「ただいまっ。」
「おかえり、」母親の声がした。
「もうすぐご飯だから」
「うん、わかった。」そう言って2階の自分の部屋についた。
(フウ、なんか疲れたな。なんだか喉が渇いたな。取り敢えず下に行って何か飲もう。)
下に行って冷蔵庫を開けた時、桃のジュースが目に入った。
ラッキーっと思いコップに波波とついでゴクゴクと飲んだ。甘くて冷たくて、生き返るよう、
「あんまり飲まないでよ。」と姉の声がした。流れるような黒い髪の大学4年の端正な顔立ちで近所でも影で美人って噂が立っっている。スポーツもできて、いい大学に通っていて秀才タイプの美人である
「わかったよう。」
すると
「ただいま~」っと高校の制服が似合う、短めのスカートにポニーテールの可愛い妹が塾から帰ってきた。高校2年の最近生意気盛りである。
「私もジュース飲む!」というなり僕のコップを取り上げてゴクゴクと一気に飲み干した。
(まだ、半分しか飲んでなかったのに、クソウ、。)
ジュースを注ごうとするとまた姉が、
「ちょっと、あんまり飲まないでよ!」
ちょっとしかグラスに注げなかった。トホホ、
少しだけジュースを飲んで2階に上がった。
(そうだ、あの不思議な本?見てみよう。)
バッグから本を取り出した。やはりズシリと思い。本を調べて見たがやはりどこを見ても何も書いて無い。
(あれは、やっぱり目の錯覚だったのか?)
本をじっくり眺めてみたが、やはり何も書かれて無い。本を机に置きっぱなしにして、テレビを見た。
そしてその夜は、いつものように何事もなく過ぎていった。
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