警察署に着いた。
洋一君が、「ここは僕たちが育った岩手県〇〇〇の地元です。
ここまでは、わかる?」って言われた。
「さぁ悟君の現在の住所は?
免許証とか持っているか?」って言われた。
スーツから、所持品を提出しました。
若者警察官が、回収して免許証を洋一君に渡した。
「東京都〇〇区にお住まいなんだ。」って言われた。
「あぁ、そこだ。」って答えた。その他いろんな身元確認された。
「さっき言っていた、佐久間夫妻の事が、一番心配なんだね。」って言われた。
「その通りだけど他界言ってたね。」って洋一君に聞いた。
取調室のドアが、ノックされた。
女性警察官が、「部長こちらです。」って書類を渡した。
「おちついて聞いてください。」書類を机の上に並べた。
「旦那さんは、前立腺ガンの為〇〇病院にて死亡しました。
これが医師の死亡診断書です。」って見せられた。
「平成〇〇年△△月〇〇日」って記載確認してあった。
「そしてこちらが、奥様の死亡診断書だ。
翌年の同じ月日に死亡されているんだ。」って説明された。
そして現在の昨日の月日は、△△月〇〇日です。
夫妻があった亡くなってから、ちょうど13年目なんだ。
「いわゆる昨日は、13回忌の法要の月日なんだよ。」って説明された。
洋一君に少しずつ説明されて、身体に鳥肌がたった。
昨日の悟君の行動を整理するよ。
会社を出て、飲み屋さんで飲酒してましたね。
「あぁ飲んだ。」
そしてこちらに車で移動したの?
誰が運転していましたか?
「佐久間課長だよ。
車も同じだったよ。」って答えた。
若い警察官が、「あんた飲酒運転したんだろう。」って怒鳴った。
「〇〇巡査は、黙って。」
「悟君は、何時に佐久間さんの自宅に着いたか?
覚えていますか?」って聞かれた。
「わからない。
けれども午前3時の柱時計の音は、聞き覚えあるんだ。
昨日には、到着して、飲んでいたと思う。
かなり前から夫妻と飲んでいました。」って答えた。
「う~ん、怪奇ですね?」って言われた。
「もし仮にだよ。
悟君が、佐久間さんの軽自動車を運転して東京から岩手県に運転しても、会社の後の午後8時から翌朝までに岩手県のあの山奥には到着は不可能ですよ。」って言われた。
「だから運転したのは佐久間課長で、僕は後部座席で寝込んだんだ。」って何回も言っているよ。
それはあり得ない。
「今度は、羽田空港から岩手県に飛行機に乗ると仮定するよ。」って言われた。
「羽田空港最終便に乗れたけれども、我々が、悟君を、起こす時間には、あの山奥の家の到着は、時間的にやはり不可能なんだよ。」って言われた。
「つまり悟君は、どうやって東京から岩手県に移動出来たのか?
現在の交通手段では、当日の移動は、絶対に不可能なんですよ。」って言われた。
「悟君は、前日から岩手県に動いた。
それならば、飛行機なら可能なんだ。
そうだろう。
だから飲酒運転などしていない。
飛行機で、駆けつけたんだね。」って目配りをしました。
更に「悟君は、お酒飲みすぎて、日にち感覚がずれているんだよ。
まだまだ酒臭いんだ。
仕方あるまい。」って目配りした。
「う~ん、確かに毎晩飲みすぎてる。」って唸りました。
「あっ、佐久間夫妻のお墓参り行こうよ。
私が、案内するよ。」って急に話題を変えた。
そこでもない洋一君は、目配りした。
「う~ん、かもしれないかなぁ?」って答えた。
「まぁ、懐かしくなって故郷にふらって帰ったんだね。」って庇う調書を作成してるくれた。
「まぁ?空き家で、盗難するモノはなかったんだし、此にて終わります。」って言われた。
「部長まだこの人は、疑問点有りすぎですよ。」って若い警察官は、納得しない。
「〇〇巡査やめなさい。
〇〇悟君は、政治家の〇〇先生の孫に当たる人だ。
これ以上の詮索は、危険だ。
この件は、私が責任者だ。
君の為だ。
やめなさい。」って諭した。
「わかりました。部長の命令ならば従いますよ。」って不満げに取調室を出た。
「ちょっと洋ちゃん強引だよ。」って言った。
「佐久間夫妻の墓参りに行こうか。
それと同窓会ね。
悟会社に休暇取れよ。」って言われた。
「相変わらず強引だなぁ?
あっ、携帯電話返してくださいよ。」って言った。
「部長すいません祖父が、危篤なので、しばらく休暇お願いします。
落ち着いたならば、または連絡します。
はい、現在は、岩手県です。」って嘘っぱち電話しました。
「悟。
お主は、超極悪よのお。」ってふたりで笑った。
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