(なんだ、これ、ホントかよ?)
半信半疑でその文字を見つめたが、これ以上文字は、浮かび上がってこない。
クロファール セリオン シーバーって何語なんだろう?でも本当に風を起こせるのだろうか?カーテンで試してみるか、まず額に意識を集中して、気を集めて、クロファールセリオンシーバー、、、、。何も起きない。カーテンは、微動だにしない。もう一度、クロファールセリオンシーバ、、、やはりカーテンは動かない。
(動かないな、、集中力が足りないのか、オレには、やっぱりムリなのかな。)
もう一度やって見たが無駄だった。
(フ~、もういい辞めよう。)
とにかく諦めた。
(下に降りて何か飲もう。)
階段を降りて台所に行った。ピンポ~ンッとチャイムがなり
「デーマイ、イーツですっ」
男の人の声がした。姉の英子が
「は~い、今出ま~す。」っと言って玄関に向かった。
「きたきた♪」妹の涼子も嬉しそうに玄関に向かった。
「〇〇バーガーお届けに来ました。」
(二人でハンバーガー頼んだのか。いいな~。)
ふと玄関の方をみると二人の後ろ姿が見えた。妹の涼子は、ワンピのスカート、姉の英子は、フレアスカート 紙袋を受け取っている。
(さっきの呪文でも、試してみるか。)
冗談半分に額に意識を集中し二人のスカートを凝視しながら、さっきの呪文を唱えてみた。
クロファール セリオン シーバー
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