不動産さんに案内されて、大家さんに挨拶に行きました。
お手伝いさんがいる昔ながらのお屋敷みたいなお宅だった。
メイドさんに迎えられて、奥に案内された。
英国紳士姿のおじいちゃんとドレス姿のおばあちゃんの大家さんです。
日本の戦後の映画に出てくる人たちみたいだった。
僕の申し込み書類に目を通したおじいちゃんは、
「本当にあの部屋で、良いんですか?」って確認された。
「ハイ、よろしいお願いします。」って頭を下げた。
おじいちゃんは、不動産さんを呼んだ。
「彼に例のシステムで、住んで貰おう。」って言いました。
「また、〇〇様損しますよ。
よろしいんですか?」って確認していました。
先程の彼女と同じように面倒みてやってくれんか。」って言いました。
不動産さんは少しぶつぶつって不満顔だった。
仕方ないって顔つきで、説明を始めた。
「家賃の1か月は、前払いしてください。
3か月は、家賃は無しです。
3か月以降からは、公共料金のお支払いもお願いしますよ。
理解できますか?」って言われた。
(・_・?)
「う~ん、わからない。」って答えた。
「簡単に言えば、
①今35000の家賃をお支払いする。
②3か月たったら、家賃を指定口座に入金する。
③4か月目からは、あなたの名義で公共料金の請求書が届く。
それに従って払ってください。
④5か月からは、普通のアパート契約の始まりです。
⑤6か月目からは、敷金公共料金無しの家賃と公共料金の支払いだけで、永久にお部屋は使える。
そこで更新するか?
退去するか?
あなたの申し出を待ちます。
退去の申し出ない場合は、自動更新とみなします。
その時は、一度お店に来てください。
このシステムは、わたくし達不動産と大家様は、大赤字ですよ。
もっと簡単に言えば、あなた様は、今に35000円払ってさえいただけば普通に暮らせる。
4か月目からは、35000円と公共料金のみので、暮らせる。
そんな夢みたいな大家様の愛情のこもった提案ですよ。」って不動産さんは、かなり不満足な顔つきで、説明してくれた。
「ええーぇΣ(Д゚;/)/
大家さんそんなんで、本当に良いんですか?
本当に甘えてしまいますよ。
本当に良いんですか?」って念押ししました。
大家奥様が、
「あっ、今年から一つ加えたい事ありました。
30日に居住者の皆さんは、家賃を持参してください。
皆さんで、食事会をしまう。
その時には、不動産さんに家賃回収と更新の業務をお願いします。
年をとった私たちの孫になって甘えてくださいよ。
あなたこの提案どうかしら?」ってつけ加えた。
「それは名案だ。
君みたいな若者と楽しく仲良くしたい。
不動産さんこと件も付け加えて頼む。」って言われた。
不動産さんは、まったくもうたまらんって顔つきだった。
僕は、直ぐ家賃を払いました。
領収書をもらった。
「それでは、アパートに行きましょう。」ってお屋敷を出た。
不動産さんが、アパートに向かい歩きながら、「あの大家さんは、子供に恵まれなくてねぇ。
居住者さんは、子供や孫として歓迎するんです。
大切に付き合ってあげてくださいね。」って言われた。
アパートに到着した。
リホームしたのか?
木造のアパートだけども、綺麗な普通のアパートです。
「あなたの部屋は、真ん中ですよ。
鍵は、これです。
公共施設は、全て直ぐ使えます。
直ぐ暮らせます。
さぁ、もうあなたのお家です。」ってお店に帰った。
一応アパートの周りをぐるりとまわった。
普通のアパートと変わりはなさそうです。
右側の事故物件の部屋の電気メーターは、回転していました。
既に入居済みです。
左側は、止まっていたので、未入居かなぁ?
僕は、鍵を開け部屋に入った。
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