新学期が始まると席替えがあった。席はくじ引きで決まる。俺は前と同じ所だった。入れ替わりで女子の番になった。俺は麻耶に同じ所を引く様にと念じてみた。そして新たな能力に気がついた。箱の中の見えない物でも強く念じると、その人がそれを取るとゆう事に。また麻耶と隣り同士になった。「また宜しくね」と言ったので「宜しく」と答えた。家に帰ってから麻耶にこの新能力を話すと「ホントに?」と言ったので、ノートに番号を書いて破って折り、俺が言った番号を麻耶が取るか試したら、見事に言った番号を取った。「凄いね」と麻耶は言った。その後麻耶は「そんなに力使って目は大丈夫なの?」「ここ暫く使ってなかったから大丈夫だよ」と言って安心させた。それからふた月能力を使わないでいて、とある日の保健室の掃除の時に先生に「視力検査してみたい」と言って検査をしてみたら1、0だった左目が1、5まで回復していた。その事を麻耶に言うと自分の事の様に喜んで「使わなければ回復するんだね…よかった」 と言った。
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