学校帰りにいつも吠えてくるデカい犬がいる。俺は試しにその犬に(お前は俺に服従する)と強く念じたら、犬は大人しくなり腹を出した。俺は他にもやってみた。俺はこの能力を理解した。目を見て念じたらその通りになり、目を見ないでやったら何も起こらない事に…次の日虐めっ子達に(お前らは俺をもう虐めない)と掛けたら虐めなくなった。それから俺はこの能力をよく使った。母親から小遣いを貰ったり、兄貴からおかずをもらったりとこの能力はかなり便利だった。だがこの能力には限りがある事に気がついた。1日に出来る回数は5回、それ以上やると左目に激痛が走り暫く見えなくなり、とてつもない疲労感に襲われるのだ。それからは注意して使った。ある日時ふと(自分にやったらどうなるのかな)と思った。家に帰ってから鏡で(宿題は簡単に出来る)と念じてから宿題をやってみたら苦手な算数もすらすらと解けた。この能力は掛けたら俺が解くまで永久的に続く事も分かった。ただこの左目は色がない世界なので、使わない時は眼帯をしていないと非常に疲れた。
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