お隣の部屋では、シェフ夫婦と僕らが、向かい合わせに座った。
「本日は、美味しい料理と素晴らしいサービスをありがとうございました。」って挨拶をしました。
真美ちゃんも、揃って頭を下げた。
「あなたこのおふたりは、本当に慎二坊っちゃん夫婦の生き写しでしょうヽ(*´∀`*)ノ
私達使用人に礼を言ってくださるんですよ。」って言われた。
「う~ん、わんぱく坊主時代のの慎二坊っちゃんがこんな成長するなんてねぇ。
あっ、別人だった。(´∀`)」って、シェフは泣いたり笑ったりだった。
「最近年老いて涙腺が、緩い許してくださいよ。」ってもう泣き通しですよ(;゜0゜)
「もうこういう時には、男の人は、だめですね
(^-^*)
真美さんは、何処までお聞きになりましたか?」って聞いた。
「慎一郎さん夫婦のなれそめとシェフ夫婦のなれそめと慎二さんの槌槌槌槌槌」って聞いている場所は、同じ所までだった。
「お二方共に同じ所ですね。
その先はわたくしが、お話致します。」って言われた。
シェフが、わざわざ4人分の麦茶を持って来てくれた。
「あっ、ありがとう。」ってメイドさんは、飲みます。
さすがに夫婦の息ぴったりです。
「リハビリ中は、まさみさんは、慎二さんを時には厳しく、時には優しく介護されました。
さすが主任さんですよ。」って言いました。
「まさみさんって、早百合さんの1番弟子の主任看護師ですよねぇ。」って言いました。
「主任って、そんなに凄いの?」って聞きました。
「看護師の世界では、婦長さん、主任さんと後は看護師と準看護師って位なのよ。
うちの病院なんかは、ほとんど看護師ゴロゴロですよ。
他の病院は、どうかわからない。
でも早百合は、婦長さんで、まさみさんは、主任さんって看護師のトップクラスですよ。」って言いました。
「そうですよ。
ひねくれた慎二さんは、普通の看護師さんでは、手に負えない人でしたよ。」って言いました。
「そんなに凄い人なんだ?」って聞きました。
「ええ、看護師にセクハラ行為するし、松葉杖ついて脱走するし、何度強制退院させられそうだったか?」って言いました。
まぁその後たびに、慎一郎さんが、謝罪に行きました。
早百合さんとまさみさんが、慎二さんの専任看護師になって事は、おさまったんですよ。
「あぁ、夜中に私達の部屋ノックしては、なんか食わせろ。」って顔見せするんですから病院は、たまらんよ(´∀`)」って言いました。
まぁ外科なんだから、若者には、窮屈だね(^-^*)
「看護体制甘いなぁ、どこの病院ですか、そんないい加減なアホ病院は?」って言いました。
「現在の〇〇総合病院ですよ。」って言いました。
「えっ、うち(;´゚д゚)ゞ」ってことは、早百合さんとまさみさんは、私の大先輩ですか。
ヽ(ヽ゚ロ゚)ヒイィィィ!」って真美ちゃんは、悲鳴あげる。
「いやぁ~ぁ、さっき早百合さんには、いろいろな事散々愚痴ちゃたよぅ(´ヘ`;)」って落ち込んでいました。
まぁそれだけ慎二さんは、めちゃくちゃな人だったんですよ(´∀`)
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