或る猫の恩返し2
「あの~ 許すも許さないも、君は何も悪い事はしてないんだけど・・」
俺は正直に彼女に言った。
すると彼女が、こんな事を言い始めた
「ええ~!だってさっきあんな酷い言い方で・・・」
俺「酷い言い方で?」
「ええと、お名前は何て?」
俺「俺? 俺は木村達也って」
「そうそう、達也さんに酷い言い方で、どけって」
俺「ああ~ あれね! あれは俺の方が悪かっ」
「だから、達也さんに謝らなきゃって思ったんです~」
って、おいおい、最後まで聞けよ。
とまあ、全てがちぐはぐで何が何だかよく分からない。
ん?でも待てよ。
これって本当に彼女は俺に惚れてるって事じゃぁ。
よし。
ちょっと、試してみる価値はある。
俺は彼女にストレートに聞いてみた。
「ねえ、これからちょっと、俺んちに来ない? ええと?」
「え~ 名前は?」
麻衣「白井麻衣です」
「そ~そう、 麻衣ちゃん!」
「で、なんだっけ?」
麻衣「家に来ないかって」
「そうそう、で、俺んちに来る?」
麻衣「はい、喜んで!」
とまあ、まるで漫才の様な遣り取りがあって、彼女が俺の部屋に来た。
彼女は俺の出したお茶を少しづつ、キョロキョロしながら飲んでいる。
彼女は本当に可愛い。
顔はまるで、乃〇坂46の白〇麻衣そっくりだ。
そしてスタイルも最高で、胸はEカップはあろうかという巨乳ちゃんだ。
手足も細くて長く顔は物凄く小っちゃい。
まるでフィギュアの様だ。
こんな可愛い子がここでお茶を飲んでいるなんて、俺には信じられなかった。
しかし、これは現実である。
俺は先ず、彼女に聞くことがあった。
「麻衣ちゃん、 今日、時間ある?」
麻衣「はい、大丈夫ですよ」
「あ、あの、突然だけど今、付き合っている彼氏は?」
麻衣「今ですか?」
「今はいないです」
よし!来た来た。
「じゃあ、俺なんかどうかな?」
麻衣「ええっ? いいんですか?」
「はっ?」
麻衣「付き合って頂けるんですか?」
「も、も勿論だよ!」
やった。
本当に超能力が効いてる。
俺は心が躍った。
こんな可愛い子と付き合えるなんて最高だ。
いやいや待て。
ここはもう一歩進んで聞いてみよう。
「麻衣ちゃん、男女が付き合ったら、先ずどうする?」
麻衣「どうするって?」
「先ず何をする?」
麻衣「う~ん、先ずはデートかな」
「デートはもう、駅からここまでしたじゃない!」
麻衣「あっ そっか!」
まあ、あれがデートかどうかは別として。
「で、普通、それからどうする?」
麻衣「デートの後でしょ、 デートの後は」
「デートの後は?」
麻衣「・・・キス、 かな?」
「そうそう、デートの後はキスだよね!」
麻衣「んっ? んんっっ!」
俺はいきなり彼女の唇を奪った。
彼女の唇は甘くて柔らかかった。
麻衣「達也さ、 ん・・・」
俺は暫く彼女の唇を吸い続けた。
夢の様だ。
こんな可愛い子とディープキスが出来るなんて。
彼女は小刻みに震えて目を閉じていた。
俺が続けて彼女に注文しようと顔を離した時に、彼女が言った。
麻衣「もう、 私、ファーストキスだったんですよ」
俺はびっくりした。
こんな、イケイケの格好をしたJKがキスをした事が無いなんて。
彼女の可愛い顔は化粧が少し濃い目だ。
そして、はち切れんばかりの大きな胸と、今にもパンティーが見えそうな位短いチェックのスカートである。
ひょっとしたら、ひょっとするかも。
俺はもう一つ、聞きたいことがあった。
「麻衣ちゃん、 ひょっとしてバージンなの?」
麻衣「えっ? それは、・・・」
「言わなくちゃダメですか?」
「うんっ!是非聞きたい」
麻衣「だって、 恥ずかしいよ」
「教えて!」
麻衣「どうしても?」
「うん!」
麻衣「あの、・・・バージンじゃ駄目ですか?」
「麻衣ちゃん、ホントにエッチした事無いの?」
麻衣「うんっ、 ないです」
麻衣はバージンだった。
俺の超能力に掛かっていても、いや掛かっているからこそ本当の事を言っている。
俺の胸は張り裂けそうな位、高鳴った。
この美少女のバージンを奪う。
俺は心に決めた。
つづきます
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