱した。操作を終えればすぐに元の世界へ帰らなければならないのだが、どうも、帰り方を忘れてしまったらしい。
「あれ?・・・私どうして一人でこんな所に?そぅだ、マ○ーを追って来たんだ!!」
一瞬、さっき自分が入ってきた扉がなぜ開けられないんだろうと不思議に思ったシ○リーだが、事件の解決が先と知ったのか、俺のいる所へと走り込んでくる。
「マ○―、そこまでよ?覚悟しなさい!!って、あれ?確かにここであってるハズなんだけど?」
確かにシ○リーの持つ探索機器からは特殊な妨害電波が出ていて、その数値がマックスに達している。
だが、その現場にはいるハズのマ○ーは存在しない。
「あの・・・、遅くまでお仕事お疲れ様です。すみませんが、ココで先ほど怪しい出来事、起こりませんでしたか?」
「う~ん、そんな妙な出来事、起きてないぞ?」
何も知らないシ○リーは普通に俺に問いかけてくる。
その度に、宇宙○事の相棒としての記憶が失われていく。
ほら、2代目ギ○バンとの素敵な思い出の一つが今消えた。
「そ・・・、そぅですか・・・、ならいいんですけど・・・」
シ○リーは心の中で思っていた。
何かがヘンだと。自分の持っている記憶が徐々に消えていくと・・・。
俺はノートにさらにシ○リーの事を追加した。
『シ○リーは俺に少しでも触れれば、シ○リーとしての機能は全て失われ、普通の人間になる』
『シ○リーは俺に中出しセックスで犯されると、再びその機能を取り戻し、今度は俺の相棒として世界を支配すべく、当社の一員として働くことに誇りを持つようになる』
「この状況は何?もしかして、ホントにここにマ○―がいるの?」
俺は一瞬、マ○―にしゃべらせた。
「それがいるんだよ。今ではこの人間に取り付いていてね。今からお前をたっぷりと料理してやるんだ?」
「料理?いったい何を言っているの?それに、他の幹部たちはどうしたの?」
「知らないな!!時空転換装置の発生ミスでこの世界に来てしまったんだが、バカなヤツだな・・・。お前の世界でいれば、支配されずに済んだものを・・・」
「待ちなさい!!詳しく話しなさい!!」
俺のカラダの中に消えていくマ○―の姿を見て、怒りが浸透し我を忘れてしまったかのように、マ○ーを追い詰め、俺のカラダに触れてきた。
だが、その瞬間・・・。
「あっ?あれ?私、さっきまで何してたの・・・?えっと、確か私は・・・」
そうお前は偉大なる宇宙刑事ギ○バンの相棒、シ○リー。
だが、たった今お前の機能は失われた。
普通の人間でしかないのだ。
今からお前をたっぷり料理して、支配してヤルからな!!
それに安心しろ。ヒロインをしているより、俺の会社で奴隷として働いた方がとても安心だし、キモチいいモノになるぞ?
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